ちなみに私にとって今年最も関心がある知事選は、栃木県知事選です。
インバウンド命の自民系の福田富一が恥知らずにも6期目を目指して立候補する意向を表明していますが、コロナ禍が酷かった4年前に、コロナ対策を切に訴えていた新人候補を落選させ、福田を当選させた栃木県民ですから、多選批判にも耳貸さないでしょう。
フランスでは「人民戦線」がマス・メディアの妨害にも関わらず、大勝利。後は7月14日革命記念日を「待ってから」だが、まずは一安心と言える。
しかし、深刻なのはドーバーの向かいの英国である。
労働党「圧勝」とは言え、得票数は前回(党首コービン)より減らしている。つまり得票率の激減によって労働党は相対多数になったに過ぎない。
要するに、「労働党が勝った」というより「保守党が自壊した」のである。保守党は日本の自民党と同じく耐用年数が完全に過ぎた。
気になるのは、極右の「リフォームUK」が党首のファラージを始め、5議席を獲得したこと。
5議席といっても得票率は14,3%。議席数が少ないのは、完全小選挙区制であるため。
であるから、スターマー労働党政権が新自由主義政策を続ける限り(そうなる)、今回自由民主党が8から72議席に躍進したことが、次回「リフォーム」に起こる可能性はある。
極右が次回、70-100取れば、次々回は完全に政権を狙える位置となる。
また英国は事実上一院制であり、司法権の独立も大陸欧州や米国と比べて弱いため、万一「リフォーム」が政権に就くと「手が付けられない」。要するに維新が政権につくということ。
しかし、この安っぽいネーミング、日本に通じるものがあるな―。
とりあえず自分の住んでる市町村区の議会がどういう議員がいてどういう政党比率なのか調べてみると良いんじゃないかなあ(;´Д`)
その過程でいろいろな雑多な情報も入ってくるし、地元の環境が納得できたりできなかったりするでしょう。
もちろんそういう言論の反応はよりダイレクトに返ってくるけど、実効性も高いですよ。
「言論とはこういうものか」ということも頭ではなく「経験」でわかる。
国政や都道府県知事の選挙だけではなかなか身に付かないものなので、やってみて損はない。
国政や都道府県知事の選挙じゃなくて、市町村区議のレベルでの選挙をまともにやらんとどんならんのですよ(;´Д`)
言っちゃなんだけど市町村区議なら水原(自称暇空茜)でも当選しちゃうレベルなんですよこの国。
「次の参院選」「次の知事選」じゃないんですよ。
次の市町村区議選挙からカルトだのバカだのの当選をどうやって排除するか、を考えないと、マトモな都道府県知事や国政選挙なんて無理なんです。
どうです?
絶望的でしょ?(;´Д`)
イギリスでは労働党が勝利(ブレグジットはあったけど)、フランスでも左派連合が最大勢力になる(極右の懸念はずっとあるけど)一方、ニッポン島の首都では極右ファシストが安定の3選。この差よ。
石丸人気は新自由主義という言葉も概念も理解してない人の方が多いので、結局テキトーなことを言って、瞬間的にスカッとさせてくれるキャラクターが消費されてるだけですよね…。
麻薬のように、ストゼロを飲んで、毎日スカッとしながら、弱っていくようなもの。ひろゆきも維新もこういう麻薬系。
■安芸高田市長選、石丸前市長批判の新顔が当選 市政の刷新を訴え
https://www.asahi.com/articles/ASS7744F7S77PITB00RM.html
「石丸市政の転換を訴えた無所属新顔で元郵便局長の藤本悦志氏(51)が、無所属新顔で前市議の熊高昌三氏(70)、無所属新顔の赤津誠一郎氏(44)、諸派新顔の森谷公昭氏(68)を破り、初当選した。」
「市選管が発表した確定票は以下の通り。
藤本悦志氏=6746票▽熊高昌三氏=4541票▽赤津誠一郎氏=1216票▽森谷公昭氏=106票。」
これは「候補者が分裂して票が割れなかったら石丸支持が勝ってたかも」という票差じゃないですね。石丸市政からの転換と刷新を掲げた人が過半数の票を取っている。
安芸高田市民の多くは、「石丸市政からの決別」が「いま必要な新しい政治」だと判断したということ。
地元の人がチェックしていたことを、今回都知事選挙で石丸さんに投票した人はどのくらいチェックできていたのかな。
象徴的なのは、裏金2728万円をつくっていた萩生田都連会長の地元・八王子。
裏金自民に衝撃!東京都議補選「2勝6敗」の大惨敗…ステルス支援の都知事選勝利ふっ飛ぶ https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/money/357274
【都知事選】蓮舫氏“2位にもなれず” 日テレ出口調査
https://news.ntv.co.jp/category/society/5f1e71abe35c4d67ac08d17c4928a1c1
記事は読んでない。見出しに腹が立ちすぎて読む気にもならない。
「二位じゃダメなんですか?」という蓮舫氏の言葉が曲解され、彼女をバカにするミームにまで成長したのはひとえにマスコミの責任だ。それを反省するどころか完全に乗っかって、よくもこんな侮辱的な見出しを思い付くものだ。
蓮舫が女性だから?外国ルーツを持っているから?左派寄りだから?
これは彼女だけでなく、彼女に票を投じた人、小池都政を変えようと蓮舫を応援した人、一人スタンディングで声をあげた人、そのすべてをバカにする行為だ。
現代日本の全体主義における報道機関の役割を調べています。
https://hrmedia1994.hatenablog.com/