先日の🎃話のオマケその2
ちびロックマンが異世界から帰ると、ナナリーは疲れた顔をしていた。
「ななりー、ぽるぽるっ」
「ちび……今日は忙しかった」
聞けばナナリーに難癖をつけてきた破魔士がいたようなので、後で火だるまにすると決めた。それよりもナナリーだ。
「ぽる、ぽぽぽるる」
「ん?今日もいっぱいお菓子もらったのね。食べていい?」
「ぽ!ななりー、ぽっぽる……」
ちびロックマンはもちろんと何度も頷く。あんぱんまんの説明をしようとチョコを一つ持つが。
ベリッ バキッ
その前にナナリーが奪い取り、あっさりと噛み砕かれた。破片が一つ、ちびロックマンの額に当たる。
「ぽ、ぽぽ……」
「おいしいわ」
かける言葉を失うちびロックマンだったが、幸せそうなナナリーの笑顔を見るとチョコを差し出すしかなかった。