『民俗地名語彙辞典』は文庫化されるにあたって4割が削除されたということを思い出し、手元にあった単行本版を確認したら、やはり「ヒラ」の項目にも削除箇所があった。沖縄本島では急坂を「サクフィラ」といい、首里城近辺にヒラがつく坂道があるという。
角川大字源で「崖」の古訓を引いたが、「ヒラ」の訓みは載ってなかった。
「アイヌ語でヒラはピラ(pira)で崖の意であるから、ヒラの語源はアイヌ語とする見解もあるが…むしろ日本語がアイヌ語に移入されたとみる方が自然である」とあるので、知里真志保『地名アイヌ語小辞典』(北海道出版企画センター)を引いてみたら、「朝鮮語のピラ(崖)と関係があるかも」とあるな。
#送り雛は瑠璃色の 「黄泉比良坂が”ヨミ(黄泉)のヒラ(崖)サカ(境)”であることは疑いようがないと思われる」とする架空の文献の引用があり、「平」とも用字されるヒラが「崖」を意味する可能性はあるのだろうかと疑問に思ったのだが、『民俗地名語彙事典』(ちくま学芸文庫)を引いたら解決した。
雨の前 (「ビフォア・ザ・レイン」という映画好きだった)
完全に自己満足の世界だが、マテリアルの世界に没入することによる箱庭療法的な感覚がある。料理にも近い。
色はニュートラル。黒だとまた違うのかもしれない。肌触りもしっとりしてよい(グリースの効果かも)。ミカエルにはビーズリッチクリームが最高という話も読んだがちょっとギラつきすぎた。クレム1925やコロニル1909もしっくりこず。純正グリースだけにしてた時期もあったがこれはこれでよかった。
パラブーツのミカエルの手入れに使うクリーム、何年も試行錯誤していたけど、先日試してみたM.モゥブレイのクリーム・ナチュラーレが大正解かもしれない。じんわりと鈍く底光りする黒さでとてもよい。これを求めていたのだよ。
だいぶ前の回で為時が東宮時代の花山天皇にちょっと不自然ながら現代中国語で漢文を読み聞かせていた場面についてこれは越前編への伏線だろうと見抜いてた人がいたが、それを読んだときから越前の話が始まるの楽しみにしていた。 #光る君へ
種﨑敦美さん最後の1秒の「你好」だけだったのおもしろかったな。 #光る君へ
ひかきみ待機するまもなく滑り込んだ
くつ 沓
そうだ明日はテーブルにオイル塗るぞ
夕方に靴のケアをしたのでまだ指がグリースやらタピールレーダーオイルやらの馥郁たる香り
黄金の羊の毛皮のような空だ
サイゼリヤでティラミスとグラッパを食したかったが、店に行列ができていたので断念した。ティラミスとグラッパがあれば完璧な休日だったのに。
夕食と買い出しのついでに本屋に寄ってジジェクの新書と岩波文庫の『楚辞』を買った。ジジェクの本、出だしからすこぶるおもしろい。
しばらく休みがなかったので、今日は昼近くまで寝て、洗濯して、植物たちに水をやり、本を読んだり、うとうとしたりしていた。いい天気だったな。
ちなみに創土社版2013年の第2刷。…というか、2003年が復刊の初版で、その10年後に第2刷が出てたんだな。すごいなあ。
#送り雛は瑠璃色の 2周目。万葉集第九番、額田王の莫囂圓隣歌を本歌取りしたというこの歌の「射立為兼」の部分の訓み、ちょっと気になったのだが、上代語の「立たす」だとすれば、「いた立せりけむ」じゃなくて、「い立たせりけむ」になるんじゃなかろか。誤植が直ってないのかな。
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