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茅野イリス さんがブースト

#Fediverse を調べています。

最新スキャン結果は、
github.com/ottoto2017/fedivers
に、
target20240222-1.csv
としてアップしています。

Fediverse の スキャンは、
/api/v1/instance/peers
で各domainと他サーバーとのつながりを調べるところから始めます。

今回は、全部で 85,568 局のdomain が得られます。

その中で、通信エラーを起こしているものを排除すると、46.281 局になります。半減。

得られた domain に対し、
/.well-known/nodeinfo
で一旦 nodeinfo をくれる url を貰って、そのurl で nodeinfo を貰います。

その結果、エラーではなく、まともに nodeinfo を返してくれた domain が 24,894 局でした。

この間、2回通信しますので、通信時にたまたまエラーになるケースもあり、スキャン結果が全部を網羅しているとは言い難いと思います。

#prattohome #更新

Blenderやクリスタと同等に生成AIもツールとして使われている。興味深い。

『海辺の学校、僕らの放課後』メイキング|司島積雲|pixivFANBOX
shijimasekiun.fanbox.cc/posts/

茅野イリス さんがブースト

ことばに できない おもいが ある
おもいの あてさきは わたし です

ロザムンド・ピルチャー著、中村妙子訳『ロザムンドおばさんの贈り物』

日常の中の、どこか心に残るお話を集めた、優しい気持ちになれる短編集。ピルチャーの小説はこれを含めて3冊が手元にある。1924年生まれ(今年が生誕100年なのね)の著者は、私がこの本と出会った頃には存命中だったけど、2019年に亡くなったとWikipediaで知った。

茅野イリス さんがブースト

きれはし

 日めくりの、めくり終えた日付のほう。

 白い紙切れのようにもみえる 鳥が一羽、
 防波堤に並ぶテトラポッドの茂みに おりてきた。
 港の外に、群れでもいるのかと
 目を凝らしてみたのだけれど、この夏は まばたきまで白くなって眩しい。
 光を吸うように、おおきく深呼吸しながら、体を伸ばす。

 重なって見えるよう、防波堤の高さに上げた両腕を水平に広げ、まあるく囲むようにしてみる。
 長い腕のなかには、海。抱えた港が、ひとりぶん ある。
 ちいさな港に聞こえる波の音は、砂浜を遡る ざざあんではなく、巨大な風呂桶の中でゆれる とぷん音が近い。
 港湾をかたち作るコンクリートの 伸ばした腕に似る湾曲は、
 ぬるい風を 大きくかかえ、
 高さでいえば、腹部よりもすこし上のあたりで、たっぷり、
 波打つ海水のゆれる その重さを抱いたまま 持ち堪え じっとしている。

 腕を回してつくった港湾の中に 船の航跡はなく、白い波頭も立たない。
「今年初めての猛暑日です」と、ラジオから流れる声がある。
 途端、白い紙が数枚 防波堤のあちら側で舞ってすぐ、わっと 散って、ここからは見えなくなった。それは
 鳥たちが、何かの拍子にテトラポッドを離れ、
 予想外の気流に巻かれたか、それとも 目標物が急に変更されたか で、
 コンクリート製の腕からこぼれ、みえないところへいったものだ。

 誰もいない港だった。
「すでに満席である」と、音声だけのアナウンサーが伝えていた。
 何が満席なのか 聞き逃したので、注意深く耳を傾けていたのだが、
「それでは次のニュース」と言ったきり、ラジオの音が止まってしまった。
 白い切れ端が一枚落ちてきて、もわっとした熱風に乗り、
 コンクリートの地面の上を 平らかに滑ってそのまま、みえなくなった。

 過去にしか待ち合わせがないのだ。買い物に出た姉も戻らない。
 きっと自販機も商店も見つからないのだろう。
 隣の漁港までは、あの岸壁の岩肌を伝っていかなくてはならない。
 夏の日差しは、まっすぐに落ちてきて、人の影までからりと灼くほどだった。
 着ている服は、白く発火した瞬間の色をとどめている。
 あまりに 偽りのない白だから、
 この空気や 時間の流れる模様まで、墨流しのように写し取って 着られそうだった。

 この先で 出来事と待ち合わせていない。
 ということは、
 ここは 日めくりの、めくり終えた ほうなのだ。

 乾いた蝉の声に 耳を預け 頭の中身だけ立てかけるようにしてみた。
 空気中に放たれた声は、ジージーと幾何学的に鳴き、肌へ うっすらと 赤い網目状の腫れが広がっていくのが見てわかる。 

 港を抱えていたのだっけ。そう思って、今度は浮かぶように 足を広げて伸ばし、この場の浮力へ身を預けるようにした。
 胸を上に向ける。
 白い服が 空の色を映し取って、徐々に液化していくのをみている。
 水を着た 仰向けのわたしは、水面から つま先だけ、ちょんと出してみる。
 私の本島から 少し離れたその、島とも呼べぬ先端から、白い紙切れが ぱっと舞い上がり、ミニュチュアの鳥のように舞う。
 紙の鳥は一度 水面をつついたあと、上昇気流を見つけたらしく、粒になるまで 高くなっていった。

 わたしという輪郭のそばでは、小さな波が立っていて、くすぐったい。
 皮膚の表面に接続された波打ち際を、くすぐるように上下しながら、伝わってくるものがある。
 遠い つま先の島や、水に揺蕩う髪の根もとにも、まんべんなく、ささやくように打ち寄せている。
 海溝や氷山とさえ 連結している。

