新しいものを表示

舞台『死ねばいいのに』 京極夏彦先生アフタートーク回の感想 

タイトル『死ねばいいのに』については、「ひっどいタイトル」と言う京極先生。これは過去にも何度か仰っているので、ファンは聞き慣れた言葉ですね。
京極先生は作品を書くとき、物語もキャラクターもタイトルも全部いっぺんに出来るらしく、この話にはこのタイトルしか浮かばなかったらしい。
京極先生が本作を書いたのは14年以上前で、発売したのはiPadと同時期(ちなみに私は文庫を初版で買いました!)。単行本と電子書籍の同時発売をしたのでニュースになってました。
公共放送でこのタイトルが流れたし、講談社の建物にも、あちこちにこのタイトルの垂れ幕が……と苦笑いする京極先生。
「タイトルがタイトルだから、こんなに大々的にやると苦情が来るんじゃないか」と思っていたところ、その後すぐに東日本大震災が起きてしまい、「このタイトルを出しておくのは…」ということで引き下げたと経緯を語ってくださった。 4/

スレッドを表示

舞台『死ねばいいのに』 京極夏彦先生アフタートーク回の感想 

1回目の観賞で、私は「原作の淡々としたじわじわ来る"厭さ"が無くて会話が怒声の応酬になっている部分が多くて少し物足りないな」と感じていたのだけど、限られた時間の中で登場人物を追い詰めてケンヤに「死ねばいいのに」とまで言わせなければならないわけで、このアグレッシブさは舞台化にあたって必要な演出だったんだな〜と理解。

本作『死ねばいいのに』を書いたキッカケに話題が移り、京極先生は「私は小説家なのに書きたいものって特にないんですよ」と。
「だから言われたら書く。依頼されたらそれを書く。でも、本作の登場人物と同じように、私が相手に"どんな作品ですか"と尋ねても、編集者は私に何を書いてほしいのか言わない。聞いても言わない。自分でもわかってない」という趣旨の、笑い話のような愚痴のような話をする京極先生😂
だから曲をモチーフにしたそうで、編集者から「この曲みたいな感じで」と曲を渡されて、それを聴いて書いたらしい。
曲について京極先生は、「ここでその曲を皆さんに伝えたら、みんなそれを聴くでしょう?だから黙っておきます。……というのは建前で、なんの曲だったのか忘れました。これ14年も前の本だから、大昔だから(笑)」と続けて、笑いを掻っ攫ってました。 3/

スレッドを表示

舞台『死ねばいいのに』 京極夏彦先生アフタートーク回の感想 

登壇してまず、八百屋舞台の傾斜(10度)が凄いねって話から入り、京極先生は「私なら下まで転がり落ちそう」と喋って一笑い起こしてました。
舞台については、「こういう話なんですよ。そのままです」と称賛されていた。
舞台化の話は発売後からずっとあったものの、その度に東日本大震災やCovid禍が起きてしまい先延ばしになっていたらしい。その間に読み直してみると、自分では舞台化しやすい作品だと思っていたけど舞台化し難い作品だと気付いた、とのこと。
これには主演・脚本のお二人も同意されていて、会話劇で場面の転換もほぼないから舞台に向いているように見えて、登場人物が内心で考える独白の多い小説だから舞台にするのが難しかったと。

登場人物たちはケンヤと出会い、アサミについて尋ねられ、自分の人生を振り返り、不遇を嘆いて、キレて、そしてケンヤに「ならさ、死ねばいいのに」と返され、己を鑑みる。
この一連の流れを6人分(最後のケンヤを除くと5回)するにあたり、舞台用にコンパクトにするため脚本は大変だったそう。
上演時間は約2時間、各人20分で、出会ってから14分で感情をピークに持っていかなければいけない(ケンヤの「死ねばいいのに」後は6分)と構成の解説があった。 2/

スレッドを表示

舞台『死ねばいいのに』 京極夏彦先生アフタートーク回の感想 

舞台『死ねばいいのに』
京極夏彦先生のアフタートーク回を観てきました。

舞台は2回目の観劇。前回は開幕2日目だったこともあり長セリフを噛む場面も多々あったものの、今回は役者の皆さんかなり役が板についていて、より観応えがあった。
ケンヤの掴みどころのなさ(私は原作のここが好き!)と、ケンヤに尋ねられる関係者たちのヒートアップ加減の対比がよりハッキリしていて、舞台は上演を重ねるごとに変化があるから面白いなぁと感じた。

