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ミシェルアレックス 

珈琲がいちばん好きだと言って、いつも珈琲ばかり飲んでは、琴音ちゃんの苦くて泥みたいな珈琲も美味しくて、世界でひとつだけの味を初めて飲めることに言葉を失う、それらが何故そうだったのかわかった時の驚きと、嬉しさと、最悪な状況への辛さと、いろいろな気持ちが湧いた
彼が好む珈琲の香り、紙の本の手触り、最後までじっくり聞くことができる物語や、魔法の仕掛けが繊細な鍵盤であることなどを、彼の本当の姿と比べると、アンシャンテでの十数年がどれだけその心を慰めていたかと想像する
草庵さんの店はおそらく彼を癒しただろうけれど、琴音ちゃんのいる場所こそが大事だったから『幻奏喫茶アンシャンテ』はあのような形になったのかなあと思う

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ミシェルアレックス 

ミシェルアレックスと凛堂さんが対というか、たとえば、大切な人と出会った/失ったとか、いろんなものへの興味/最低限の生活とか、人間になりたかった/人外になりたくなかったとか、正反対に置かれていて面白かったし、だからこそミシェルを叱る場面では少し泣けてしまった

大団円としては、やはりイルファドデリエさんの決着はとてもよくて、カヌスエスパーダさんもなかなか、ということで、イグニスカリブンクルスくん……
(危機が目前に迫っていたとは言え)あのやりとりでなんとか収まってしまうドローミくんさんを見て、じゃあイグニスカリブンクルスルートとは何だったのだろう、とずっと考えている

灰のアンシャンテが崩れて、新しいマスターが店を受け継いでいくのはよかったけど、やっぱりあのアンシャンテの内装が好きだったから、世界になってしまったのは残念だなあ……

心を、魂を救われたから、魂を救いたい、というのはよかったと思っていて、あの過程ならあの結末になるのも、理解はできているのだけど、受け止めるには少し時間がかかりそう

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ミシェルアレックス 

「ミシェル・アレックス」が「魔王」とは、という疑問を抱きながら読んできたアンシャンテ、その結末があれで放心している
いや、確かに「異世界、人外、喫茶店。」に沿った人外との恋だったし、正しい、正しいけど……
何度も「世界でいちばん」とか「全世界で」などと強調されるとは思っていたけれど、全世界でいちばん好き(な世界)になるなんて思わなかった……世界とは……
どのエンディングでも琴音ちゃんは相手と同じ時を生きられないとわかって、例外はなく、その越えられない種族の差はいいなあと思いながらも

ミシェルアレックスルートは後半彼の体力ゲージにはらはらしながら見つめる辛いお話だった、どんどん血が出るし……
情報の少ない魔界、軽いノリの魔王、魔王の顔を知らないらしい人たち、魔王を名乗る者の出現、魔王城を知らない魔王(仮)と、だんだん解けていく謎に驚かされつつ、面白いなと思っていると、更に言葉を失う正体に、明かされる途方もない昔話、大きすぎて重たくて読んでいて大変だった……

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イルファドデリエ 

まさか乙女ゲーム内乙女ゲームに恐怖を感じることになるとは思いませんでした

イルの見せていた綺麗な部分が偽りだったとわかり、理解の及ばないものを恐れて拒み、感情を消し去って、取り戻してまた失う、彼のルートは長い螺旋階段を上っているような物語で、とても濃密でした
共通や他ルートで抱いていたイルへの薄い違和感が、徐々に確信に変わっていき、でもその中身は予想より過酷だった
失ったものが蘇ったのだから、穏やかな日常が戻ってもよさそうなのに、さらに試練は続く……途中で今が何章か確かめてしまいました(ずっと3章だった)

好きな作品のキャラクター『イル・ファド・デ・リエ』の模倣だというけれど、あんなに嬉々として乙女ゲームを語るところさえ彼ではなかったのかな……だとしたら『イル・ファド・デ・リエ』がとても面白い人物になってしまうけれども……?

