『送り雛は瑠璃色の』を最後までたどり着いたのが(読み終えたとは言えないのだが)今週の収穫だった。何度も復刊されるだけの価値ある名作だと思ったし、個人的に感じ入るところがあってよかったなあ。

今週は週末もびっちり労働なのでもう寝なくてはいけない…

姉のねじ込みをしりぞけ、友の切なる願いも一刀両断、の後での為時パパの人事という脚本は巧みと思うが、よく考えてみると、為時自身の才を買ったわけではなく、まひろの帝への提言を知って、というのは、公私混同の感があり、一貫性を欠いている気もするな。岸谷五郎の好演で感動してしまうのだが。

パパの出世、このドラマで一番泣きそうになったかも。

ドクダミの清らかな十字が夕闇のなか光る

ジーとなり続ける丸型蛍光灯の下で、外の風の音だけ聞きながら昔の本を開いたら一瞬だけ昭和に帰ったような気持ちになった。

「光のカーテンがいま開こうとしているのだろうか。北の幽霊たちはそんなに装いを凝らして何を見せようというのだろうか。(…)たぶん、次の瞬間には、この完璧な夜の一切のたがが外れて、カーテンが開いて、われわれの目の前に誰も予想しなかった冬が現れるかもしれない…」

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そういえば『重力の虹』にもスロースロップが少年時代に家族とオーロラを眺めたという回想シーンがあったことを思い出した。スロースロップが、「上空に顕現する事象に関する特殊な感受性」を持っているという話の中の挿話。フロリダでオーロラ見られるならマサチューセッツでも十分ありえるわけだ。

世界各地からオーロラの報告が届くのを眺めつつ、ピンチョンの『逆光』でツングースカ大爆発による空の異変が各地で目撃された描写を思い出すなど。1908年6月8日だっけ。

市川春子『 』最終話読んだ。ぼーっとしてしまう。思い合わせるのはパウル・シェーアバルトの『小惑星物語(レザベンディオ)』とオーギュスト・ブランキの『天体による永遠』と手塚治虫の『火の鳥』。ともあれ12年越しの無事完結めでたい。きっとSFの名作として将来も読み継がれるだろうな。

今日の気候と昨日のティラミスとグラッパのおかげで体調よい

目玉の“兄機”のキャラクター造形とてもよいのだが、アニキっていうダジャレなのかこれ。クライマックスにこれをぶち込むセンスよ。

どこかで見かけた「逆再生が正解」の意味がわかった。たしかに。

精神と肉体の回復のためにサイゼリヤでティラミスとグラッパを食している。

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