ホリー・ジャクソン著/服部京子訳のミステリGood Girl シリーズの最新刊『卒業生には向かない真実』を読んで、中盤で慄いている。
すごい話になった。
懸念されていた「顔認識による黒人女性の不当逮捕」が本当に起きてしまった。
https://www.nytimes.com/2023/08/06/business/facial-recognition-false-arrest.html
2022年2月、妊娠8カ月だったポーチャ・ウッドラフさんは、強盗とカージャックの容疑者としてデトロイト市警に拘束された。
「留置場で陣痛に襲われた。背中に鋭い痛みが走った。たぶんパニック発作だったと思う」「コンクリートのベンチに座っているのが苦痛だった」。その晩10万ドルの保釈金で釈放された後に病院に直行。脱水症状と診断され2袋の点滴を受けた。
デトロイト市警では、顔認識による濡れ衣の告発は今回で6人目。ウッドラフさんは最初の女性。6人全員が黒人である。デトロイト市警は、顔認識技術に基づく不当逮捕で3件の訴訟に直面している。
補足:
顔認識は不完全な技術だ。米国で使われている顔認識技術は白人より黒人男性の認識が苦手で、黒人女性の認識はさらに苦手だ。米国の複数の都市では警察が顔認識技術を用いることを禁止している。下記記事を参照。
https://www.itmedia.co.jp/business/articles/2006/17/news017.html
【お知らせ】
8/7のNHKニュース「おはよう日本」7時台で、本のフェアトレードが取り上げられます。合わせて認証第一号の『翻訳クィアSFアンソロジー 結晶するプリズム』も取材して頂きました。ニュースには編集部から井上彼方さんが登場致します。どうぞ宜しくお願い致します!(災害、事件、事故等により内容は変更になることがあります)
https://www.nhk.jp/p/ohayou/ts/QLP4RZ8ZY3/episode/te/M6ZVVNJL4N/
ちいさなあおいとらっくのリトルブルーシリーズ2巻目が書店に並び始めているようです。同シリーズは今年5冊刊行の予定ですが、なかでも2巻目はすごく苦労して(工夫して)訳したので、お手に取っていただけるとうれしいです!
『リトルブルーまちへいく』
アリス・シャートル 文
ジル・マケルマリー 絵
吉田育未 訳
出版ワークス
https://spn-works.com/book/little-blue-truck-2/
ストリートファイター6ってゲームの映像。バリアフリーのために音声だけでも遊べるようにしているのだそう。これはその世界大会で全盲の人が見事勝利を収めた瞬間らしい。紙の本しか出さない日本の出版業界よりも、Eスポーツ界の方がまだバリアフリー意識が高いのかもしれない。
https://twitter.com/HiFightTH/status/1687580469934882816?s=20
海外TRPG事情で話題に上がってたザ・ループTRPGを買ってしまった。シモン・ストーレンハーグの世界観をもとにしている北欧産のジュブナイルTRPGで、戦闘システムがないというのにひかれて購入。北欧はナラティブを重視するTRPGがめちゃくちゃ流行っているらしい
https://amzn.to/3Omznn9
This week, a cargo spacecraft loaded with science and snacks arrived at the @Space_Station, Moon rocket hardware is on the move for #Artemis, and our Psyche spacecraft tested its "wings" for launch.
Need more space? Download the NASA app: http://nasa.gov/nasaapp
[Video embedded in original tweet]
#NASA
普段は基本Twitterのリンクを貼らないんだけど。『映像研』の作者の長文ツイート。https://twitter.com/dennou319/status/1684619643099684864?s=46
さなコン(日本SF作家クラブの小さな小説・マンガコンテスト)は、賞金等は無いイベントですが、かなりの作品に対して、作家のみなさんのコメントがもらえます。そういうフィードバック、たいへん魅力的だと思います
https://sfwj.fanbox.cc/tags/さなコン #Scicon2023
世間の人、ちょっとフーコーのパノプティコンを誤解してると思う。その流れで、たとえば「ツイッターはみんなを監視するパノプティコン」とか言ったりする。でもそれは違う。まずパノプティコンは全員を常時監視するシステムではないし、フーコーが言いたかったのは誰もが監視される社会の問題点ではない。あの話の焦点は自己規制・自己監視で、しかもそれを「主体性」だと考えてしまうことのほうだ。
まず、フーコーが想定していたのはネットとかコンピューターとかがない時代だ。そういう時代に、人に規則きっちりと守らせるために、社会は何を発明したか。
たとえば、独房に大量の囚人がいて、「囚人は寝るとき以外は立っていなければならない」という規則がある。どう守らせるのか。全ての独房に看守を一人づつ張り付けるのは一つの手だ。だが、これだと人件費が高過ぎて実用にならない。
全ての部屋に小型のビデオカメラを取り付けるというようなことも考えられる。だが、これも解決にはならない。なぜなら、やはり常時モニタ―を見ている人が必要になるからだ。徹底的にやるなら囚人と同じ数の監視員が要る。人件費で破綻する。
表紙を受け取り、「天下、獲れちまうな……2」になっております。
QT: https://fedibird.com/@abe_dragonslay/110740962145547218 [参照]
URLを間違えました。正しくは以下のとおりです。
kindle
https://amazon.co.jp/dp/B0CDLW8MXD/
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https://kobo.com/jp/ja/ebook/41LBQgXlHj2dNWWV9sdbug
よろしくお願いします!
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QT: https://fedibird.com/@abe_dragonslay/110831471595171984 [参照]
【宣伝】
第14回創元SF短編賞受賞作、阿部登龍「竜と沈黙する銀河」単体電子版の予約が開始しました。
見所はなんといっても鈴木康士さんによるカラー表紙です。
見て見て見て!
超格好良いでしょ!
おれのドラゴンが優勝!
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http://www.tsogen.co.jp/np/isbn/9784488031176
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SF読者、1965年生まれ
http://in-our-block.cocolog-nifty.com/koushin/