韓国ドラマ『ハピネス』完走。
うん、最後まで嫌いだった(笑) 常に主人公カップルだけが物事を交渉し決定し指示すべき、他の人の行動はすべて愚かで悪い方に転がるという描き方に全く納得いかなかった。
あの異常な状況で、他の人より恐怖を感じるだろう身体状況に置かれている二人が、始終だれよりも落ち着いて"マトモ"なのも全く納得いかなかない。なんか全体的に身体をなめてんのか?って感じがあって、私はそういう作品がすごく苦手なんだな。シンゴジとか。
手術が必要なのに拒否している心臓病児っていうフィクションでしか見たことないステレオタイプもいい加減やめてくれんかな。あとあの二人、児童の保護者として見守りがテキトーすぎるだろ。普通に考えて5回は死んでるよ、あの子。
最初から寅子が優三に恋愛感情を抱いて結婚する流れで良かったと思う。いわゆる男らしさから程遠く、教授に名前を覚えてもらえないくらい存在感が薄い、家に居候している(自分より社会的地位が低い)書生を彼女は優しい人間として好ましく思い、法律を学ぶ人として尊敬して結婚相手に選んだ、でも十分にフェミニズム的なメッセセージになったと思う。
そして現実にはそうだったわけじゃん? 三淵嘉子は実家に何人もいた書生の中で物静かで目立たない和田を気に入り、彼への気持ちがあって見合い結婚をしなかった。
その通りやってくれればアロマンティックかもと思った人たちが傷つくことはなかったし、恋愛規範を解体しないまでも強化することはなかったと思う。
@wanedmoon やれやれですよ😔😔
寅子はアロマンティックじゃないかという解釈は元々あって、勿論それは一部視聴者の勝手な深読みだし、その通りにならないから悪いってことはない。
でもさ、明確にフェミニズム的な作品で「社会的地位のための結婚」なんて言い出すから期待するじゃない。決まりきった恋愛至上主義とは違う結婚を見せてくれるのかなって。結婚のあり方は様々で、必ずしも恋愛感情が基盤じゃなくてもいい、恋愛以外の繋がりも人生や人間関係を豊かにするんだって、そんなふうに描くのかもって期待するじゃん。
寅子は「社会的地位のための結婚」だと言葉ではっきり説明し、優三はそれに同意した。約束を破ったのは優三なのに、世間は寅子ひどい!失望した!と憤る。恋愛感情がないのは卑怯で非人間的だと責める。まさにアロマンティックの人々が苦しんでいる現実と同じように。
それで、なんですか? 『虎に翼』のスタンスも結局、恋愛抜きの結婚は寅子の過ちで、やっと恋に落ちて成長した、晴れて本当の夫婦だね!おめでとう!というさ、そういうこと?
だったら最初から惚れたり腫れたりして結婚してほしかった。恋愛感情をもたないことへの悪口をこんなに目にしなくてすんだ。毎日欠かさず見てる大好きなドラマに傷つけられることもなかった。
https://mainichi.jp/articles/20240521/k00/00m/030/044000c
この分野に関しては韓国も本当に保守的…。
@gizmothemogwai 超人(ちょうじん)的に演技上手いですよね😉
韓国ドラマ『ハピネス』7話まで
7話も一気見しといて何だけど、今一つ乗れない。
善悪がハッキリした状況なら主人公が人をこらしめるのは楽しいけど、ゾンビ的な状態になる正体不明の感染症が拡大する極限状態で何が「正しい」かはすごく難しい問題じゃん。なのに主人公カップルだけを常に正しいヒーローとして描かれると独善的に感じてしまう。
しかも主人公は二人とも破天荒な設定なので言動が断定的で、殺す以外の暴力をためらわないし、"悪人"を遠慮なく罵る。そこがなんか、スカッとするよりはモヤモヤしてしまうんだよな。周辺キャラクターの人間描写が深いだけに余計バランスが悪い。こいつにだって言い分あるだろと思ってしまう。
思えば『コンクリート・ユートピア』にも極限状況で正義を捨てず戦おうとする義務警察出身の公務員が出てくるけど、彼は極限状況の興奮ゆえに家族を守るというマッチョな正義感が燃え上がり、結局は道を踏み外してしまう。そこが男性性への批判的な視点になってて面白かったんだけど、『ハピネス』にそういう批評性は見られないんだよな。イヒョンとセボムみたいな「強さ」を全肯定していてるのが本当に乗れない。
でもチョ・ウジンの演技がよすぎて最後まで見てしまうかも。演技が…上手い。
@midorisky なるほど~!📝👓
@midorisky この二人(二モン?)は進化の前後ですか? かわゆ。
#虎に翼
優三さん、ずっと穂高先生の授業受けてたのに名前覚えられてないの悲しい😿
#虎に翼
今日の放送でオッと思ったのは花江ちゃんが国防婦人会に入っていることですね。ドラマや映画において国防婦人会はもっぱら嫌われ役で、現在の視聴者が共感不可能な存在として描かれる。朝ドラは国防婦人会をそのように描いてきた筆頭格で、『あぐり』『カーネーション』のような評価の高い作品でも単純な悪役として登場してきた。
しかし実際の国防婦人会は、家に閉じ込められ自由のない女性たちが外の世界と繋がる場でもあり、たどってきた道は愛国暴走集団と断じられるほど単純ではない。花江はどんな国防婦人になるのだろうか?
語学がんばるフェミニスト:韓国語、テルグ語、日本の手話。トランスの人権を守れ。セミベジタリアンです。よく映画の話をします。