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そのさい、メディアの戦略としては、対立する党派への不安や敵意を煽る報道を行うことが有効な方法となる。たとえば、対立する立場の人びとを排除するような(いわゆるキャンセルカルチャー)非リベラルな行動に出る大学内の進歩派の行動が保守系のメディアで過剰に取り上げられ、「社会正義戦士」として批判の対象になる。

他方、左派系のメディアは相対的には稀な酷い白人至上主義の事例を大々的にとりあげ、時にそうした態度が保守派の白人全体によって共有されているかのような印象をつくりだす。

そのような「選択的な」報道が、対立する政党支持者に対するイメージを歪め、「偽りの分極化」をさらに推し進める。

ソーシャルメディアも同様にそうした「偽りの分極化」のイメージを広める。人びとの憤りを誘う投稿はシェアされやすい。

そのため、ごく一部の極端な意見や行動が対立する党派全体によって共有、支持されているという印象が生じやすくなる。

(個人的に補足すれば、そのような印象操作のために「なりすまし」がしばしば行われるのだろう)

他にも面白い点は多々あるのだが、とりあえずこんなところで。

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たいへんに面白い論文(Wilson, A. E. et al. (2020) 'Polarization in the contemporary political and media landscape,' in Current Opinion in Behavioral Sciences, vol.34, pp.223-228)を読んだので、その一部を紹介。

米国では有権者が実際にイデオロギー的に分極化されている以上に、「分極化している」というイメージが広がっている問題(偽りの分極化)を扱った論文。その大きな理由は、政治家とメディア。

政治家は一般の有権者よりもずっとイデオロギー的に分極化している。したがって、政治家が激しく対立しているのをみて「有権者までもが分断している」というのは端的に言って誤解である。

メディアに関しては、かつては中立性を訴えることでより大きな読者層、視聴者層に訴えるのが有効なマーケティング戦略だった。ところが、現在ではより尖った立場を採用し、一部の熱心な読者層、視聴者層に訴えるほうが有効な戦略となっている。(続く)

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カミングアウトという言葉の不適切な使い方としては、去年の国際カミングアウトデーにツイッターで花王がメリットはノンシリコンシャンプーだと「カミングアウト」したり、自衛隊のマスコットが実は匍匐前進が苦手だと「カミングアウト」したりして問題になったし、一部の報道機関が自民党のメンバーが統一教会と関係があることを「カミングアウト」したと報道したこともあった。
そうやってクィアにとっての重要な経験であるカミングアウトがおもちゃにされる一方で、政府与党はカミングアウトの必要がない社会へ!などと言ってるわけで、構造的な差別のひとつの形としての現れだなあと思っている。

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JPとENで合同のアマンガス配信やってたんだけど、日本の人がインポスターだと自分で明かすときにI’m coming outって言っててちょっと変な感じになってた。英語チャットも??だったし。そういう場合にカミングアウトという言葉を使うのは、クィアの体験が共有されたり尊重されたりしてない日本語圏独特の事情なんだよって、英語できる人でも知らなかったりするんよね…。人狼でも普通に「カミングアウトします」とか「COします」とかいうけどマジで嫌だな〜と思ってて、人狼コミュニティから離れた理由のひとつでもある。
そういうときはI’m revealingとかturn myself inとか言えばよいのであって(日本語でも自首しますとか自白しますでいいし)、カミングアウトは適切じゃない。こういうこといちいち言うのも疲れるし🥵🥵

まことに少額ですが寄付しました。暫定的な場所ではあるものの、というかだからこそTwitterからの急激な流入で運営には相当の負荷とモデレーション的な面での負担も倍増していることが容易に想像されるのを見ないことにするのはなんだかvandalism的という気がして

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なにしろマストドンわからないことだらけである。とりあえず運営に寄付はしよう

ワーナー米本社が無視を通したらそっちの方がさすがにびっくりしちゃうよ、米国内で広島長崎への原爆投下の「意義」言説がたとえどれだけ定着していようとも一般論として大量破壊兵器を茶化して楽しむという行為はどこからどう見ても擁護できないじゃん

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バーベンハイマーはアジア人軽視でもあるから当然ダメなのだが、一方で「日本の植民地は核兵器のお陰で解放された」という認識が支持され続けているのは日本政府の責任も大きい。
「確かに植民地は悪かった、しかしそれは核兵器を正当化しない」と言おうにも、まず前段の「植民地は悪かった」を断固として言わないんだもん。そりゃ次の話に進めないよ。

読みたいものはたくさんあるのに。本を読むのが好きというより買うのが好きとは以前から言ってるけど、もはやおもしろそうな本の情報を見るのが好きな人なのかもしれない

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今日は私もtweetoutdayやりつつ明日から1週間ほどの夏休みを自宅読書合宿にしようかな〜などとわくわく考えている。7月は結局1冊も読み終えなかったのだ、開いては続かず別のを取ってはまた続かず。まあそんな時もある、暑いし

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Every single thing conservatives are mad about can fit into three categories:

