長いから畳む(在日コリアン)
私は父親が在日コリアンだ。小さい時から何度も何度も、たくさんの時間をかけて、父が自分のアイデンティティについて語る言葉を聞いてきた。自分がいつコリアンだと知ったか、親はどういうスタンスだったか、兄弟たちはどうか、なぜ帰化しないか、子どもの頃周りの日本人の大人にどうやって扱われてきたか、新婚旅行で参加したツアーで一人だけ空港で他の参加者と違うレーンに並んだ時添乗員がどんな反応をしたか、韓流ブームの時周りにどんなことを言われたか、在特会を知った時どんな気持ちだったか、韓国語が話せないこと、国際試合では日本を応援していること、不動産屋にしつこく本名を尋ねられたこと、日常のありとあらゆることが自分に「お前は何人だ?」と突きつけてくるような日々をどう生きているか、そして、自分自身をどう呼べば一番しっくりくるのか。
私が小学校に上がる前から今までずっと、父は本当に丁寧にたくさんの言葉を紡いで私に話してくれた。それでも、私に理解できるのは、その複雑で繊細なアイデンティティのほんの一部にすぎない。
たった一人の在日コリアンの在り方でもこれだけ完全に理解することが難しいんだ。
単純化された”無邪気な”質問や、その貧困なボキャブラリーで、ひとりの在日コリアンの生き方を語ろうとするなよ。
その在日コリアンの生き方や在り方は、その人にしか語れない。
『大誘拐』、子供の頃の記憶ですけどとんでもなく面白かったし緒形拳めちゃくちゃかっこよかったな……そして小説の方は来年までの期間限定で藤田和日郎のイラストがカバーになっていますね
大誘拐 - 天藤真|東京創元社
https://www.tsogen.co.jp/np/isbn/9784488408091
(マウリのドキュメンタリー観て感謝で泣きました!みたいな🇮🇳 ファンいて怖い…)
名古屋市の中学社会科の教科書採択審議の結果は大丈夫だったって!育鵬社にはならなかったらしい。新婦人熱田支部の方がXに投稿してた。名古屋市にメールやFAXが600通届いたらしい。ひとまずよかった。
そもそも格闘技というのは危険なスポーツであって、シスジェンダー同士の試合であっても骨折などの重い怪我や場合によっては死亡事故など起こりうるものであるのに、トランスが関わった時だけ「危険だ」「命の問題だ」と言い出す人たちがいる。
語学がんばるフェミニスト。セミベジタリアン。よく映画の話をします。トランスの人権を守れ。