フォロー

昼・夜公演でループものの演劇を見たので、勢いづいて『リバー、流れないでよ』を観ました。
構造的・アイデア的な凄みでいうとさすがに『ドロステのはてで僕ら』に軍配が上がると思いますが、「演劇」的な凄みではこっちですね。最近気になっているものに寄せれば「群像劇」としても卓抜している。ここで今日見た演劇作品と比べてみると、「実写映画」だからこその強みを生かしていることがより明らかになり、経験値がゴリゴリ入ってくる……と思いました。
たとえばそれは舞台の選択で、『リバー、流れないでよ』は舞台によって駆動される物語でした。場所が物語を生んでいる。台詞もそれを意識してか、「貴船は~」という言葉が何度も入る。動線、高低、場所の繋がり――人々の移動や景色の遷移が物語になる、そういう舞台が選ばれている。ごく個人的な印象としては、その語り口はフロムソフトウェアのゲームに似ていると思いました。え……?

ログインして会話に参加
Fedibird

様々な目的に使える、日本の汎用マストドンサーバーです。安定した利用環境と、多数の独自機能を提供しています。