深町秋生『ヘルドッグス 地獄の犬たち』読了。
映画よりも、えげつない表現が多い!
でも映像では避けたいであろうシーンは、緊迫感でハラハラさせられ引き込まれた。「うわー!」とか「えー?!」とかつい口に出てしまう。
東京のヤクザ組織に属する主人公は、実は警察から極秘に送り込まれた潜入捜査官。その腕っぷしと冷酷にやり遂げる仕事の正確さ、組織への忠実さを買われ、数年で若頭補佐まで登り詰めた。
警察上司からの命令と、組の親父からの命令。その板挟みになる主人公の苦悩と、極道に徹した演技を読むのがだんだん辛くなってくる。
どうしても映画の俳優たちが頭に浮かんできてしまうが、みんな違和感はなかった。
兄貴に絶大な信頼を寄せる弟分の存在だとか、親と子の関係だとか、擬似家族でもそこには強い絆があり、映画と同様に感情移入して胸が痛んでしまうことも。
ストーリー上、警察も極道も戻れないところまで来てしまった感があり心底悲しかった。
両者共、生き残り勝つためには手段を選ばない。
これ以上人が苦しむところを見たくないけれど先を知りたくて、私まで苦悩しながら読んでいた。このどうしようもない辛い話、癖になる。シリーズを揃えて読みたいと思う。
#お風呂ドン
入浴完了
ドライヤーが苦行ですね……
#お風呂ドン
別の運動もしてみよっかなーと、動画見ながら試しに5分間やってみたものの、ついていけなくてやめました
いつもの運動はちゃんとやった。
お風呂沸かして入ります!!
#お風呂ドン
今日は同じ運動しててもやけに疲れた〜
と、ぐだぐだしてたけどお風呂沸いたみたいだから入ってこよう!
横溝正史『仮面舞踏会』読了。
私立探偵の金田一耕助シリーズ。
このシリーズといえば、個人的にはどうしても『八つ墓村』や『犬神家の一族』などの田舎の因習を書いた作品の印象が強いが、以前読んだ『悪魔が来りて笛を吹く』という元華族を題材にした話も強く印象に残っていて、本作も元華族が登場するため期待して読んだ。
練りに練られているというのが読後すぐの感想。
戦前から戦後にかけてを背景にしたストーリーも良く、細かい伏線もきっちり回収。頭の中で事件や人が繋がっていくのが爽快だった。
登場人物が結構多いのに(60人超え!)不必要な人物は居ない。この広がりや人々の個性が物語に深みを持たせていると思った。みんなそれぞれに感情があり、いきいきとした一人一人の人間だというのが伝わってくる。
セリフに味があるし、人間の複雑な心の内を読むのはやはり面白い。
軽井沢の別荘地を舞台にしていて、登場するのは自然と何かしらの成功をおさめている人物が多いわけだが、だからこそこのような事件になっている点も興味深く、同時にひどく虚しかった。
みんな何かの隠し事をしているように思えて、主要人物は全員怪しく見える。明かされるまで犯人は分からなかった!
#お風呂ドン
運動して、入浴完了!
暑さで出てた皮膚炎がおさまってきたので体が温まっても大丈夫
小説を読むのが日々の癒し。
日頃読んでいる本の報告や、いいなぁと思った本の感想、そのほか美味しいものを食べたり飲んだり、運動したりお風呂に入ったり、日常のことも雑多に投稿しています。
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