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本が売れないのは本(屋)の魅力うんぬんの問題ではなくて単にみんな金と時間と心身の余裕がないから、つまり政治の問題なので、本の世界をどうにかしたいと思ってるならまずは政治の話をしようね、それが近道だよ、って話をしても業界人はほぼ反応せず、というのがここ数年の私のTwitterだったので、「本(屋)の魅力を伝え切れてない!だからがんばんなきゃ!」的なこといまだに言ってる人を見ると、現実逃避しないと保てないんだろうな......ともはや哀れみの感情を持つにまで至っている。

が、この前カンミさんが書いてたように、これを公言してしまうとかれらは見下し的なものと捉えて余計に逃避していくことになるので、ひたすら淡々と「政治の問題だから私たちの努力不足じゃない」ということを書いてきたけど、現実逃避のフェイズにいる者は理屈を無視しがちなので、残念ながら響きはしない。BTのように気がつくのはマシなほう。しかもこれ、真面目な者ほどなりがち。日常的に搾取される立場にいる書店員は特に、自己責任論を内面化しがちなので。

これまでずっと「だって自民党くらいしか入れるところなくない?」と抜かしてきた出版営業畑の友人が、あちこちで音を立てて崩れ去る書店の惨状を見続けてきた結果ついに「この状況は本当にマズイ、末期的」とか泣き言を言い出したので、この事態はなにも出版社や書店の努力が足りなかったから引き起こされたものではなくて、低賃金労働やら容赦ない増税やらに伴う可処分所得の低下やらお粗末な教育行政やら大企業偏重の経済政策やらの結果だからと慰めたところ「たしかに政治がヤバい」と開眼するに至った

もう限界という産業は他にも死ぬほどあると思う

出版業界内における権威主義の筆頭がジュンク堂の福嶋氏による「言論のアリーナ論」で、これが本屋のヘイト本に対するスタンダードor理想の態度としてみなされたまま10年以上が過ぎている。これが崩されないと状況は変えられない。しかし業界内に長くいる者ほど「福嶋さんが言うのだから」で思考が止まってしまう。止まったままずっといる。差別やヘイトに対する姿勢、あるいは言論空間そのものに対する姿勢が、福嶋流アリーナ論で「100点満点」だと判断して、そこで終わっている。

この「なにもわかってないまま○○する」を編集者までやってるのが問題の根本。ヘイト本関係だとだいたい本屋が批判されるけど、そもそも製造責任どうなってんの?ということが批判されないのはおかしい。

でも編集者も、売上ノルマやら刊行点数ノルマやらでまともに勉強できないまま本を作らざるを得ない状況にあったりする。だからそういう仕組みから離れる必要があるんだけど、まあそれもなかなかうまくはいかないよね。

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ただ、こういうアンテナの張り巡らし力みたいなものはある面では能力主義に陥いるものでもあるので、張り巡らし切れてない者をただただ批判すれば解決するものでもない(完璧に張り巡らせることができる者などいない)。本屋に関して言えば、本当に本を読む時間などないし、SNSをチェックする余裕もない。知識のアップデートみたいなものをできるだけの余力がすでにない状況にある、そんな本屋ばかりになっている。負のスパイラルなんですよ。

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社会に対して丁寧にアンテナを張り巡らせてる編集者なんて本当にひと握りしかいない。だから人文系の本の帯に安易に東浩紀とかを起用できちゃうし、本屋は本屋で東の新刊が出たら考えなしに平積みしちゃえる(最近出た『訂正可能性の哲学』『訂正する力』なんか典型的で、ふだんの振る舞いを批判的に見ていればどの口でそれ言ってんの?ってなる)。

こういうのは、だいたい本気で「なにが起きているのかわかってない/知らない」んですよ。単に「○○さんだから(きっと良いこと言ってるんだろう)」という判断材料でしかない。

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加害者が外国籍だと報道されるのに日本人だと報道されないみたいなの、加害者がトランスだったりペドフィリア傾向のある証拠を残してると大々的に報道されるのにそうではない「ふつう」の人だと大して報道されない、というのと同じような構造だと思う。だから「外国人/トランス/ペドは危ない」というスティグマが生じる。実際には日本人/トランス/ペド以外による犯罪行為のほうが多いにもかかわらず。

もちろん、性暴力事件に関しては「そもそも加害者/被害者が誰であろうとまともに報道されない」という前提があり、それこそが問題の根本なんだけども。加害者の属性うんぬん以前に、加害行為の存在自体が「ないこと」にされているので。

#鼻うがいドン :mastogrin:
【鼻うがい :aruaru:
何か作業してると不意討ちで塩水が垂れてくる…
:aruaru: ですよね!

