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秋葉原書泉に十数年ぶりに行って買ってきた本がこれ。書泉さん、同人誌委託はいつ頃始めたのですかねー。引用文献に農業技術研究所報告があるぞ!絶対面白いに決まってる。

秋葉原書泉の感想としては、本屋でしかできない体験として作家さん生原稿があちこち吊るされ、グッズも充実。一方レジは完全自動化。本屋の経営の未来を見る気がしました。

おばさんもう恥ずかしくて、かわいいコスプレ女子も訪れる漫画コーナーとか長逗留できなくなってる。鉄コーナーとミリオタコーナーでホッとしていていいのかと思うが高齢者と地味な若者しかいなくて落ち着くんですよ。

おや、英語圏ファンタジー創作サイトRoyal roadの閲覧アプリが出ている。ジャンル名にisekaiとかあって面白いぞ。

同じく創作サイトとしては、より大手のwattpadがあり、ノンジャンル好きの私はどちらかというとそっちを読みに行くことが多いのですが、日本の電書読みでポップな、馴染みやすいものを求めている人にはこっちの方がとっつきやすいかも。「転生したらニワトリだった件」みたいなのもある。

Wattpadは恋愛ものが主流かなー。

apps.apple.com/jp/app/royal-ro

 

描いてみた、やはりわからない。

錬金術師ペドロ父さんの出自は数学の先生。専門知識を持ったコスモポリタンであり敬虔なカトリック。二次大戦中に日本軍に包囲された中でも、香港からの避難民の子女が英語教育を受けられるよう奔走した人でもある。小国の生き残りは一筋縄ではいかない。 

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まだ色々楽しいところもあるえっくすったー、またプライバシーポリシー改定するっていうからふむふむ読んであげようとしたらこの画面ですよ。なんか散ってるので拭きたい。

中学生が誰かに怒られて自暴自棄になった時に描く落書きのようだ。普通の人がネットを介して繋がりを感じたり、自分の価値が高められるというような幻想はまるでなくなってしまった。ただただ口論と殺伐とした「真実」のぶつけ合いを指向する世界観。これについていける羊はそうはいないだろう。

イーロンは回線切って火星で休暇とった方が幸せに暮らせるのでは。

(笑)いしい商店 ROCAエピソード集「花の雨が降る」
ishii-shoten.com/honnmaru/roca
ROCAからしか摂取できない栄養素が必要なファンに向けての追加エピソード集。ファドを聴きながらどうぞ。   

賭博師たち バロン吉元(朝日新聞出版) 
publications.asahi.com/ecs/det
某農〇省の三省堂の漫画セレクションは昭和グランジに激しくチューンされており、虹色のトロツキーや諸星大二郎、バロン吉元等の漫画に即座に出会える今時貴重な素敵プレース。顧客層の趣味か担当者の趣味か、その両方か。

バロン先生、言うまでもないことですがめちゃめちゃ絵うまいな……。

塩とコインと元カノと /Sadow life
ヒロミ・ゴトー【作】アン・ズー【画】ニキ リンコ【訳】生活書院
seikatsushoin.com/books/salt-c
76歳の日系カナダ人女性が主人公、というだけで多分本邦翻訳唯一無二の漫画では。美人でも聖人君子でも若くもない主人公が死神と戦う姿には中年の心を揺さぶるものがありました。

内容は徹底して地味で、丁寧な生活漫画なんですよ。カナダの市民プールの構造って日本とあまり変わらないんだなとか、読んでいるうちに欧米社会であることを忘れそうになるので、ふと主人公がギリシャ神話を引用すると「あれ?」ととってつけたような違和感が走り(普通の日本人高齢女性はまずしない)、そういえばこの人カナダ人だった、と思い直したり。似ているところ、違うところ、比べるのもまた楽しみのひとつ。

死がテーマではありますが、強い悪意やわざとらしい感情の吐露などはなく基本、いい人しか出てきません。表現力の過剰な漫画に疲れて毛色の違うものを読みたい方々にお勧めします。午後のコーヒーのおともにどうぞ。

台湾系カナダ人マイジさんの、 カードゲームが先日届きました。美しいカラーペンアートで54枚のイラストが楽しめます。王朝ものの単行本の表紙とか描いて欲しい……。雰囲気がすごく好み。 thegamecrafter.com/games/genji

ヤマアジサイ「海峡」済州島由来の株とのこと。購入時は美しい濃青でしたが、うちの環境だとピンクになってしまいます。まあ、これはこれで。

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ネタバレ 

ベアウルフ 書誌情報 a.co/0ntl9Jq
初代王赤毛のカールは自らの治世の終わりを悟り、廷臣たちを集め弔いの準備をさせるのであった。その後彼はティーンエイジャーの島へと渡り、ジョブスキルを得るまでの数年間を食料品店の袋詰め係として過ごしたとされる。

