@biotit 著者が提出している視点のすべてに肯定的なわけではないのですが、『ベルリンうわの空』は面白いと自分も感じました。書物によって異文化理解を深められるとすれば、どういう風にか?とよく考えていて。登場人物たちがクリーチャーのような画で描かれるのは、外見や肌の色が異なることのメタファーであって、作品がマンガという形式で描かれる必然性があるのかなとも思いました。
@Waterofmarch はじめまして、本の購入記録など何年も参考にさせてもらっています。『遠まわりして聴く』のタイトルは「を」は不要ではないでしょうか。収録されているタブッキ論とか、自分もとても好きです。
@biotit こんにちは、twitterもあまり熱心には使っていなかったのですが、こちらのサービスもためしに登録してみました。気が向けば海外小説の話などしていきますので、よろしくお願いします。
澁澤龍彦の傑作『高丘親王航海記』、今年の9月にフランス語版が出版されていたことを知る。訳者はベストセラーのマンガから『ドグラ・マグラ』までをフランス語に移し替えてきたベテラン、パトリック・オノレ。
個人的に面白いなと思うのは、英語圏でも『高丘親王航海記』を紹介する動きがついここ一、二年でみられること。注目を集めた「文藝」2020年冬号におけるアンケート、「世界に拡がる日本文学の行方」でDavid Boydは一番好きな日本の作家として澁澤龍彦を挙げ、『高丘親王航海記』をベストとしている。2021年冬には柴田元幸ら編集の英語版「MONKEY」2号に氏による抄訳が掲載。ただし、現時点では単行本としては出版されていない。(続く)
本好き、旅行好き。 海外詩/翻訳文化論/日本文学普及/社会言語学etc.文章のアップはSNSよりも主にブログのほうで行っています。よろしくお願いします。https://air-tale.hateblo.jp/