#読了
久しぶりに投稿。
読んでなかった訳じゃないのだけれど。
万城目さんの本を読むと、なんということもなく慣れ親しんでいる「いつものあの場所」が、なんだか特別なあったかい思いを持って接することができる場所に変わるような気がする。この本も然り。
#八月の御所グラウンド
#直木賞
#万城目学
#fedibird
#読了 #読書 #fedibird #営繕かるかや怪異譚 #小野不由美 #小説
ホラー系と作家さんと聞いてはいたけれど、十二国記しか知らなくて、本業ジャンル?の方を読んだことがなかったので、初挑戦。といっても、ミステリーならともかくもともとホラー系は苦手なので、なんとはなしに、タイトルから大丈夫そうなの、しかも短編集を選んでみました。読みながら若干へっぴり腰😆
怖すぎないけど、ゾゾっとする感じがある。城下町のいろんな古民家に暮らす人々が遭遇する怪異な出来事。スプラッタではなくて、五感で感じる薄ら寒さというか。
一方で、怪奇なことを退治して解決するのではなく、納得しながら工夫を凝らしてうまく共存する、というのが、なんだか少しあったかくて、いいなぁと思いました。
#読了 #読書 #小説 #クララとお日さま #カズオ・イシグロ #AI #ロボット #未来社会 #fedibird AIとの付き合い方について考えさせました。面白かったです。
AFと呼ばれ、高度な人工知能が搭載された、子どもたちの「親友」として寄り添うことがミッションの(おそらく)ロボット、クララが語り手。
クララが買い取られたのは、病弱な少女ジェジーの家。プログラミングされているから当然だけれど、クララは、ひたむきにジョジーのため、ジョジーや周辺の人々の言動から学習し、振る舞いを決めます。導く結論は合理的でありつつ空気を読んでいるかのようで、一見人間らしい。感情に揺れる人間社会のほうが歪んだり不完全なものにさえ感じられるのです。
ジョジー家族の過去や「向上処置」のこと、情操教育まで人工知能に頼る社会のこと、クララのその後の境遇。
いろいろがあり得そうで、薄ら寒い感じすら覚えました。
科学技術を駆使することが本当の幸福追求になるのか、人間らしさってなんなのか、人間と高度な知能を持つロボットとは結局何が違うのか、…いろいろ考えさせられました。
人は、本人の中だけでなくその人を愛する人々の中にもある、だから誰かを人工的に再現するには限界があると、他でもないクララが発することが強く印象に残りました。
#読了 #読書 #隠居すごろく #西條奈加 #時代小説 #fedibird
江戸時代、堅実一筋で糸問屋を経営してきた六代目が、息子に跡を託して悠々自適の隠居生活を目論むけれども、真面目すぎて趣味も道楽もなく…そうこうするうち無邪気すぎる孫の善意の言動に振り回され…というお話。
堅物で遊びのない、傍目には面白みもない人物像に思われる6代目が、孫を通じて、大店経営者の時には触れることもなかった市井の貧しい子どもたちやその家族と触れ合う少しずつ心をほぐし、経営者としての知恵や人脈も使いながら、まさに地域コミュニティの一員となっていく様子が、微笑ましくて、痛快な読み応えでした。人生百年時代、セカンドライフのことも考えて生きねばならない私たちとしても、なんだか身につまされるというか、羨ましいというか。そんな気分で読了しました。
#読了 #読書 #fedibird #図書館の魔女 #高田大介 #ファンタジー #小説
あっという間に3巻が終わってしまいました。
マツリカとキリヒトのコンビがいい具合にこなれてきて、二人のやりとりが心地よかった。
そして、マツリカの、苦難に見舞われても、挫けそうになっても、前に進む逞しさが格好いい。若いお嬢さんなのに…。
どこか、それぞれが、感情の一部に鈍さを持っているような二人なんだけれども、それでもお互いの痛みを思いやる強い気持ちがあるのが嬉しくて、とにかくどうか二人とも幸せになって欲しいと願わずにはいられません。
日本語にはまだまだいろんな言い回し、表現があるのだと、ボキャブラリーの豊富さに驚いてしまうのは相変わらず。この著者はどれだけの言葉を使いこなしているんだろう?
そんなことも考えながら、4冊目に突入します。
第1巻読了。
マツリカとキリヒトが次第に距離を詰め信頼関係を構築しながら二人だけで通じ合う会話の方法を習得していく過程が興味深い。物語は序盤かな。不穏な気配も。続きが楽しみです。
そして、この著者の語彙力がすごい。ちょっとした物事、単語を表すのにも、豊富な語彙の中からいろいろ意味や背景も踏まえて取捨選択していることが伝わってくる。作家さんはみなそうなんでしょうけれども、特になにかそこに強い思いを持っておられるように感じながら、見馴染み、聞き馴染みが少ないのになんだかしっくり受け止められる色とりどりの言葉も楽しんでいます。
余談ですが…。
十二国記ファンゆえ、タイキ、キリンという名前に心が勝手に反応しちゃう。
ただいまTwitter星から体験移住中。
読書好きです。主に読んだ本の感想を投稿する予定です。
その他、関西エリアのお出かけや、お仕事で少々関わらせてもらうことになった、2025年万博についての投稿も。
#名刺がわりの小説10選
(出会った順に)
ちいさいおうち
誰も知らない小さな国
燃えよ剣
古都
レベッカ
オリエント急行殺人事件
図書館戦争
風が強く吹いている
十二国記シリーズ
プロジェクト・ヘイル・メアリー