巨人グレンデルの闇の魔術、彼の指に触れられた者は、目は濁り唇は捩れて、口をつくのは政治の話ばかりの大人になってしまうのだ!(ああ恐ろしい)

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Weinersmith & Boulet “Bea Wolf” 我が名はベアウルフ、義によって助太刀いたす!
古英語の叙事詩ベオウルフの子供向けコミカライズ……、ってこれ可愛すぎる。ストーリーも絵も最高におかしくて面白い。

赤毛の孤児カール王の黄金と王冠を引き継ぐ、樹上宮殿の建築者、緑のパンツの賢きロジャー王は悲嘆の極みにあった。邪悪なる巨人グレンデルが館を襲い、彼の臣下たちを暗き目のティーンエイジャー、インターネット上で争う大人たちに変えてしまったのだ。館は綺麗に清掃され、教育的なゲームのみが時間を決めて許され、廷臣たちと戯れようにも親たちの24時間監視と高額なサマーキャンプしか選べないのだ!

残された忠臣ウェンディの下に、川向こうから古の盟約により現れた救国の戦士たち。
おお、情けなしや王よ、今こそ再び立て、我が名はベアウルフ!

残念ながら日本語版はありませんが、絵だけ眺めても内容がわかるので、パロディもの大好きなオタクは損させないよ、全年齢向け。

有田正規「学術出版の来た道」なんで今まで購読していた雑誌が切られるの!こんな基本雑誌も勤務先は購読してないの!と怒ってばかりいる研究者だったので読んでシュンとする本。Publish or perishの言葉に踊らされて吸い上げられる我々乙!…‥というわけでもなく、大量のデータベースを誰が維持していくべきかというところにふと立ち返ると、出版社が必ずしも巨悪というわけでもなく、意外と歴史が浅い査読システムの話とか、知らないことがいろいろありました。私のような若輩者だけでなく、他人の評価をせざるを得なくなった偉い人クラスにふと立ちどまって手に取っていただきたい良書です。

朱野帰子「急な『売れ』に備える作家のためのサバイバル読本」同人誌(技術書典で購入可能) 作家さんに限らず、急に分野に光が当たってこれまでコツコツやっていた個人主義の研究者に突然莫大なプロジェクト費が舞い込んだ時も同じような危機がある。

私のような3流どころは、「売れ」がきて奔流に振り回されている人にさらに振り回される役どころなので(そして実際、選択と集中という総合科学技術会議の方針というのは奔流を助長する)、お金が入って好きな研究ができるどころか年々気難しくなるベテラン先輩研究者たちに実際何が起こっていたのか想像するために本書は大変有意義でした。やっぱり実際助けを求めていたんだろうなあ、それを側で見続けるのも、彼らが引っ張ってきたお金に依存せざるを得ないのものも大変なストレスでしたが。

モンスター化する自分にリセットをかけ、もう一度書くことを好きになろうと走り始めた著者さんを応援したいです。同世代ですし。

山菜のコシアブラはじめて食べてみました。なんだこれ大変美味しい……。アク抜き不要で30秒塩水で茹でて胡麻ドレかけて食べた、ほろ苦くて高貴な味する。

汀こるもの「五位鷺の姫君、うるはしき男どもに憂いたまふ」
・女性向け風カバーとなろう系タイトルに騙されるが中年オタク向け
・田辺聖子や氷室冴子の平安パロディものとは明らかに違う作風、どう違うかというと主要人物のセリフが興奮してくると皆、押井版うる星のメガネになる
第1章読んでからしばらく放っていたけど、久しぶりに続きを読んだら面白かった。田辺・氷室の、くだけてはいるけれど正統派少女小説の流れを汲んだ雅やかさは全くなく、平安ナードの飲み会がわちゃわちゃ続くのです。
それもよかろう。

石原比伊呂「北朝の天皇」中央公論新社

南北朝時代といえば合戦に魔王後醍醐天皇、の裏番組、北朝の皆さん。それぞれくせ者ぞろいで無類に面白い。合戦はなくてひたすら飲み会、儀式、偉い人たちの仲良し仲違い、お供と高官のぼやきに満ちている。こういうのだい好き。

マンション暮らしと言えば、ミニ胡蝶蘭(ミニファレ)。最近は趣味の園芸でも推されてますね。ピンクは香りあり、2017購入。白は2021に近所の花屋で。購入した時の花が終わって数年間はこちらの様子を伺っており、慣れてくると毎年咲いてくれるようになりました。

豪華な贈答胡蝶蘭も素敵だけれど、自分で育てるなら、小さくて野趣のある物が好みです。

ボケ「黒潮」、早春の花があらかた落ちた後でまた新しい蕾が出てきました。

葉が展開してからも、こうやってポチポチダラダラ咲くので、桜や梅などとは違った楽しみがあります。

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