1) things they made up entirely
2) things caused by conservatism
3) things that are none of their goddamn business

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ニモーナの原作者(『シーラとプリンセス戦士』の監督)のインタビュー読んだ
自身も保守的な家族のもとに育ち、ほのめかしではない明白なクィアの表象はもちろん重要、一方で"そんなものを子供に見せたくない"と思うような親の目をかいくぐって子供たちに届くような作品にも同じくらい意味があると思うと

nytimes.com/2023/06/30/movies/

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講演などの場で何度も言っていますが、スポーツにおけるフェアネスとは身体的同質性を指すものではありません。そうした区切りを設ける試みは女子選手に対して侵襲的な検査と身体への医学的介入すら求める制度(生物確認検査→高アンドロゲン症規定) を生み出し、正当化してきました。スポーツ界で長く続いてきたこうした差別的、暴力的制度は、人権団体だけでなく、世界医師会や国連などからも批判されてきたものです。

テストステロン値に基づいたトランスジェンダーの規定も完全な排除よりマシと考えることもできますが、特に10代や20歳前後というピークパフォーマンスが出る傾向にある時期に出場権と引き換えにホルモン抑制剤の使用または手術を求めることは人権侵害です。

私はこのような差別装置が求められるほどに競争が加熱したスポーツのあり方そのものが変わらなければならないと思います。スポーツ推薦がなくても若者が大学で学べる権利を保証し、トランスに限らず様々な要因でスポーツへのアクセスが難しい全ての人に運動、スポーツの場を開いていくことが政治の役割であり、99.9%の人々にとって利益のある議論になるのではないでしょうか

画伯 さんがブースト

◇Twitterより転載します ↓

 必要なことは既にいろんなひとが言ってますが、LGBT法案の参考人招致でしんどくなった方、好みに合うなら気晴らしに使ってください。
・連載「生活するトランスジェンダー」x.gd/2DFFx 
 世界はちゃんと変えることができるという話をしています。

・コスモポリタンのインタビュー x.gd/b9vCk
 去年のプライド月間の記事です。

 あるいはwezzyや本屋lighthouseでやって頂いたイベントのアーカイブ(有料ですが…)もあります。まぁ個人的なお勧めは中島みゆきを聴くことですね… (吉野)

〈おまけ〉
 個人的中島みゆきガイド→私の人生のテーマとも言える「旅人のうた」は勿論、「瞬きもせず」「産声」「愛だけを残せ」「顔のない街の中で」などがお勧めです。優しさを求めるなら「泣きたい夜に」「蕎麦屋」、怒りを共有したいなら「童話」「WHY &NO」など。聴きたいけど音源がないというひとは、公式YouTubeでシンプルに「時代」をどうぞ!

何くそという奮い立ちと、先の見えないとてつもない徒労感と、もう人間とは距離を置いて村はずれの森の入り口の小さな家で隠遁生活したいと想像して沁み出してくる少し幸せな気持ちなどが入り混じっている。やつら(という線引きは理屈としても自分の心情としてもあまり好ましくはないが)が何を煽り煽られ恐怖を掻き立て差別を叫んだとてわれわれの生活実態はその前も後も何も変わらないのにアホだなと鼻をフンと鳴らしたりもする(いや変わるけどね、トランスをアンブレラタームとしてかぶっている程度の私すらちょっとしたことに「もしかして排除や攻撃を受けるかも」という懸念が今はある)。何くそ!

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は?生きるが???と自分のプライドが沸き立つな。生きるが????

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Twitterに行くとトランスヘイトが凄まじくてクラクラする。沖縄の大学で教鞭取ってる左翼がガチのトランス排除派だと判明し、批判したのだが、バトラーの言葉まで差別に援用してくるので始末に負えない。

トランスジェンダーの女性であることをオープンにしている仲岡弁護士に殺害予告を含む15通のメッセージが届き、ヘイトクライムとして記者会見を行った。仲岡弁護士はTwitter上でのヘイトスピーチに対する裁判もやっているところだが、応援のために神奈川から来た弁護士は「ネット右翼が街頭にでてくるようになったスピードよりずいぶん早くトランスヘイトが広まっている」と危機感を表明した。

仲岡弁護士によると、今日は事務所に「注文していないピザなどの宅配が着払いで届いた」という。あからさまな嫌がらせ。犯人が捕まってほしいが、同時にこれらは「差別的な世間の空気」が生み出した差別犯罪であることをはっきりさせておきたい。

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ツイッター、ここ数か月で一気にヘイトの底が抜けて、平気で差別をする人と「難しい話はしません」と差別を放置する人で8割ぐらいになってしまったので、もうあそこはまったく安全圏ではない…。
正直いま「政治や社会の意見をいうのはぶっちゃけ賢くないし、あと仕事に触るので」と言ってなにもしないクリエイティブ業の人は、消極的に差別に加担している状態だと理解してほしい。っていうと怒るしますます嫌われるんだろうなあ…

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