そして今回はアフタートークに京極夏彦先生が登壇されるということで、めちゃくちゃ楽しみにしてたんですよ。
京極先生を間近で見てお話が聴けるなんて行くしかないじゃん?! ってことでチケット取ったんですよね (私は京極先生を実際に見るのはこれで4回目)。
アフタートーク登壇者は、原作者の京極夏彦、脚本のシライケンタ、主演の新木宏典、司会のプロデューサー(お名前失念しました…)。
京極先生が登場されたとき大拍手しちゃった。ド真ん中の席が取れて良かった…! 正面から見た京極先生、今日も素敵だった…!👏🏼
京極先生は黒の着物に、帯/帯締/下駄/襟巻で赤を差し色にしていて、着こなしが可愛かったです。手元はいつもの指抜き手袋😊 1/

(Quote from X)

BREAKING| ICJ rules by overwhelming majority:
Israel must do everything in its power to prevent a list of genocidal acts by armed groups over which it has influence, and punish those responsible
Ensure Humanitarian aid
Israel must prevent the destruction of evidence relating to these genocide charges.
Israel must deliver a report on compliance with these measures within one month
All parties bound by international humanitarian law
Calls for release hostages

twitter.com/qudsnen/status/175

Ubu さんがブースト

寒すぎて起きてしまったから、朝風呂に入ってポカポカになった。
いつも一回寝たら起きない私が目覚めるってよほどの寒さやで…と思って外気温を見たら、マイナスに突入していたので、暖房の温度を上げました。
東京は昨日から今冬の最低気温を更新しているらしい。寒い日が続きますね、みなさんご自愛ください。

Ubu さんがブースト

🌲拡散希望です🙏
「朝鮮人追悼碑存続をのぞむアーティスト有志」として、要望書を作成しました。
賛同者のお名前とともに、1月26日金 午後1時に群馬県に提出します。どなたでも賛同可能です。
フォームの受付〆切は1月26日(金)0時頃です。
#群馬の森朝鮮人追悼碑撤去反対

docs.google.com/forms/d/e/1FAI

スレッドを表示

友人たちと作業通話で「何かを消費するときは自分が何に加担しているのか(またはしていないのか)を気にすることが大事だと思うし、娯楽にしても自分が何を楽しんでいるのか(または楽しめないのか)を自覚しておくことが必要だと思う」って話をしてたら、その流れで「ウンコってウケる鉄板ネタとされてるよね」って話になり、最終的にずっと「ウンコとは…」って話して、気づいたら夜が明けてた。寝るべき。寝ます。

新しいネイルめっちゃ可愛いから見て〜。キラキラ💎

Ubu さんがブースト

2022年に起きた宮崎県警の警察官が沖縄の少年を失明させたことを差別の文脈で書いてある。
日本人は絶対に認めないだろうがこの事件はヘイトクライムとして扱うべきだというのは何度でも言いたい。

このブログには「普通の日本人」の内なる植民地主義がどれだけ無自覚かをとても丁寧に、かつわかりやすく書いてあります。

日本人が書いた、という点ですごく希望を感じました。たくさんの方に読んでほしいです。
よろしくお願いします。

yk1.hatenablog.jp/entry/2024/0

こちらLGBTQ+コミュニティに属する者の一人として意見送りました。

>回答期限から1日遅れた1月19日、去る12月28日に送付した「東京レインボープライド2024へのイスラエル大使館とBDS対象企業からの協賛についての公開質問状〜植民地主義と民族浄化・ジェノサイド共犯と決別するために〜」に対して、TRPから上記のとおり「回答拒否」の返信がありました。
NPO法人東京レインボープライドが公開質問状に「回答拒否」。みなさんの声をTRPに届けてください!!feminism-lesbianart.tumblr.com

京極夏彦原作の舞台『死ねばいいのに』観てきました🪑
原作とはまた違った温度感の登場人物たちが新鮮で面白かった〜。今の時代っぽく単語や口調が変えられているセリフもあり、主人公ケンヤのアグレッシブさも加えられ、舞台ならではの熱量。
一方で、原作のじわじわ蝕まれるようや「厭さ」はあまり無かった。私は原作のその淡々とした不穏な部分が好きなので、今回の舞台では会話劇がしばしば剥き出しの怒声の応酬になってしまっている部分が少し物足りなかったな。
傾斜10度、椅子の並んだ八百屋舞台はそれだけで異質な雰囲気で、椅子ごとに時間や場所という物理的な拘束を飛び越えて様々な観せ方をしてくれて感動。繰り広げられる会話劇の深みを増すような舞台セットでした。舞台の使い方がめちゃくちゃ上手かった!!
座席はほぼド真ん中でした。チケットを取ってくれた友人に大感謝よ……。第3幕に登場する俳優陣のアフタートークも付いていて、舞台セットの椅子の扱い方などの小話が楽しかった。良い舞台だったな〜!
舞台も良かったし、友人と会えたし、ご飯も美味しかったし、美味しい紅茶がたくさん飲めたし、嬉しい日でした。

