近い時期に活動し始めた英語圏のSFライターも、兼業者はおおむねやめてしまう。
たとえば、カナダのAidan Moherは2007年からSF&ファンタジー小説の書評を書き、ブログA Dribble of Inkでヒューゴー賞ファンジン部門を獲りました。
しかしその後、Moherは小説関係は単価が安すぎるためゲーム関係にのみライティングの守備範囲をしぼると公言します。
彼は昨年、日本のRPGについての単著を出しました。
https://aidanmoher.com/bibliography/
英国の医療ライターNiall Harrisonは、2000年代からSF・ファンタジー評論家として活動し、2010-2017年には国際SFF誌Strange Horizonsの編集長を務めましたが、その後、文芸活動を休止しました。
しかし今年5年ぶりにノンフィクションの書評を寄稿し、英国のSFイベントでもゲストをやるようなので復活するのかも。