図書館に行ったらこんな本があったので読んでみた。
『東日本大震災 緊急対策本部の90日』
https://shop.gyosei.jp/products/detail/8303
特に関心を持った点
東日本大震災の際は、震災発生後三日時点で防災大臣からの提言もあり予備費使用を閣議決定した。
閣議決定の理由は、被害が<災害救助法の根底にある地方自治体の自助努力では対応し難い例外的状況となっているため>
→この法律上の「地方自治体の自助努力」(都道府県知事等の努力義務)を根拠に、72時間は各自治体の備蓄でやりくりするべきなどの「自己責任論」が流布されており、国会議員もそのような考え方の者が多いのではないかと思う。でも報道によると輪島市の備蓄は一日で底をついていた。被災者を飢えさせないためにも、地方自治体(石川県)から国に支援をもっと強く訴えかけるべきだと思う。県と永田町の連携が取れているのか心配になる。
しかし閣議決定って本来こういう早急に必要な事柄のためにするべきものだよね…。
ボランティアが炊き出しのカレーを食べる云々
なんかTwitterでは被災地を訪れた山本太郎が炊き出しのカレーを食べたことが批判の的になっているらしく、そういう批判をする人って支援活動をしたことないだろうなって感じだ。現実的に想像してほしいのだが、炊き出し現場にボランティアが来て被災者が「一緒にどうぞ」というのを頑なに断ったら、普通に気まずくなって終わりだろう。なぜこれが「立派な考えの人だわ」ではなく気まずい感じになるのかを考えると、ボランティアが炊き出しを食べることの意味って意外と深いなと思ったので覚え書き。
まず被災地のような物資不足が懸念される場所に行く場合、腹が減って活動できないようじゃ本末転倒なので自分の食料など持っていくのは当然だろう。また、ボランティアに来てやったんだから支援してもらう側が衣食住を提供すべきなんて態度は(もし実際にいるなら)きっぱり断り、批判するべきだ。
けど、炊き出しが行われるような状況で「被災者の一食を奪わないために勧められても断る」ことに意味があるだろうか。むしろ否定的な効果しかないように思う。→続く
秋田県で非正規公務員として働く「Kさん」が、更新年限の廃止を求めて署名活動をされています。
「多くの非正規公務員は、3年ごとの雇い止めにおびえながら働いています。現職として働いている人も含めた公募は、当事者に与える精神的抑圧が大きく、こうした状況は更新の可否をちらつかせた制度的ハラスメントと言わざるをえません。」
リンク先、非正規公務員の問題について詳しくまとめられているので関心のある方はご一読を。
能登半島地震の状況が分かる3Dマップを作成してくれた会社があるのだけれど、半島を囲うように道路が土砂崩れでブチブチと分断されている状況がひどい…。これは救助も復旧作業も時間がかかるわけだ。
なぜこんな状況に…と思うと同時に、呑気に関係ないテレビ出演や新年会に参加している総理に怒りが湧く。
https://ion.cesium.com/stories/viewer/?id=a4bbf02c-dd2e-4a16-9556-6543ace0b96d
なんだとー!
原発関係はなんでいつもこうやって小出しにしてあとでちびちび出してくるんだ!
本当にしみったれて卑怯だな!
「能登半島地震をめぐり、北陸電力は5日、志賀原発(石川県)の2号機で外部電源を受けるために必要な変圧器から漏れた油の量について、当初発表の5倍超にあたる約1万9800リットルと訂正した。」
https://www.asahi.com/articles/ASS156GB1S15ULBH00D.html?ref=tw_asahi
記録しておこう。
大震災の初動遅れを取り戻すべく政府はフル回転のはず——と思い込んでいたが、1/4の首相動静は……
首相の会議出席は20分(防災関連)、27分(災害対策本部)、15分(防災関連)。
午後7時31分から93分は、BSフジ報道番組出演のために費やされる。重要度が違う訳か……
洋画洋楽/読書/フェミニズム/LGBTQ/トランス・ノンバイナリー差別に反対します
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