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ゲゲゲの謎、第二幕入る前くらいまで、「もしかして和風伝奇版〈竜のグリオール〉なのか……?!」となったんですが、違ったので安心しました。なぜなら和風伝奇版〈竜のグリオール〉はおれが書くからです。まぁ実際に書くか/書けるかどうかはともかく、和風伝奇版〈竜のグリオール〉をどう書くべきかの答えのひとつは、「横溝正史ライクな伝奇ミステリ」ということになるっぽい、というのは発見でしたね。

『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』を観ました。
龍賀一族、一族の並ぶ広間の奥に墨絵で描かれた龍、湖の中心に浮かぶ島に封印された何か、その咆哮――と続けられたので、「ドク… ドク… ドクン……ッ!」とSEが鳴りましたがべつにドラゴンではなかったです。(ネタバレ)
映画はちょっとヌルいところやフニャフニャしたところ、首を傾げる部分はあったものの、総じて面白く観ました。鑑賞を終えて振り返ってみると、そのヌルさやフニャフニャさも、限られたリソースをきっちり振り分けるべきところに振り分けたゆえ、という感じもしています。
むろんバチバチに決まったのが全編続けばそれに越したことはないわけですが、それが出来ないリソース不足を生み出した原因こそ、この映画がはっきりと指差して糾弾した日本社会の体質でもあるのだから、はからずも鋭い批評となっているのかも、などと思いました。
こんな映画の作り手がのびのびと才能を発揮できない社会の貧しさよ……。

原稿は進んでいないけれどそれとは別の原稿のアイデアがバキッと出てきたので帳尻は合っているということにしますか。

そもそも、体育会系ホモソーシャル出身が多い人狼が人前で無礼なことをしがちであることから「狼藉」という言葉が生まれたとされていますからね。(豆知識)

身分の高い人の前で狼藉をはたらいた人狼を叱るときの台詞です→「下がれ、下狼!」

ブラウザのブックマークの筆頭を電撃小説大賞の応募要項ページにするのそろそろやめたほうがいい?→Y/N

その語に振り仮名を振るべきかどうかを逐一判断するの、かなりしんどい仕事なので、外注させてもらって楽できるのは助かりました。原稿では基本的に「特殊な読みをさせる語」と「複数の読みがある語」のみに振っています。前者は造語など、後者は人名や人気(ひとけ)などです。

これは単に「読めない」だけでなく、「読むときにストレスがかかる」というレベルの字も存在していて、おそらくほとんどは後者なんですが、それでも読者にとって一定の負担にはなっているのだ、という視点が持てていなかった、という話です。あと間違って知人と書きましたが友人です。マブダチと言っても間違いない。
QT: fedibird.com/@abe_dragonslay/1
[参照]

とりゅう  
「日常的に小説を読みつけているわけではないが、おれの作品はだいたい読んでくれている」という都合が良すぎるので架空の存在っぽい知人(実在する)からもらった感想で、「とりゅう君のこれまでのやつ(同人誌などのこと)と比べると、振り仮名がたくさん付いていたので読みやすかった」というものがあり、自分には...

「日常的に小説を読みつけているわけではないが、おれの作品はだいたい読んでくれている」という都合が良すぎるので架空の存在っぽい知人(実在する)からもらった感想で、「とりゅう君のこれまでのやつ(同人誌などのこと)と比べると、振り仮名がたくさん付いていたので読みやすかった」というものがあり、自分には欠如していた視点だったので(読めるから書けるので)、な、なるほど~~~と唸りました。なお、おれの功績ではまったくないです。

よく考えると父の視点のほうにはそんなに興味がない気がするので、(亡くなった)父のことを考える娘の話が好きなだけなのかもしれません。

ご承知のとおり(?)、おれは父と娘の話にかなり脆弱性があるのですが、おれは娘でもなく、父も生まれる前に亡くしており、あと父でもないので、実人生の何に由来するものなのかはよくわかりません。単に実人生に由来していないだけかもしれない。

『aftersun/アフターサン』を観ました。
観てから一時間くらい経って思い立ち、「Under Pressure」を聴いたら、すごい勢いで涙が出てきました。『アフターサン』は記憶の映画なので、その映画の記憶で泣いてしまうの、かなり狙い通りの揺さぶられ方なのかもしれないですね。
この先ふとした瞬間に映画のなかのワンシーンが記憶としてよみがえるだろうという予感があり、いまはトルコ絨毯のことを思い返しています。
劇場で観られなかったことが残念でならないです。

うまく書けないときは画面の前でああでもないこうでもないと書いては消してウロウロする時間が必要なんですが、諸事情により長時間そうしていることができないとどうしようもなく、めっぽう書けない、というところまで言語化できました。

原稿が岩のように固いので泣きながらフォロワーの小説に逃げ込んだらメチャメチャ良かったわね。

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