シーラン・ジェイ・ジャオ『鋼鉄紅女』(中原尚哉訳、ハヤカワ文庫SF)を読みました。出版社からの頂き物です。
選ばれし男女たちが変形する巨大ロボット霊蛹機に乗り組み、人類の敵である機械生命体〈渾沌〉と戦い続ける……とロボットものの王道と思いきや、歴史や現代やポップカルチャーが多重に投影され参照されたアクションアドベンチャーでした。
主人公の女性「武則天」が世の常識や偽りを暴き、破壊していくさまが痛快です。男性はメインパイロット、女性はそのエネルギータンクのように使い捨てられていく仕組みは本当にしかたがないことなのか。当代最強の戦士ながら重罪人でもある〈鉄魔〉李世民は、いかにしてそのような立場に追いこまれ、酒で操られるようになったのか。
地方や辺境を、女性や少数民族を犠牲にする社会に決然と反抗する物語ですが、ときどき笑えるシーンもあります。連携力を上げるためにアイスダンスを踊る修行をさせられているのに笑いました。味方の博士みたいなポジションの人も出てくるし。
カナダ人作家である著者は『ダーリン・イン・ザ・フランキス』からインスピレーションを受けたそうですが、少し前のオタクが少し前のオタク向けに紹介すると、操縦法は『パシフィック・リム』で『創聖のアクエリオン』+『マクロスF』な感じ。 #鋼鉄紅女 感想1/2
ISRO will be livestreaming the Chandrayaan-3 Mission’s attempt at soft-landing on the moon in 70 minutes, live at 12:50BST, here: https://www.youtube.com/watch?v=DLA_64yz8Ss
右も左もない「読書バリアフリー」 芥川賞 の市川沙央さんが本紙に寄稿║産経ニュース
https://www.sankei.com/article/20230823-XQXVKSUJ7VIVXAKVGIHLPHTFXA/
マンガを長時間読んでも疲れない? 手の届く価格まで降りてきた 「カラーE Inkデバイス」最新機の実力║CREA
https://crea.bunshun.jp/articles/-/43622
ビックリマンの新作アニメ「ビックリメン」は、ビックリマンシールが現金以上に価値を持った世界でコレクター同士の抗争に巻き込まれるというストーリーらしい。すごい批評的だ。
https://anime-bikkuri-men.jp/
大阪SFアンソロジー: #OSAKA2045
京都SFアンソロジー: #ここに浮かぶ景色
本日より大阪・京都の書店での先行発売が開始されます!
取り扱い書店はこちら
《大阪》
犬と街灯
toibooks
MARUZEN&ジュンク堂書店 梅田店
紀伊国屋書店 グランフロント大阪店
《京都》
CAVA BOOKS
誠光社
レティシア書房
私も先行予約&献本をいただきました!!
「SFマガジン」10月号、飛浩隆さんの掲載作が連載ではなく、その1パートではあるが独立した新作中篇と知って驚きました。〈廃園の天使〉シリーズですよ。
※リンク先Twitter(X)
https://twitter.com/Anna_Kaski/status/1692180900896018463?s=20
SNSから離れた言葉をインターネットの、どこで、どうやって放っていくかってずっと考えてる。Scrapboxがいいなと思うのは①いいねもシェアもない。報酬系から一切切り離されてる。②文章という完成系で見せなくてもいいこと。
特に②は今後ますます重要になってくるかも。文章を書いて確定させる作業は大事なのだけれど、AIなどのツールの影響で、コンテンツ供給過多に歯止めがきかなくなるはずで、そんなときにきれいに文章整形してる間に、どんどん世の中が変化していってしまう。世の中の変化や、新しく得たインプットによって、自分の信念体系がホーリスティックに変わっていくあり方をScrapboxは許容していてとてもいい。
昨日、千葉で本屋lighthouseさんに寄って購入した大森信『エビとカニの博物誌 世界の切手になった甲殻類』(築地書館、2021)をひとまず切手の写真だけ眺め終えました。水産学博士が甲殻亜門の各科を淡々と紹介し続ける文章に、1960~2000年ごろに発行された切手の写真が添えられています。フルカラー。
ナンキョクオキアミを食べるアデリーペンギンの切手や、エビのパエリアの切手も載っていました。
Twitter(X)について長めの記事を書いた背景に関して。
自分は、長年にわたりイノベーションを起こそうと挑戦する企業や開発者を応援するスタンスで記事を書いてきました。
そうしたテック企業の記事を書く時には、打ち出す施策のビジネス上、技術上の合理性や革新性を考え「こんな狙いがある」「こんな挑戦をしている」「ここに新規性があり要注目だ」といった分析をします。
ところが今のTwitter(X)は合理性では理解できません。幹部の発言も鵜呑みにはできない。社会を豊かにするイノベーションを起こそうとしている会社では、ありません。
今のTwitter(X)は、突然のAPI制限、迷惑な光る看板、極右を優遇し収益配分、ヘイト監視団体をスラップ訴訟と、反社会性をもはや隠さなくなりました。同社のいう「言論の自由」はヘイトスピーチの自由のことです(詳しくは記事に書きました)。
今のTwitter(X)を見るときには、合理性や革新性ではなく、むしろその非合理性、反社会性にこそ注目するべきです。それが今回記事を書く上での思いでした。
ITジャーナリストの星暁雄です。
最近のTwitter(X)が打ち出す施策の非合理性、反社会性に注目した記事を書きました。よかったら見てください(↓記事へのリンクは下記)。
https://fedibird.com/@AkioHoshi/110908577665795741
そして、もしよろしければ新アカウントのフォローをお願いいたします。日々、こちらで投稿しています。
https://fedibird.com/@AkioHoshi [参照]
美術館とはどのような場か、書いてあるなあ
https://www.zenbi.jp/data_list.php?g=4&d=3
日中はDIC川村記念美術館に初訪問していました。ずっと気にはなっていたけど遠いので。風光明媚の四文字にふさわしい庭園部分と、広い室内に並ぶ名画の数々に満足しました。
コレクション展でルネ・マグリットやマン・レイ、マックス・エルンストが観られましたし、ロスコ・ルームや木漏れ日の部屋で見る大判画は格別でした。
https://kawamura-museum.dic.co.jp/architecture/gallery200/
庭園へ到着したら即スーッと白鳥が2羽、池を横切ってきて、あまりにゴージャスな出迎えでした(写真2枚目)
おすすめです。ぜひ晴れた日に。
SF読者、1965年生まれ
http://in-our-block.cocolog-nifty.com/koushin/