オフィシャルYouTubeもあったね......。
https://www.youtube.com/watch?si=5fCf6aj6t_OfAQ_2&v=L3qyYZWxENE&feature=youtu.be
提案している支援策の内容はおいといて、いまこの社会には本を買って読むための余裕を失わされている者が多くいる、ということがわかっているのならその最たる原因を生じさせている政権担当者に対して一言二言文句は言ったのかね?ああん?という感想しか出てこない。わかってないんだろうけど。
貧困状態に押し込められている者、差別を受けている者、戦争や虐殺の最中にある者、そういった者らを支援する者......。そういう存在が見えていない/見るつもりもない以上、どんな支援も「いま特に不自由なく過ごせている者」にしか恩恵はないでしょう。
andymoriの歌詞をケアとかの観点から読み解きたい欲望が生じている。何十曲もコピーしていた学生の頃に感じていた、しかしその理由をうまく表現できなかったものを、いまなら説明できるような気がする。
幕張という立地&お店の規模だと店頭参加は10名が限度で、配信もよほどのことがなければ10人前後で平均している(20人超えたら多い)。ゲストにちゃんと謝礼と交通費全額を払うとすると、正直お店=私の取り分はほとんどなくなる。ゆえに、店頭参加者が本を買ってくれるのでそれを「利益」として、イベント自体の利益は出たらラッキーで考えている。そのあと文字起こし&編集作業を経てテキストデータの販売をするけども、こっちは数人買ってくれればいいくらい。時給換算したら数円になる。このような状態なので、UDトークのリアルタイム修正要員を雇うなんてことは当然できない。ゲスト1名で話し相手に私、というスタイルにしたら、これまた当然修正作業は不可能。
BT UDトークを本屋のイベントで使いたくても使えない理由のひとつが「登壇者がUDトークの音声認識機能を意識した喋り方をしない/熱中すると忘れてしまう」というものなんですよね。間投詞が多くても早口でもいいんだけど、誰かが話しているときに割り込んでしまうのだけはやめてほしくて、でもこれがいちばん難しかったりする。
本当なら音声認識で聴覚障害者と会話する場合、話す側が「これから話しますよ」って合図を出し、聴覚障害者がアプリを起動して話し手の方にスマホを向ける…という形より、話しかける方が自分のスマホで音声認識させて聴覚障害者に見せる方が無駄が無い。
https://twitter.com/koemoji2023/status/1764952804228300939
UDトーク開発者さんも「UDトークは話し手が使うもの」とよく言われてます。それはUDトーク以外の音声認識ツールも同じことかと。
音声認識はどうしても意味のある文が表示されるまでタイムラグがある。聴者同士が音声で会話する時のスピードには及ばない。
その数秒の遅れの間、イライラされたり、困った人の相手をさせられてるなーって雰囲気を出されると本当に焦る。
音声認識って、手話を覚えてもらったり文字を書く筆談してもらったり等と比べて、一般的な聴者に一番負担をかけない会話方法のはずなんだけど、それでもお店で、病院で、何らかの受付でイラつかれる事は多い。
待ってる間手持ち無沙汰だったら、文字を書くなり、デバイスを持ってたらそれで打ち込みするなり音声認識で文字化するなりしてくれても良いんですよーと言いたくなったりもする。
BT 本屋なのにPA機材がある、という謎の環境が役に立つときがきてよかったです٩( ᐛ )و
あと昨日は店主関口さんがイヤモニを用意してくれて、スナック社会科を始めて初めて「聴こえる!」という状態でやっていて、色々と難聴になってからのことがぐるぐる駆け巡り泣きそうになってました。店主の徹底的な合理的配慮に感謝。
難聴になって早々の頃に自治体の聴覚障害相談窓口に行って、私の難聴のタイプに合う高性能補聴器(ミキサー機能内蔵みたいなやつ)を借りた時に「!」ってなって興奮して自転車で走り回ったりしていたんだけど(風の音が聴こえるー!みたいな)、あの時を思い出した。で、片耳50万円くらいするので買えずに返却(泣)。
絵本のこたちさん店主も難聴仲間なんだけど、京都市は手帳がなくても補聴器購入の補助があって、初めて補聴器をつけた時に泣いたと言っていて、まず聴覚障害の手帳取得のハードルが高いし、自治体で支援のばらつきもあるし、どうにかならんもんかねと思う。
こんなクソな日に本屋に客が来るのか。来ない。
本屋lighthouseのナカノヒト。おぺんのおともだち。