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マジの荒れ野なのでお気をつけて……

車輪の再発明を軽んじているところがありましたが、実際にたくさんやってみると、既に発明されたものであったとしてもおれの手元で出来上がるのは「おれの車輪」であり(でしかなく)、おれの車を走らせるために最高なのはその車輪なので、恐れず再発明していくべきだね〜と思いました。

「たくさん書いてから削ったほうが良くなる」という話については、最近はもうすこし研究が進んでいて、おれは勝手にここから「削るほうが大変」という含意を読み取っていたのですが、実際は、一定程度完成された作品に対してはたぶん「書き足す」ほうが「削る」よりも大変なので、だから「先に書けるだけ書いてあとから削ったほうが(楽なので)いい」という含意があるんじゃないかと思います。おれってまた当たり前のこと言っちゃいましたか?

個人的な生理よりもじゃっかん説明過剰で、じゃっかん飛び道具(ダッシュや三点リーダや傍点など)控え目で書いてみたところ、前者は適宜削除の指摘が入り、後者は適宜追加の指摘が入るのでほどよく綱引きができていいですね。こう書くと試し行動みたいに見えますが、そうでなく、作者視点から(初)読者視点に調整するために胸を借りさせてもらっている感じです。

気持ちとしては9割受け入れているが実際には7割くらいかもしれないです。

☑すべてのエンピツを受け入れる 状態

改稿コメントに対応していると、おれってかなり書いたものに執着がないかも! と思うんですが(個人的な体感ではかなり指摘を受け入れるほうだと感じているので)、実際、平均的にみなさんどのくらい指摘を受け入れているものなんですかね。

ループものの演劇を昼・夜と連続して観ることで、同じようにくり返される「舞台」と、くり返しながらも若干の差分がある「終劇後のカーテンコールや挨拶」を目の当たりにすることができ、脳のメタフィクション野が激発火してよかたという話がある。

アクションゲームってだいたいループものと言っても過言ではないので(過言だと思います)、結局、おれってまた当たり前のこと言っちゃいました? ということかもしれないです。

昼・夜公演でループものの演劇を見たので、勢いづいて『リバー、流れないでよ』を観ました。
構造的・アイデア的な凄みでいうとさすがに『ドロステのはてで僕ら』に軍配が上がると思いますが、「演劇」的な凄みではこっちですね。最近気になっているものに寄せれば「群像劇」としても卓抜している。ここで今日見た演劇作品と比べてみると、「実写映画」だからこその強みを生かしていることがより明らかになり、経験値がゴリゴリ入ってくる……と思いました。
たとえばそれは舞台の選択で、『リバー、流れないでよ』は舞台によって駆動される物語でした。場所が物語を生んでいる。台詞もそれを意識してか、「貴船は~」という言葉が何度も入る。動線、高低、場所の繋がり――人々の移動や景色の遷移が物語になる、そういう舞台が選ばれている。ごく個人的な印象としては、その語り口はフロムソフトウェアのゲームに似ていると思いました。え……?

感想が欲しいという気持ちは、褒められたい/認められたいetc.という以上に、この小説に何が書いてあるのか/何が書けたのかあなたも一緒に考えてもらえませんか! という気持ちのほうが強く、そしてこちらの感想のほうが、はるかに得がたいものですね――というかそれって「批評」じゃないか?

終売しているものと思っていたので、残部30部ということにびっくりしたし、累計200部も出ているんだとびっくりしました。感想、ぜんぜん見たことないぜ……。

5年前(5年前?!)に参加させてもらった骨アンソロジー『骨博』が最終頒布とのことです。
架空の特別展【骨博】にて販売された〈図録〉というコンセプト(各作品に「キャプション」が付く!)、装幀から収録作品まで、大変よいアンソロなのでおすすめです。
収録作の「ドラゴンズハート」は、ヴィクトリア朝時代英領インドを舞台にした、元「女王陛下の竜殺し」の男によるドラゴン(ナーガ)探索行――といった感じです。デビュー前の作品なので(筆名!)恥ずかしいところもありますが、「ドラゴンの実在する世界における冒険小説」という意味で、実はデビュー作に最も設定やテイストが近いという噂もあります。百合ではないが……。
当面、どこにも再録の予定はありませんので、おれにパンチしてドロップさせないかぎり(やめてください)、これがラストチャンスということになります。よろしくどうぞ。
twitter.com/honehaku2019/statu

とりゅう さんがブースト

【告知】
大戸又さん主宰のアーバンファンタジーアンソロジー『Neverland, Neighborhood』に参加しました。
青本と赤本の二分冊なので、キッズの皆さんは友だちと一冊ずつ購入して通信交換や対戦をしましょう。大人のオタクは両方買いなさい!!
おれは赤本に寄稿しました。タイトルは「熊神たちの沃野」です。なぜならアーバンといえば、アーバンベアだからです。
物語は、神々が熊の姿を借りて降臨するようになってから七十年後、昭和一〇八年の北海道から始まります。
よろしくお願いいたします。
twitter.com/nobunaga504/status

とりゅう さんがブースト

walkingchair.booth.pm/items/57
新刊アーバンファンタジーアンソロジーの通販が始まりました

『アーバンファンタジーアンソロジー Neverland, Neighborhood Blue/Red』(献本!)
『SFG vol.06"電脳"特集』
『ドンキー・アーカイヴvol.2』
『マジック・ボール』
『圏外通信2024』
『テーマアンソロジー STATEMENT FOR GAZA』
『ドラゴンアンソロジー 龍舞記』
『巣 徳島SFアンソロジー』
『Kaguya Planet No.1』
『コスメアンソロジー TOKIMAKE』
『バウムクーヘンエンド合同』
『蜜蜂よ、夜々を遊行せよ』
『毒についての話』
『奇想同人音声評論誌 空耳2』
『家父長制アンソロジー 父親の死体を棄てにいく』
『留年百合小説アンソロジー ダブリナーズ』

半年近く先のアンソロdiscordがヒートアップしすぎていて、は、は、はやく書かせてくれ……!!(何書くかはまったく決まっていない)です。いつだってネクストアンソロがベストアンソロですからね。

全部今年中に果たしたら、知らないあいだに口座残高が増えていそうで怖い。 [参照]

おれが観念して本年中に履修を果たすかぁ、となりつつある作品としての、
・『アッチェレランド』
・『ペルディード・ストリート・ステーション』
・『ブラインドサイト』『得コープラクシア』
・『胎界主』
・『美味しんぼ』

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様々な目的に使える、日本の汎用マストドンサーバーです。安定した利用環境と、多数の独自機能を提供しています。