「おおい。おおい」と、どこからか声がした。
 胸の辺りをみると、白い月が、空を映した水面にぽっかり浮かんでいる。
「おおい。おおい」と、なおも 顔がみえない声がこちらを呼んでいる。
 なのに、わたしは港湾の真ん中になっているから、徐々に目を閉じていってしまう。

 少しずつ、この島は沈んでいくだろう。
 湾には 鼻先を山頂にした、目を瞑るわたしの顔が最後に残る。
 顔一つを 水面に、お面のように浮かべている。

 辺りは夏に灼かれているけれど、わたしだけ、冷え冷えとして夏にはなれない。
 そこへは行けない。
 ゆらゆら 日めくりの、めくり終えた日付のほうに ちぎれている。

#Fiction #SFすこしふしぎ_ #創作 #旧作

ブラン城の近くにあった雑貨屋さん?がとても魅力的に見える。

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ブラム・ストーカーの『ドラキュラ』を読んでいるところなので、ドラキュラ城のモデルとなったブラン城をストリートビューで訪ねてみる。意外と平城というか、峻険な山に囲まれた陸の孤島、みたいな場所ではないのね。

子どもの頃から何度読み返したかしれない『若草物語』、数年おきに読み返してしまう『吸血鬼ハンターD』、急な出張先で読みたくなって現地の本屋で2冊目か3冊目を買った思い出がある『伊集院大介の私生活』とかあるけど、1冊だけ選ぶとすれば『知的生活の方法』かなあ(上下分冊だけど)。学生時代以来、何度繰り返し読んだかしれない。ボロボロになってしまって買い直した本は、さすがにこれを含めて10冊もない。

茅野イリス さんがブースト

わたしが かいて いるようで
いつも
だれかが かかせて くれるの

ChatGPTでファンタジー世界の架空言語を生成してみる。楽しい。

レディ・フォーテスキュー著、尾島恵子訳『プロヴァンスの青い空と海』

夫婦で南仏プロヴァンスにやってきた英国女性による、プロヴァンスでの暮らしを綴ったエッセイ。ほぼ100年前、日本だと昭和初期のプロヴァンスを舞台に、おせっかいだけど人情の厚い人たちと触れ合い、トラブルにまみれ、時にカルチャーショックを受けながらも楽しく過ごしていく。本来の人間の暮らしというものは、こういうのかもしれないな、と感じる。高校生の頃に夢中で読んで、ずいぶん久しぶりに読み返してみた。

"プロヴァンス人はこうして人生を楽しいものにしてしまう。"

よく見たら1階に歯医者さんがあった。

もしかしてと思ってストリートビューで調べたら、少なくとも10年前からあったようだ。私が気づかなかっただけか……

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哲学史入門Ⅰ 千葉 雅也(著/文) - NHK出版 | 版元ドットコム
hanmoto.com/bd/isbn/9784140887

そうそうたる執筆・編集陣。これは楽しみ。4月10日発売予定。

茅野イリス さんがブースト

久し振りの晴れ。三寒四温の今日この頃ではありますが、庭の梅の木が満開になっています。三大香木系とはまた違った、ふんわりとした甘い匂いも漂ってきて、少しほっとしますね。桜の花は好きだけど、まだ寒い今の時期の梅の花も好きですよ。

そんな訳で、過去から最近までの写真を探索して、色々な梅を纒めてみました。かなり種類がありますよね。個人的にはやっぱり薄紅の……それこそ桜色をした梅が好きです。白梅も紅梅も綺麗なんだけどね。蝋梅も好きなんですが、あれは梅の仲間じゃないんだよね。蝋梅はクスノキ目ロウバイ科ロウバイ属だけど、他の梅はバラ目バラ科サクラ属なのだそう。しれっと梅の仲間に加わりがち、それが蝋梅。まあ、咲く時期も時期なので、梅扱いでいいや(雑)。


#雑談 #植物 #梅

茅野イリス さんがブースト

 バンクシーが自分の作品の発表の場に公共を選ぶ理由としてバンクシーは「グラフィティは最も民主的な芸術」だとしている。美術館に展示されている絵は所有者にお金を払って一部の人しか鑑賞することができないし、その絵画をどのように扱うのかも所有者に委ねられる。一方で、グラフィティはだれもが鑑賞することができて、その地域の住民に受けいれられば残り、そうでなければそのまま消されるのでとても民主的と言うことだ。

 だからわたしは、バンクシー(が描いたかもわからない)絵を「見てくださいバンクシーです」って喜んでいる権力者よりも「バンクシーなんてただの落書きだろ。消せ!」って言っている人たちの方が正しくバンクシーの思想を理解していると思う。

茅野イリス さんがブースト

とほうもない ことを
かさねてきた けっか
いまが あるのですよ

"言葉は、賢者にとって計数機である。賢者は言葉を用いて計算しているにすぎない。ところが愚者は、言葉をむやみにありがたがる。"
――ホッブズ『リヴァイアサン』

カレーちゃん・からあげ著『面倒なことはChatGPTにやらせよう』

どこかで聞いたことがあるようなタイトルの、ChatGPTを使っているけど使いこなしたい人向け、ちょっと応用的な入門書の決定版。テキスト処理、画像処理からスライド資料作成、データのビジュアル化、データ分析、アプリ生成まで幅広く取り上げている。こんな使い方もできるのか、と感心。せっかく有償版のChatGPT Plusを契約してるのにあまり活用できてなかったので、こういう本は助かる。品薄になるほど人気があるのもわかる。

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Fedibird

様々な目的に使える、日本の汎用マストドンサーバーです。安定した利用環境と、多数の独自機能を提供しています。