海洋放出の場合、委員会で予想した社会的影響、影響を受ける対象、そしてその影響期間。

影響:
•県外とは海で繋がっているため、県外まで広く影響を与えうる。
•ただし、陸域への影響は限定される。
•海外からの輸入規制にまで発展すると県外にも大きな影響を与えうる。

対象:
•放出経路が海洋のため、主に水産物を扱う業者に影響を与えうる。
•また、海水浴客やサーファーなど観光産業の一部に影響を与えうる。
•一方、地元での食材摂取などへの懸念から、観光が忌諱され、宿泊業や飲食業、公共交通機関などでの消費が落ち込む可能性がある。

期間:処分開始から終了時まで

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漁業者の姿勢

2022年の時点で「最終的に容認したの は,地下水が燃料デブリに触れた汚染水では ないこと,廃炉の推進には協力したいという 意向によるものであった。

ただし,原子炉建屋内に入って発生した汚 染水については例え浄化したとしても,認めないとしている。これは全国の漁業者の意見 でもある。ALPS処理水の危険性に疑問を抱 いているわけではない。ALPS処理水の海洋放出は漁業の状況をよくするものでなく,もしかしたら販売不振が起こり,厳しくするものでしかないからである。政府がALPS処理水の海洋放出を決定した後も,一貫して反対し続けている。」

反対にも関わらず、政府は地下水のみならず「原子炉建屋内に入って発生した汚染水」も放出した。漁業者の憤懣はどれだけのものだろう。 [参照]

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ALPS処理水処分に伴う国の対策については、

対策5の「国際社会への戦略的な発信」については失敗と言わざるをえない。「予想もしていたなかった」と首相が述べたが、これはウソだろう。

そこですでに対策8の買い支えを表明しなくてはならなくなった。
①冷凍可能な水産物の一時的買取•保管そしてその販路拡大などの対策

これからなすべきは対策9と10だが、対策9は水俣病など公害のその後を思い出させる。何年かかるのだろうか。

対策10は、廃炉まで300年の見積りもあるなか、汚染水はその間ずっと出続ける。。

濱田武士「『ALPS 処理水の海洋放出』の政治決定をめぐる諸論点 - 原子力災害からの政府と漁業界の動向を踏まえて -」(2022)

これは非常に明確な論点整理だった。著者は「2012年⚗月から福島県地域漁業復興委員会に学識者として一委員を任され」とある。

hokuga.hgu.jp/dspace/handle/12

新潟大学職員組合中央執行委員会も連帯声明を出しました。

そごう・西武労働組合のストライキへの連帯表明
関係各位

報道によれば、そごう・西武百貨店親会社のセブン&アイ・ホールディングスは、企業再編後の同店従業員の雇用・その他労働条件を同労働組合と具体的に協議せぬまま、一方的に株式譲渡を決断したとのことです。丁寧で真摯な労使交渉を怠った同社の姿勢には、深く遺憾の念を覚えざるをえません。

新潟大学職員組合中央執行委員会は、この度のそごう・西武労働組合による、ストライキ権の遵法的な行使に対する敬意と、労働者としての連帯の意思を表明します。

2023年9月1日
新潟大学職員組合中央執行委員会

関東大震災100年特別講演「姜徳相先生の関東大震災研究について」9/1(金)19:00-21:00 文化センターアリラン閲覧室

これまで毎年、高麗博物館の関東大震災関連イベントは新宿区からの後援がされてきた。ところが、百年にあたる今年、多文化共生推進課は「その内容を拝見したところ、区の施策の方向性と異なるものであることから、後援することはできない」と拒否。〈虐殺〉という文字があるから、と新井勝紘元館長。

昨日行って来ました。高麗博物館「関東大震災100年 隠蔽された朝鮮人虐殺」。絵巻がやはり圧巻。雑誌『改造』など大正期の同時代の史料から今日にいたる朝鮮人虐殺関連の書籍なども展示。貴重でした。