助手くん、ソリトゥスがよかったなあ
だんだん声に抑揚があらわれて、このひとは(天使にしては)とても感情的なのではと思っているうちに、イルの事情がわかっていく、という流れが面白かった
実はバッド? ノーマル? EDの彼が魅力的で好きでした

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凛堂香 

覚悟を決めたはずの琴音ちゃんが揺らぐところ、確かに凛堂さんの人外化はなかなか衝撃的で、彼女が言葉を失うのも頷ける
実際にはうまく立ち回れない、感情を隠せない様子は年相応と感じられて、逆に彼女を絶対に責めない凛堂さんとの差がとてもいい
こういう年齢差はよかったので、やっぱりあと1章くらい時間があればなあと思ってしまう

よかったところ
・19歳琴音ちゃんのかわいらしさ
・うきゅるるに次ぐ癒しのあります
・強い女淡木琴音
・年が近いせいか仲良し琴音ちゃんとイグニスカリブンクルスくん

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凛堂香 

ずっと「42歳……」と「私服……」に頭を占められて、物語にあまり入り込めなかった(私服……)
「異世界、人外、喫茶店。」に並ぶ人間キャラがあんなことになるとは思っていなかった、というのも凛堂さんは隠れ人外なのかと予想していた(人間を強調するので疑っていた)から驚いた

このルートも尺が足りていなかったと思う
凛堂さんと琴音ちゃんの距離が縮まり、それが恋愛感情だと気付き、年齢差の問題が出てきて、人外化の苦しみがあり……やはりもう少し描写の余裕があればなあと残念に思う

読解力の問題かもしれないけど、結局なぜ親子ほどの年の差があったのかはわからなかった
最終的に人外との関係になるからだとしても、二回り下の少女に惹かれたのは四十代の人間なので、その時点でだいぶきつい
生きる時間が変わってしまうのなら、年齢差があってよかったのかもしれない、という答えに辿り着いていて、ずっとそれらしい理由や事情が出てくるだろうと思いながら読んでいただけに、……

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「淡木琴音を、ちゃんと見て!」だった
格好いい

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カヌスエスパーダ 

真面目でやさしく親切なひとが求める「(自分のために)変わらずいてほしい」「(自分の)理想を崩さないでほしい」がすごく傲慢で、相手をひとりの人間とは認めておらず、それが腹立たしいと同時に、その落差にはちょっと痺れた

琴音ちゃんは基本的に、周り(特に魔王さま)から「君が決めて」と促されるけれど、決めた結果受け身に回ればバッドエンドだし、がっかりしたような顔をされることもある
カヌスルートで明らかになった、彼女が「先代マスターの店を大切にしようと努力している」から好意的なのだという現実は、あれだけ丁寧に描かれていた共通ルートが、ただ彼らと「親しくなった」だけに過ぎないと言われているようで、それが悲しくて、そして好きだった

魅力的なのはヴェンニーアで、彼が数百年かけて募らせた思いや、そのために捨てた情、けれどそれが恐らく深い信頼から来ていること、彼はとても人間らしくて好ましい
カヌスエスパーダに対し「私を見なさい」と詰め寄る琴音ちゃんが格好よくて、このルートは彼女に惚れるためにあった気がする

あとやっぱり結論「外来種ダメ絶対」なのでは

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イグニスカリブンクルス 

▼バッド?ED

意外とあっさりしていた、過程が大騒ぎだったので何が起こってもあっさりに感じてしまうのかもしれない
イグニスカリブンクルスさんがああなってしまった以上、というかルートに分岐してしまったら、こちらのほうが納得できるような気がして……もちろんハッピーエンドがよいのは当然として
この場合はドローミくんも動きそうなので、恐らくそう遠くないうちに彼は目覚め、もう止められないのだろう
この「あっさり」は嵐の前のということなのかも

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イグニスカリブンクルス 

▼ED前まで

言葉もない……

確かに、彼の生い立ちと過去を考えれば、避けられない道ではあるのだけど、でも人……、肉か……という……
いや、最初「なんかめちゃくちゃ気合の入ったバッドエンドだなあ」と思っていて、あまりにエンディングに辿り着かなくて頭を抱えてしまった
イグニスカリブンクルスさんの望む「分厚いステーキ」の意味が変わってきちゃう……

