『図説 科学史入門』
橋本毅彦著、ちくま新書 2016年11月発行
7つの科学分野における歴史を、当時の図版を解説しながら概観する本。これ1冊でひととおり見わたせるのは良いのだけど、いかんせん図が少なく、やや中途半端な印象を受けた。新書1冊に盛りこもうとすると、このあたりが限界なのかも。それはともかく、科学史をひもとくと、ごく最近(ほんの100~数百年前)まで、現代ではあたりまえの知識や概念が存在しなかったことに驚く。科学者ですら100年ちょっと前だと原子の存在を信じないとか。これだけ急激に知の体系が変化し、直観とはまるで異なる事実が積み重なると、科学と相容れない人が一定数出てしまうのも仕方ないのかも、と思ってしまう。
『世界文化小史』
H.G.ウェルズ著、角川文庫 1971年3月発行
この「小史」も「世界文化史大系」も国会図書館デジタルコレクションで複数の翻訳がタダで読めるのだけど、やはり手元に置いておきたいということで。ただしもう絶版になってるので古書で入手。宇宙の誕生から現代までの通史をビッグヒストリーとしてまとめた本が今も毎年のように出版されているのは、それだけ人気が高いジャンルなのだろう。原著は1922年発行で、大著「世界文化史大系」の後に書かれたのだけど、ダイジェスト版というわけではなく、より一般の人が一気に通して、興味を持って読めるように書かれている(とウェルズも前書きに記している)。ただ1970年代の文庫本なので活字が細かいのよね。もっとゆったりしたハードカバーで読みたいから、どこかが新装版とか出さないかなと思ってるけど、さすがに無理だろうなー。
何気なくGoogleマップを見ていて、ふとこれが目にとまって「メリーパークなくなっちゃったの!?」とびっくりしたが、リニューアルして無印が入るらしい。
https://www.muji.com/jp/ja/shop/046315/articles/info/1479226
なお、向かいには複合商業施設「Merry Garden」ができたらしい。
メリーガーデン https://merrygarden-chino.jp/
読書が捗らない本好き。フリーランスと無職の狭間。オカメインコとセキセイインコのお世話係。好きなもの:本、web小説、生成AI
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