【お知らせ】
SFレーベルKaguya booksより、短編集『我らは群れ』が電子書籍で刊行されました。
こちらではご報告ができていなかったのですが、昨年の秋に第3回かぐやSFコンテストで審査員特別賞を受賞しておりました。
『我らは群れ』はその副賞として刊行された短編集です。受賞作「叫び」と、「叫び」を気に入ってくださった方に楽しんでいただけるものをという基準で選んだ2作品が収録されています。
収録作品:
・馬の話「叫び」🐎
・蚕の話「飼育」🦋
・百舌鳥のはやにえの話「定点観測」🦗
いずれも人間以外の生き物(と人間)をめぐる小説です。井上彼方さんと堀川夢さんの連名による、愛ある解説と一緒にお楽しみください。
商品ページです。
https://books.kaguya-sf.com/books/far-together
発売日の記事です。
https://virtualgorillaplus.com/nobel/far-together/
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編集部の方に感謝すると同時に、自分の感じたことを勇気を出して直接送れたのもよかったのかな、などと思っています。
私は過去の失敗から、叩くことではなく対話することが目的ならば、相手が応答しにくい場所に自分の主張だけを放り投げるのはよい方法じゃないな、と考えるようになりました。
でもじゃあどうすればいいんだろう?の部分をみつけられずにいたのですが、こうして直接働きかけてみるというのは、ひとつの答えになるのかもしれません。
…などと思えるのも、相手が応じてくださったからこそ。本当にありがたいことです。文藝編集部、開かれた場なのだな、と感じました。
(「過去の失敗」というのは、とある作品の倫理的な問題点をSNSで一方的に批判した際のことです。批判の内容は妥当でも方法が暴力的で、あれは二度とやりたくない、そうならないためにはどうすればよいのだろうと、考え続けています)
(そういえばこちらでも少しごねていたな、と思い出したので、以下、Xからのクロスポストです)
『文藝 2024 夏号』の表紙の件、本日編集部より丁寧なお返事をいただきました。私の挙げた違和感ひとつひとつに対して言葉を尽くして意図を説明してくださり、すべてを理解できたわけではないものの、この企画が真摯かつ切実な思いをもって作られたことがわかり、わだかまりが解けました。
思いは同じはずの人同士がやり方の違いが原因で断絶する事例を、毎日のように目にしています。今回の件が私にとってそうならなかったのは、ご多忙のなか応答してくださった編集部の方のおかげです。丁寧で誠実なお返事を本当にありがとございました。企画はまもなく発売する電子版で拝読致します。
追記:内容が安心できるものであっただけに、これが現状個人宛のメールにとどまっており、同様の違和感をおぼえた方と内容を共有できない点が残念です。(というようなことを、お返事を書く際にお伝えするつもりです)
お話を書いたり、はやにえを探したりしています🦗🪱🦎 作品リスト▶︎ https://www.foriio.com/itokawa-noe