ただ、人間以外の種族と向き合うとはこういうことだ、と初回に突きつけられたのはよかったと思う、一周目でこのインパクトだと次も頑張れるかもしれない
料理の手間隙に心を動かされたひとが、実際は貪り食うだけでいいとか、それこそ彼が肉を好む理由とか、ちいさな親切が世の中を動かす展開とか、いいところも多くあった

ドローミくんさんはあまりにもくそやろうでしたが、読み手が最初から犯人をわかっていても、発覚から更なるくそやろう描写ができるのだなあと感心してしまった
彼の終盤の立ち回りはかなり上手く、あの厳しい世界でこうして生き延びてきたのだとわかる、しかしくそやろうでした
ただ組織内に手引きした人間が絶対いると思う、凛堂さん辺りで扱いがあるかなあ

コロロがいなければ心が折れていた

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アンシャンテ 

現在地:骨をなんとかした

・右足が沈む前に左足を出す
・凛堂さんの身体能力が人間を超えている点について
・それで〈幻奏〉かあ……
・魔法を奏でる魔王とは
・骨の声が完全に同一人物(人物?)であります
・なぜか絶対帰省できない琴音ちゃん
・どうしてあの島だったのか
・幼い琴音ちゃんが島で何らかを何かしたのか、または琴音ちゃん自身が何らかなのか?
・あの魔王さまを見せられてルートに入れないのはおかしい

喫茶アンシャンテの日常に戻って(最終回みたい)そこから個別に分岐する流れがよかったです

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アンシャンテ 

現在地:無人島であります

ゲームのイベントに出かけた時はどうなることかと思ったでありますが、なんだかRPGっぽい敵に襲われているのであります
ちいさき人外たちがかわいいであります(妖精さんを除く)

もはや自室にいる琴音ちゃんを操れるまでになっているのに、アンシャンテに戻れば大丈夫だと考えているところは危なっかしくてこわかった、記憶が曖昧なのだと思うけど……
魔王さまが傍にいれば声は聞こえないのかな、声が彼に似ているというのも……?

魔王さまは魔王さまを名乗っているけど、何にも考えずにただ力を行使する(魔王として振る舞う)だけなら強いのか、実際に不可能なことも多いのか……

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アンシャンテ 

現在地:うきゅるる

ひとりひとりの立場に軽く触れながら、それぞれの世界と繋がっていくのが面白くて、前章で目を引いた人物(人物?)が次の主役になるところがいい

喫茶店経営ADVを求めてきたけれど、ここにきてようやく、人外専用喫茶店の意味がわかってきた
孤独を抱えた異世界のお客様の居場所、新人マスターの目指すところが「種族を越えて誰でもくつろげる店」なのだろうと理解した

凛堂さんと少年の章は泣いてしまいそうだったし、ドローミ?くんはこれ完全に裏切ってるやつだ
イグニスカリブンクルスはとてもいいひとなのできっと罠にかけられてしまう……

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アンシャンテ 

現在地:チェンジリング

アンシャンテとても面白い……
まさか共通ルートで個人の孤独に触れるエピソードが描かれると思っていなかったので、カヌス個別に入っているのかと焦った
メディオを訪れてから、妖精にまつわる人外が現れる流れもわくわくしたし、言い伝えと真実が異なっているところも面白い
チェンジリングについて「毒で満ちた世界に人間が生まれる」みたいなたとえ話が出てきて、魔界を思って震えている
あとわたしはだいぶ凛堂さんを疑っていたけど、もしかしていい人なのでは……

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アンシャンテ 

現在地:妖精とお茶会中

ゲートをくぐった琴音ちゃんを何らかの何かが探知できるのは、夢で何らかの何かがぐっちゃぁってやったからなのかな

無邪気な妖精に最初怖いと感じたけど、それがその世界の常識なのに、ずかずか上がり込んで怖がるのもおかしな話だと思った
相互理解と言ってもどこまで譲り合えばいいのか、難しい

宰相のひとは悪役なのかなあ、割と好きな感じなのだけど
あと凛堂さんちょっとかわいそうになってきたな……

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Fedibird

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