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 フランスでは「人民戦線」がマス・メディアの妨害にも関わらず、大勝利。後は7月14日革命記念日を「待ってから」だが、まずは一安心と言える。

 しかし、深刻なのはドーバーの向かいの英国である。
 労働党「圧勝」とは言え、得票数は前回(党首コービン)より減らしている。つまり得票率の激減によって労働党は相対多数になったに過ぎない。

 要するに、「労働党が勝った」というより「保守党が自壊した」のである。保守党は日本の自民党と同じく耐用年数が完全に過ぎた。

 気になるのは、極右の「リフォームUK」が党首のファラージを始め、5議席を獲得したこと。
 5議席といっても得票率は14,3%。議席数が少ないのは、完全小選挙区制であるため。

 であるから、スターマー労働党政権が新自由主義政策を続ける限り(そうなる)、今回自由民主党が8から72議席に躍進したことが、次回「リフォーム」に起こる可能性はある。 

極右が次回、70-100取れば、次々回は完全に政権を狙える位置となる。

また英国は事実上一院制であり、司法権の独立も大陸欧州や米国と比べて弱いため、万一「リフォーム」が政権に就くと「手が付けられない」。要するに維新が政権につくということ。

しかし、この安っぽいネーミング、日本に通じるものがあるな―。

 

>> 気になるのは、極右の「リフォームUK」が党首のファラージを始め、5議席を獲得したこと。
 5議席といっても得票率は14,3%。議席数が少ないのは、完全小選挙区制であるため。

その通りですね。今回、リフォームUKが議席を伸ばせなかったのは、英国の二大政党制を前提とした小選挙区制に助けられたため。死票がほとんどだったからです。

総得票では、74議席を獲得した自由民主党 を大きく上回っています(3,519,613 VS 4,106,661)。

もしも、極右/ファシスト政党への勢いが続き、リフォームUKがスマートな選挙戦略を仕掛けてきたなら、次回の総選挙ではかなりの脅威になることは間違いないでしょう。

ガーディアン紙の選挙結果をまとめたものを見てみるとよくわかると思います。

theguardian.com/politics/ng-in

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