2年前に職場のラジオで延々と「一生そばにいるから〜 一生そばにいて〜 一生離れないように〜 一生懸命に〜♪」って曲が流れてたから、聴かされ過ぎて苦手になってたんだけど(他にもこういう曲がある)、今日の昼頃この曲の替え歌「一生そば作るから〜 一生そば食べて〜♪」を知ってしまったせいで昼以降ずっと頭からこの曲が離れないの、イヤーワーム起きやすいのよ私…どうすればいいの…ずっと流れているのよ……一生そば食べて〜……

Ubu さんがブースト

中日BIZナビで月2回連載中、『全員記憶喪失オフィス』がSNSに堂々登場!
最新回の第10話は中日BIZナビ誌上で読めます。
刮目せよ。
twitter.com/chunichi_keizai/st

楽しみにしていたAURORAの新曲『The Conflict Of The Mind』が配信開始。
「それは複雑な話 誰も話さない」「時間がなくなってきている」から始まり、「あなたが泣いているとき私は葛藤を感じる」「葛藤を乗り越えて 魂を死なせないで」「葛藤の中に愛がある」「愛はあなた自身」と、葛藤を抱えながら愛を指針に進むべき人々の背中を押すような優しい曲調。前作『Your Blood』と同じくパレスチナ連帯を感じさせる。(AURORAは昨年10月の時点から一貫して占領と虐殺を批判している著名人の一人)
AURORA - The Conflict Of The Mind aurora.lnk.to/TheConflictOfThe

『よるべない花たちよ』上巻に収録されている読切『ルカの中華街彷徨録』は、夜の町を生き抜くために自分を「ハーフ」だと偽る青年・ルカと、酔っ払いに「国に帰れ」と絡まれている中華料理店の少女・花が出会うことで始まる、出自や生き方をめぐる物語で、とても良かった。だけど、中華料理店の娘である少女が「中国系/ハーフ」であるかどうかは作中で少しぼかされていて(酔っ払いのセリフから推測するに母方が中国系)、それ故に花の「ハーフ」への"興味津々さ"をどう取るべきか、読み手として少し迷う。子どもとはいえ、花が「中国系/ハーフ」でないなら花もかなり配慮がないし、花が「中国系/ハーフ」であるなら少々マジカルマイノリティっぽくもある。ルカと花の(ルーツに関する言動の)善悪を固定したくなくて、そして登場人物たちのバックグラウンドについて読者に考えさせるために作者は狙ってこうしているのかもしれない、とも思ったが。
下巻の読切『門は開く』の「ほんとに 門は開く!」のシーンが好き!

スレッドを表示

『よるべない花たちよ』(上/下)読みました。
血族、結婚、同居など様々な「家族」をドライに描きつつ、それでも共に生きるコミュニティとしての「家族」に希望を見出すような、温かい物語だった。家族とは必ずしも良いものではないということを描いている「家族」の物語、好きです。「大丈夫だよ 消えないから 安心しな」のセリフが良い。

『よるべない花たちよ~for four sisters~【電子単行本】 』(山内尚 著)
上巻 read.amazon.com/kp/kshare?asin /下巻 a.co/ef6R250

Ubu さんがブースト

群馬にある朝鮮人慰霊碑が撤去されそうということなので、他の方のツイートを拝借してこちらでシェア。
これは「少女像」の撤去を日本政府が要求したことと全く同じで、加害の歴史を消し去ろうとする行為だ。しかも慰霊碑の撤去を行おうとするのは、「彼らは慰霊に値しない存在だ」と発言するに等しい。絶対に許されない。帰ったらめっちゃ怒りを込めた長文でFAX送ってやる!
twitter.com/gunmatsuitohi/stat

古いものを表示
Fedibird

様々な目的に使える、日本の汎用マストドンサーバーです。安定した利用環境と、多数の独自機能を提供しています。