読書会『抗日パルチザン参加者たちの回想記』(2)
8月13日・赤羽北区センター

7/29(土)12:45〜「レイバー映画祭2023」にて『春をかさねて』『あなたの瞳に話せたら』が上映されます。

◼︎会場:東京・全水道会館4Fホール
◼︎料金:一般当日2,000円、前売・予約は1,700円、失業者・障害者1,000円、学生・20歳以下無料

中国における「行儀作法」、知の複数性、政治小説の復権、そしてアカデミーをめぐる昨日の活発な議論を思い出しながら、トドロフ『啓蒙の精神』(石川光一訳)を再読。第8章「啓蒙とヨーロッパ」の指摘が非常に貴重なものに思われる。

トドロフは触れていないが、「社会の中にもうひとつの社会」があるという概念は、それをめぐって絶えずつきるくとなく激しい論戦が行われた啓蒙期の主要な思想的な戦場であった。

牧野富太郎がなぜ流れているのかと思ったら、ドラマが放映されているのか。

牧野富太郎で印象深いのは墓に彫られている「結網学人」という文字。この字は素敵だ。

Encyclopaediaの新しい訳語の候補になりそう。さらにそこに「人」がある。

加藤周一「報道三題」(2005年、『夕陽妄語3』ちくま文庫)

「報道の自由に対する政治的圧力がある一線を越えたとき、すなわち報道機関の「存在理由」そのものが脅かされたと感じたとき、またそのときにのみ、彼らは結束して起ち、徹底的に反抗したのである」

「変わりつつあったのは、ラジオや新聞が用いる日本語の語彙であり、総合雑誌が載せる論文の表題や著者の名前である…。しかし報道言論の表面にあらわれた変化、一見おだやかな、なしくずしの変化に、特定の方向があることだけは、私にも見誤りようがなかった。」

Elodie Cassan, Le Langage de la raison: de Descartes à la Linguistique cartésienne, vient de paraître chez Vrin, dans la collection Problèmes de la raison.

vrin.fr/livre/9782711630851/le

フランスの著名なグラムシ研究者らによるグラムシの評伝が刊行された。フランス語圏では初のグラムシに関する伝記となるのだそう。著者らはいずれもリヨン高等師範学校教員。

ありがとうございます。いえいえ、先生のトゥートにはほんとうにさまざま知らないことを教えられており、感謝しています。

小場瀬卓三との一時期までの繋がりが野沢協先生のイメージをかなり決定したことは間違いないと思います。したがって、そう見なされて疎んじられたことは事実としてもあるのだと思います。小場瀬の葬儀の際に喪主の奥さまから、「あなたが夫のいのちを縮めたのだ」と詰られてきた、というのはご家族から後日にうかがったことでした。

野沢先生が脱党されたのは70年代になってからとご家族より聞いています。しかしそれまでに長い逡巡と共産党への不信などが続いていたことが、ついに〈教会内寛容〉をめぐるジュリユーとベールの根本的な対立の深い関心へと先生の歩みを方向づけたことは、先生の内部で間違いなく深く繋がっていたと思います。

お返事を拝読し、ニザン訳のあとがきをあらためて読み直してみました。そこには、三宅先生のご指摘なさる野沢先生の「情熱」の理由がまさにご自身で間接的に書かれているように思います。

ニザンとサルトル、そして野沢協先生をつなぐ線は間違いなくあると思います。大江健三郎への怒りは、「大江は学生運動に一度も実質的にコミットしたことはなかったのに、嘘をつく」ことでした。いまの東大仏文と繋がるかも知れませんね。

2023年2月22日(水)および23日(木)、「日仏国際シンポジウム:Les revies de Rétif de la Bretonne — Subjectivités, généalogies, morales」が開催されます。

zinbun.kyoto-u.ac.jp/symposium

日時:
2023年2月22日(水)14時〜18時/2月23日(木)13時〜18時
Le 22 février 2023, 14:00 - 18:00 / Le 23 février 2023, 13:00 - 18:00

デカルト『方法序説』で知識が街の風景と比較されているのはなぜか?とChatGPTに質問したら、

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