売上がやばいです!助けてください!などとTwitterで投稿すれば確実に売上は上がるが、そんなのは長続きしないわけで、結局数日後には同じ投稿をするはめになる。当然、そんなことを続けていれば「閉店詐欺(セール)」のお店みたいに見捨てられる未来がやってくるし、そもそも社会状況が変わらなければ根本にある問題はなにも解決しない。
ゆえに、「社会状況を改善する」と「お金が手に入る」の両方が得られる手段を取りたいわけで、しかし従来の①商業出版的な本を②仕入れて売ることの持続可能性が減衰していく一方である以上、③商業出版的ではない本に④売る以外の方法でも関わる、という手段に希望を見出すしかない。そしておそらく、これは反差別の実践においてはむしろ相性がよい。
たくさん売れるわけではない。しかしものづくりに関わった者たちにはちゃんと賃金が入る。そのような環境で作られたものの質を高めることで、それを手にした外部の者への影響もより質の高いものになる。その繰り返しで世界が少しずつ変わるかもしれない。相互扶助。そういうイメージ。