片道25分かけて朝の散歩をして、評判の良いパン屋で朝食を取り、宿に戻ってきました。
パリッと焼かれたサワー種のパンに、薄切りのローストビーフ、飴色でジャム状になった玉ねぎ、チーズ少々、ホースラディッシュのソースがはさまれていてボリュームもたっぷりです。犬の散歩の人やランナーがひっきりなしに飲み物やパンを持ち帰っていました。
サワー種のかたいパンは、外側はパリッと風味よく中は少しモッチリ水分多めで、実に美味しかったです。
ミルクコーヒーも好きな味でした。カフェラテやフラットホワイトとどう違うのかはわかりませんでしたが。コーヒー豆は自家焙煎らしいです。
https://sonomabakery.com/
シドニーの観光中心地で、ハリモグラとオーストラリアガマグチヨタカの絵はがきを買いました。自分用です。
Rhonda N. Gawrardの水彩画です。生き物の質感が上手。
https://www.rhondasart.com.au/collections/prints
クロトキの俗称が“Bin Chicken”(ゴミ箱のニワトリ)なの、ひどすぎて笑ってしまったし、結構インディーでグッズが作られていると知りました。そんなクロトキはまったく人間を気にせず、今日もシドニーの公園でせっせとエサを探しています。
行かなかったけれどメルボルンにはブダペスト・カフェなる店があり、もちろん『グランド・ブダペスト・ホテル』をインスパイアしているそうです。
ここは日本の食文化もオマージュしている様子でした。レトロ、ミニマル、暖色で中間色のパステルカラーを追求すると、ウェス・アンダーソン監督作品になり、明太子うどんを出すようになる(確かにミニマルで暖色のパステルカラーですが)
https://www.instagram.com/the_budapest_cafe?igsh=MXVkaDZ4MDI0Y3IyZA==
行きの飛行機でウェス・アンダーソン監督の『アステロイド・シティ』を観て、かなり好みだけどなんじゃこりゃ(メタフィクションでSFです)と思いました。
ところで、ふとメルボルンの宿も最終日に一泊だけするシドニーの宿もウェス・アンダーソンっぽい色合いだと気づきました。中間色パステルが好きです。
メルボルン最終夜は、倉庫を改築してフードコートにしたEziStreatに行ってきました。アジア夜市風。ところがスマホでQRコードを読みこんで決済する際に、なんとオーストラリアの携帯番号の入力が必須。
交渉すればいけたかもしれませんが晩飯も済んでいたので、おとなしく冷蔵庫や棚から自分で取って会計する“Konbini”ゾーンだけ利用することにしました。
日本や韓国の飲み物は2~4倍の値付けなので、オーストラリアのジュースを試しました。StrangeLoveのLO-CAL SODA「Yuzu from Japan」味です。さほど甘くなく飲みやすく、リフレッシュしました。裏には「ニンジャの生産者の元から特急電車でやってきました」みたいなことが書かれていますが。
柚子はオーストラリアで流行っていて、日本や韓国の柑橘として認識され、調味料やお菓子によく使われていました。
【祝】ジョン・スラデック『チク・タク×10』(竹書房文庫)がSFが読みたい!2024年版[海外篇]の第1位となりました!
竹書房からは初の1位ということもあり、それも含めて嬉しいです!
投票してくださったみなさんありがとうございました!!
それにともなって、『SFが読みたい!2024年版』では竹書房の水上志郎さんを聞き手にした鯨井久志インタビューと、鯨井監修によるジョン・スラデック邦訳作品全レビュー(鯨井、坂永雄一、白川眞、林哲矢、伴名練、鷲羽巧。敬称略)が掲載されています。
そちらもよろしく。
会社員ときどき文筆業。
Japanese SFF book reviewer & anthologist