鼻うがいで洗浄しているのは鼻穴や喉の奥だけではなくて、顔面の中にある空洞の副鼻腔も洗浄しています。

何か怖い :blobcat0_0: ですけど、添付画像がそれです。

そして、鼻うがいをしたあと、何か作業をして俯いたり屈んだりした時に、不意討ちで水が垂れてくるのはこの空洞に水が残っているせいです。

これの解消方法は、腰より低く頭を屈めて優しく鼻をかむことです。
私の場合は結構な量の塩水が出てくるので、ティッシュペーパー4枚使います。
屈めた頭を右向きにして右の鼻穴を、左向きにして左の鼻穴をかみます。
かむ時の強さは瞬発力はダメ :akan: です。
ゆっくりしっかり鼻息を出すイメージでかみます。

このやり方でほとんど垂れてこなくなりました :otsukare:

たくさん売れるわけではない。しかしものづくりに関わった者たちにはちゃんと賃金が入る。そのような環境で作られたものの質を高めることで、それを手にした外部の者への影響もより質の高いものになる。その繰り返しで世界が少しずつ変わるかもしれない。相互扶助。そういうイメージ。

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売上がやばいです!助けてください!などとTwitterで投稿すれば確実に売上は上がるが、そんなのは長続きしないわけで、結局数日後には同じ投稿をするはめになる。当然、そんなことを続けていれば「閉店詐欺(セール)」のお店みたいに見捨てられる未来がやってくるし、そもそも社会状況が変わらなければ根本にある問題はなにも解決しない。

ゆえに、「社会状況を改善する」と「お金が手に入る」の両方が得られる手段を取りたいわけで、しかし従来の①商業出版的な本を②仕入れて売ることの持続可能性が減衰していく一方である以上、③商業出版的ではない本に④売る以外の方法でも関わる、という手段に希望を見出すしかない。そしておそらく、これは反差別の実践においてはむしろ相性がよい。

反差別の総量=まなざしの総量を増やすこと、その質を高めることが私の仕事だと考えるのならば、こういうのもありだろう。と思ったので始めます。前々からぼんやりと考えてはいたんですが。

ZINEとかの質をもう少し高めたいね、というときとかぜひ。リンク先の条件は叩き台なので、希望の条件あれば気軽にどうぞ。

books-lighthouse.com/book-edit

個人タクシー、80歳まで容認 国交省、過疎地の交通確保
nordot.app/1075384996778295699
私は高齢者が起こした事故に"上級国民"などの言葉で憎悪があおられ、挙げ句、高齢者の運転一般が悪であるかのように自主返納を美徳とする機運が作られたことにめちゃくちゃ怒っている。
それでいて使いたいときだけこういうこと言い出すんだから本当にいい加減にしろやと思う。

○○は我々と違って正常ではないから、詳しく知る必要はない。単に「正常ではない」と述べて切り離すだけでよい。距離をとればよい。その内実を知る必要などない。なぜなら○○は正常ではないから。

というのが直球の差別だということを、あらためて認識すべきだ。根本原理をぐずぐずにしてはならない。そこを揺るがしてしまったら、あらゆる差別が正当化されることになる。

差別をする者はクズでバカで人の心がなくて、反差別を掲げる自分はそんな奴らとは違う存在だ、とか思ってるからこうなるんだ。

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性的客体化、性的嫌がらせ、性暴力は「性的な惹かれ」によるものだというイメージや、属性と加害行為を結びつける考え方が差別的であることは言うまでもないが、性暴力を考えるうえでまったく正確ではないと思う どうして性暴力をなくしたいのに、メカニズムを正確に理解しようとはしないのだろう

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なんだか遠くでぽつんぽつんと光る星をぼんやりと見ながら宇宙空間を漂流してる感じ。

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