🐻にてセイントセイヤなハデペル67小話up
悪の帝王的な6にしようとして挫折した小話でもあります
セイヤにはペル様出ていないと何度でも言います
先日の🎃話のオマケその2
ちびロックマンが異世界から帰ると、ナナリーは疲れた顔をしていた。
「ななりー、ぽるぽるっ」
「ちび……今日は忙しかった」
聞けばナナリーに難癖をつけてきた破魔士がいたようなので、後で火だるまにすると決めた。それよりもナナリーだ。
「ぽる、ぽぽぽるる」
「ん?今日もいっぱいお菓子もらったのね。食べていい?」
「ぽ!ななりー、ぽっぽる……」
ちびロックマンはもちろんと何度も頷く。あんぱんまんの説明をしようとチョコを一つ持つが。
ベリッ バキッ
その前にナナリーが奪い取り、あっさりと噛み砕かれた。破片が一つ、ちびロックマンの額に当たる。
「ぽ、ぽぽ……」
「おいしいわ」
かける言葉を失うちびロックマンだったが、幸せそうなナナリーの笑顔を見るとチョコを差し出すしかなかった。
先日の🎃話のオマケ
「ただいま……えっ」
「おかえり……は?」
「ぽるぽ……ぽぽ?!」
帰ってきたナナリーは夫と魔法が使える異世界人が仲良くあんぱんまんのチョコを食べている姿に少し驚いた。アルウェスは妻の声に振り返るとナマハゲがいたので絶句した。ちびロックマンはびっくりしたが、瞬時で状況を理解してアルウェスの手にある食べた後の棒を回収した。
「ナナリー、何をしてるのかな?まさかその姿で学校から歩いてきたんじゃないよね?」
「もちろんよ!おばあさん家からに決まってるじゃ……あだだだだっ!」
アルウェスの手は器用にお面を避けてナナリーの頭を鷲掴みした。ちびロックマンはゴミをゴミ箱に捨てて、水の入ったコップを二つ用意する。
「そんなに通報されたいのかな?」
「つけてきた方が楽なのよ!これで今度のハロウィンパーティーに出……」
「キースが泣いたって言った筈だけど?」
自分にやれることはもうないと、アルウェスとナマハゲの喧嘩をちびロックマンは眺めていた。
ハロウィンに巻き込まれたちび6とアレを阻止したきっと6の小話です
かろうじて間に合った…
突然の夜の帳
ソファーに二人並んで座り、それぞれに本を読む。結婚する前から変わらぬ過ごし方だが、ナナリーが夜は子供になるのでその時間が増えた。
突然頭に重みを感じ、また甘えてきたのかとナナリーは本を閉じる。サラサラの金の髪が顔にかかりくすぐったい。邪魔だと引っ張ろうとしたが。
「うわぁ!?」
その前に、頭が膝の上に落ちてきた。長い髪で顔が隠れているので見えないが、聞こえてきたのは寝息で。
「ね、寝てる?」
返事はない。ナナリーもつい小声になってしまった。別に寝顔が珍しいわけではない。アルウェスの方が寝起きは悪いし、人を抱き枕にして眠るのが好きで困るぐらいだ。しかし迂闊に根落ちることはなかった。
(……疲れてる?)
小さな手でそっと髪を撫でる。見えた顔は心なしか顔色が悪い。夜の時間を空けるように昼に仕事を詰め込んでいると聞いているので無理をしているのだろう。睫毛が長いなとその先を触れても、少し目蓋が震えたぐらいで起きる様子はない。もう就寝の支度は済んでいて、自分達が起きるまでは呼ばない限り使用人が来ることもない。起こさなくてもいいだろうとナナリーは頭を撫で続ける。
一時間後にアルウェスが起きた時には足が痺れてしまい、アルウェスから謝罪という名の甘やかしのフリをして甘えられる羽目になった。
ちび6きっと6のクリームソーダ話完成版です
最終的に秋といったらなお話になってます
67沼にハマり中の成人。
妄想など垂れ流しで、支部や🐻以上に笑って許せるネタ多いです