黒田八束 ゴースト・イン・ザ・プリズム 刊行しました|日々詩編集室
noteを書きました。紹介いただいているInstagramやnoteへのリンクもあります。
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【新入荷書籍】
痛覚さんから恋愛以外のわかれを集めた小説・エッセイ・短詩・ブックレビューアンソロジー『わかれについてのエトセトラ』、いつかの少女期そして「その向こう」を描いた極上の少女小説『ロータス』が届きました。店頭・ウェブショップからお求めいただけます
https://hibiuta.official.ec/items/95792932
【好評発売中】
『ゴースト・イン・ザ・プリズム』黒田八束
対人トラブルから学校に行けなくなった自閉的な子どもジュンは、叔母の急逝の知らせを受け、ハチドリ型ロボットに乗り移った妹ミナ、友達のザジとともに、叔母の住んでいた家を訪ねることに…
https://hibiuta.stores.jp/items/66eb60ea4f4ab623514a635d
【HIBIUTA AND COMPANYからのお知らせ】
日々詩編集室刊行の書籍、取り扱いのある新刊書・リトルプレス・ZINE・同人誌、日々詩意匠室のグッズ類のオンラインショップを新しく開設しました。現在移行中ですが、こちらからもお求めいただけますので、ご利用ください。
なお、HIBIUTA ONLINE SHOPでの日々詩編集室刊行・取り扱い書籍につきましては、12/25をめどに終了いたします。12/26以降は日々詩編集室&日々詩意匠室ショップをご利用いただきますよう、お願いいたします。
https://hibiuta.official.ec/
『さよなら犬たち、また来て猋風』オカワダアキナ #読書
読み終えた〜。既婚者で子供がいるゲイ男性と、同じく既婚者のバイセクシュアルの男性が恋人同士の日々を模索する小説。時々犬になる。めちゃめちゃ面白かった!
「既婚者同士」だとものすごくはらはらしてしまうんだけど、そういうしんどいモノガミー的なストレスはなくて(この関係が奥さんにバレたらどうしようとかはある)、たった一人の個人、家族に絶対の規範がないところがすごくよかった。
個人的に「わかる…」ってなったのが、語り手が、「あの人はゲイかもしれない」って、ゲイっぽい人じゃないひとを見て想像することがある、そうだったらいいなって考えたりする、という部分。恋愛や性愛の矢印の先として思うのではなく、属性の決めつけとかじゃなくて、日常にいるだろうな〜みたいな目線で見てる。わたしも「あのひとはアロマンティック(アセクシュアル)なのかも」とかいうことをふわっと考えることが結構あって、その「かもしれない」が「まあなんか今日も生きておくか」みたいな気持ちになったりするな…というかんじなので。
登場人物が結構悪いことしたりイタズラみたいなことするのもすごい良かった。
人間世界で生きてるいろんなもの/ことをなんかぎゅって抱きしめたくなるような話だった!
高田怜央さんの詩集『ANAMNESIAC [アナムネージアック]』が届きました。スコットランド育ちの詩人が贈る、日常と記憶をめぐる探究の結晶。日英のバイリンガル詩集で、造本も美しい一冊です。ぜひお手に取ってご覧ください!
https://hibiuta.stores.jp/items/675292b6f6cbf001750d20c1
インドネシアのベストセラー作家が書いた、破滅・気候変動テーマのSFと聞いて版元に注文した本が届きました。
テレ・リエ『HUJAN 雨』(川名桂子&清岡ゆり共訳/悠光堂)
https://youkoodoo.co.jp/item/hujan-雨/
京都生まれのブランド「ANONYM」のTOKIアンソロジーに寄稿しました。ドリップコーヒー「07:13 sunrise serenade」からイメージした掌編です。こちらから無料で全文読むことができます。
https://anonym.kyoto/blogs/journal/toki-anthology-0713
今後もいろんな作家さんの掌編が公開されるとのこと。コーヒーもおいしいのでぜひ☕
感動しかない。まさか、マンガでインターセクショナリティ出てくるなんて…。
@bookcafe_sappho も登場して激アツ。
いつもありがとうございます😭
これからも推します!
琥珀の夢で酔いましょう|第42話「〈後半〉一人一人の部屋」 | マグコミ [ https://magcomi.com/episode/2550912964699401855 ]
あまりまとまってないディストピアへの苦手意識の話
ディストピアへの苦手意識の原因の一つに、「最悪さ」の作り方として、性暴力や暴力や搾取の存在する性産業が出てきがちというのがある。
そのフィクションの中ではそれで完結して成立しているとしても、性産業にかんするスティグマが溢れていてそれが性産業従事者の労働環境の低下に繋がっている社会において、そういう表象ばかりがあることってどうなのかな……と引っかかる。
(表象が多い、ということへの批判であり、個別の作品に対する批判ではなくて、ジャンルへの苦手意識の話)
他はポリタスで話したようなことが理由でディストピアには苦手意識がある。もちろん個々の作品としては好きなものもある。
朴沙羅『ヘルシンキ 生活の練習はつづく』(筑摩書房)
仕事や育児、社会との関わりを通してフィンランド社会や日本社会を観察するエッセイの第2巻。
下記は、著者が健康診断の問診で経験したパートです。だらだらネットやゲームをした日に自己嫌悪がすごいことを相談したら……。
“すると、看護師さんは怪訝な顔をして「七〇パーセント以上頑張ったら、およそあらゆる仕事の人が、四〇代のうちに肉体的にか精神的にかわかりませんが、燃え尽きます。だから七〇パーセントでもやりすぎなくらいです。六〇パーセントに減らしてください」と言った。
お前は何を言っているんだ。”
(中略)
“「そうじゃなくて、仕事も家事も六〇パーセント以下にしてくださいってことです。 やらなくちゃいけないことにがんばる時間を減らして、一日八時間労働だったらそのうち四割――つまり三時間ちょっと、ぼんやりしてください。同僚とお茶するとか、窓の外を見て「鳥がいるなー」とか! 健康のために何もしないで」
と叱られた。 ほんまかいな。意味がわからない。労働時間のうち四割はぼーっとするなんて、できるんだろうか。そんなことしたら仕事も何も回らなくない? いや、意外と回るのかもしれない。回ったら怖いな……。っていうか、鳥? ”P.45-46
文学フリマ、来ていただいた方はありがとうございました!
『ひめごと』Vol.3 は通販もしておりますので、是非よろしくお願いします!
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