ジョン・バカン著 エドワード・ゴーリー 画 小西宏訳 『三十九階段』(東京創元社)をお送りいただきました。ヒッチコックの「三十九夜」の原作なんですが、なんとゴーリーの挿画版! しかも1頁サイズの緻密な線描の絵が、けっこうな数収録されていて素晴らしいです。1月26日頃発売。
川野芽生さんの『Blue』(集英社)、すごくよかったです。「人魚姫」を翻案して上演する高校の演劇部員たちが、人魚姫の表象するものを深く読み解いていく(いろいろはっとさせられた)につれ、最初は台本のように名前と台詞のみで書かれていた部員たちが、トランスジェンダーの真砂を軸に奥行きを増していく。人がいかに表層的な枠に相手を押し込んで真っ平らに均そうとするのか、それがどれほどの苦しみをそこに収まらない人に与えるのかを体感させられる。 #いただいた本
第4回 #みんなのつぶやき文学賞、やります。
2024年1月27日(土)~2月4日(日)の間に、みなさんの2023年のベスト小説を教えて下さい。
今回から投票方式をメールフォームへの入力に変更させていただきました。
https://tbaward.jp/4th_2023/
『奏で手のヌフレツン』について、朝宮運河さんにインタビューいただきました。
https://book.asahi.com/article/15109666
いろいろ本を買いました。
小山田浩子さんのエッセイ集『パイプの中のかえる』『かえるはかえる』、吉村萬壱さんの写真と言葉集『萬に壱つ』(あゆみ書房)、『ランバーロール06』(タバブックス)、左岸 Life for booksのZINE『少女宣言』 [添付: 5 枚の画像]
石井千湖さんが週刊新潮の書評で『奏で手のヌフレツン』を取り上げてくださいました。〝球面世界が舞台のファンタジー でも〈生きる喜び〉は変わらない〟https://news.yahoo.co.jp/articles/f731be9756a71e205f00206070ff49253be83879
『はみだす。とびこえる。絵本編集者 筒井大介の仕事』展の最終日に滑り込み。スズキコージ、五十嵐大介、網代幸介、坂本千明、町田尚子、マルー、マメイケダ――等々、見たかった原画の数々を堪能。こんな機会は、なかなかないのでは。色校に書き込まれた赤字なども興味深く拝見しました。
とりしまです。Dempow Torishima 絵と小説をかきます。最新刊は長編『奏で手のヌフレツン』。著書に『皆勤の徒』(英訳版、仏訳版も)『宿借りの星』『オクトローグ』『るん(笑)』、高山羽根子さんと倉田タカシさんとの共著『旅書簡集ゆきあってしあさって』。SFマガジンで「幻視百景」連載中。