バーベンハイマー以降、あくまでわたしのインターネットの観測範囲での変化だが、原爆についてアメリカ非難の論調をよく目にするようになった印象がある。
どっぷりひたりきった歴史修正主義はもちろんのこと、それが蔓延する以前から無視をきめこんできた植民地支配、戦時中の残虐行為もろもろの責任を取ってからでないと被害者意識の発露でしかないだろう。しかもときには国内の日本国籍の被爆者ですら無視した論調ときている(それ以外となるとお察しだ)。
悲惨さの喧伝のみに頼っていては原爆神話の解体は難しかろう。
リップガーディアン、色名に惑星の名前を使っているので「世代的にセーラームーンを連想するなあ」とは思っていたが、新作のキャッチコピーが「唇から転生する」でこれはもはやこれは。
https://elizabeth.jp/brand/lipguardian/
あとリップアーマーの方も「伝説のスミレムーン」とか出すそうだし……。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000887.000002194.html
先日、珠洲市に視察に来た総務省の人間に市民が避難生活の過酷さを訴えようとしたら市長が邪魔したという話を目にしたが、深刻極まりない。この記事が伝えてることも実態のごくごく一部でしかないんだろう。
https://smart-flash.jp/sociopolitics/299425/1/1/
虎に翼。直接なにかしたわけでもないのに、と憤懣やる方なしといった入倉への「でも踏みとどまってるじゃない」に「さすが家裁出身らしくお優しくていらっしゃる」という嫌味が出た。「権利とか平等を語れるのは学か余裕のある人間だけ」もだいぶ一面的。マジョリティを甘やかさなくてもいいだろうに。
関東大震災での虐殺に触れる、しかもデマと差別が発端でと明言する。いまも続く在日コリアンへの差別(司法からのバイアスと結婚差別)を描いており、このドラマが「話にならんレベル」でないことはわかった。とはいえ植民地支配の罪に触れなかったのはなんでなんだろうね。
星の苦しみも、描くのはいいにしても戦争責任を個人の感情に収斂させてる。寅子のモデル三淵嘉子の関わった原爆訴訟をやるなら、国の責任を問うというのをやるかもしれない。
LINEマンガのほうのオーフェンの感想書いた。7月中に投稿するという目標が達成できてよかった。毎度のことながら、Twitterで書き散らした感想まとめるのになんでこんなに時間とエネルギー取られるんだろう。
今回は、出てもいないサルアについて延々しゃべりたくる予定が、内容があまりにもマズすぎるのでそんな呑気なことをしている場合ではなくなった。
https://kisada.hateblo.jp/entry/linemanga29_33
すべての差別に反対します(しかし、いったいどうやって?)。