#映画感想
【甘い人生 4Kレストア版】
少し前に、某Xで下記のような投稿を見掛けたんだが、この映画は、逆に食事シーンの使い方が巧い。
「大富豪が部下と飯を食う」シーンでも、例えば「これから仕事で上海に行くという事を、そのシーンで主人公に告げる≒おそらくは、その大富豪は中国企業との取引をやってるのでハレの食事は高級中華料理=中華料理の高級素材と言えば……」という理屈で、その食事シーンでは鮑料理が重要な役目を果たし、そして、食事中のなにげない言動から、最終的に「ムカツく中ボス」になるキャラを観客に「こいつ死ねばいいのに」と思わせるように誘導している。
こんな感じで、食事シーンというのは「そいつがどういう奴か??」「作者が『こいつ死ねばいいのに』『何か、こいつ怪しくね??』と思って欲しいキャラは誰か」を台詞で説明せずに描くのに適してるのだ。
その他、小道具の使い方も巧い(主人公の上司の愛人が、主人公の上司からプレゼントされたある日用品と同じ……ただしデザインが違うモノを、わざわざ買おうとする≒もう心が離れてる)ので非常に創作の参考になる。
https://x.com/zaikabou/status/1848212464695222461
琉球新報による作者コメントを読めば、「裏取りせず」ではなく「裏を取った結果があれ」で、最初から結論ありき(=日当は事実だという決めつけ)の「取材」だったとわかる。もうバレてるよ。琉球新報の仕事が素晴らしかったから、こうして裏が取れた。もう作者はどのメディアに対しても、あんな不用意な本音コメントを出すことはないでしょう。
朝日新聞のコメントプラスに佐藤優氏が書いてるけど、出版社が謝罪すると決めたあとに作者コメントをとったって仕方ないですよね。口裏合わせるに決まってるんだから。
https://www.tokyo-np.co.jp/article/361688
#映画感想
【シビル・ウォー アメリカ最後の日】
個人的にはジャーナリズム/ジャーナリストについての映画として観た。
「アメリカが東部と西部に分断し内戦が始まる(しかも、合衆国から分離した西部を率いてるのは、最も赤い=保守派/共和党支持の州と、最も青い=リベラル/民主党支持の州という『へっ??』という設定)」ってのはテーマとは、かなり独立した「設定」であって、「アメリカ級の大国の国内で大規模な戦争が起きて中央政府が機能しなくなり……」さえ成り立てば別の「設定」でもOKで、たまたま、今という時代に、制作側が求めた、そんな「設定」に一番近いのが「アメリカが分裂して内戦が起きたら」だっただけに過ぎない気はする。
まぁ、しかし、実質的な主人公の最後のアレは「成長」なのか「闇堕ち」なのか??
「暴走して暴れる以外の『闇堕ち』『悪堕ち』の描き方って無いのか??」と思ってる方にはパクリ元として使えるラストかも。
特高警察がプロレタリア文学作家を拷問して殺すのは自由のために仕方ないことだけど、市民団体がデマを描いた漫画家に謝罪を求めるのは言論弾圧なんだってさ。
なに言ってんだ?
https://x.com/michihikofujiei/status/1848338686699876542?s=19
#映画感想
【ジョン・ガリアーノ 世界一愚かな天才デザイナー】
よりにもよって、ナチスに侵略された過去が有る国で、反ユダヤ発言をしたせいで、社会的生命を失なった天才服飾デザイナーに関するドキュメンタリー。
本人は、ロクデモない忙しさとプレッシャーで、アルコール&向精神薬(一応合法な奴です)の依存症になり、更に、仕事が忙しくなるほど仕事依存症になってゆき、同じ位、多忙だった実務をやってるビジネスパートナーも……あ……これ、どう考えても違法な方法でしか入手出来ないモノのオーバードーズだよね、という死に方をしてから、更に酒の量が増え……。
で、肝心の反ユダヤ発言も、酒場で、明らかにアジア系にしか見えない相手を「このユダヤ人が!!!! お前らみて〜な醜い奴は生きてる価値ねえ!!!!」と罵るという意味不明なモノが天丼ギャグの始まりにしか思えないという……。訳、判んねえよ!!!!
#映画感想
【花嫁はどこへ?】
インド映画。
日本で言う大安吉日。
列車の中には新婚さんが山程。
しかも、どうやらインドでは、「新婚の花嫁は夫の家に着くまで顔をヴェールで隠す」という風習が有るらしく、たまたま近くの席に座った花嫁が取り違えられてしまい……しかも、その花嫁には何か裏が有るらしく……。
何か2人の花嫁の片方が、やたらと若いと言うより幼なく見えたんで、調べてみたら……ええええ?? これ、インドの結婚には、そう云う問題も有ります、って趣旨でわざとやったの?? それとも、インドでの「当り前」をフツ〜にやったら、他の国の人間からすると「ヤバいもの見ちまった」になっちまったの??(フェミニズム映画の側面も有るので前者だと思うけど)
何と、2024年製作の映画で、花嫁役の女性俳優さんが、2007年生まれ????
#映画感想
【トランスフォーマー/ONE】
かなりの勢いで公開規模が縮小してるけど、それが何かの間違いにしか思えない、良い意味でソツが無い作品。
脚本の結構丁寧で、あいつが最終的にあいつになるまでの経緯も、すっとフに落ちる。
#映画感想
【ジガルタンダ・ダブルX】
お馬鹿映画と見せ掛けて、とんでもないオチ。
まぁ、フィルム撮影の時代に、録音機材らしいモノが見当たらないのに、どうやって音声を録音したって突っ込み所は有るが……。
あと、インド映画だと「女性の政治家」が悪役になるケースが多い気がするけど、何でそうなのか、誰か詳しい人の解説を読みたいな。
#映画感想
【ベイビーわるきゅーれ ナイスデイズ】
「シン仮面ライダー」のアクションに苦言を呈してた映画監督が自分の作品で池松壮亮にアクションをやらせる、という、ある意味で、庵野監督への嫌がらせのような映画。
そして出来上がったのは「庵野監督が『シン仮面ライダー』でやりたかったであろうアクションは、改造人間という設定と食合せが最悪なんじゃね」という感想を抱かざると得ない、嫌がらせの2乗のようなアクションシーン。
#映画感想
【ベイビーわるきゅーれ ナイスデイズ】
主役2人&池松壮亮と並ぶ功労者は前田敦子。
すげ〜嫌な奴を好演しといて、嫌な奴になった理由が、それかいッ!!!!
そして、最後の打ち上げでも、主人公2人(20歳という設定)にとっては「うざい大人」ぶりを発揮。
あと、AKB時代の前田敦子が演じた、ある役の事を考えると、あの役名って……????
#映画感想
「ファウンダーズデイ 殺戮選挙」
おい、あんなモノがオチの伏線って有りかッ????
とりあえず、名作映画を1日に何本も観る場合には、正気を保つ為に(いや、今年1位候補なんて映画の方が脳の体力を使うんですよ、マジで)1本ぐらいこういうのを混ぜといた方が良い程度の出来。
(誉めてるのか、それ?)
#映画感想
【憑依】
綺麗にまとまった「退魔師チーム結成譚」。
今年観た映画1位にはならないだろうけど、続篇が観たいよ〜な感じの映画。
#映画感想
【ヒットマン】
副業で警察に捜査協力している大学教授。
絵に描いたような屑警官が懲戒休職になったせいで、殺し屋のフリしたおとり捜査官までやる羽目に……。
しかし、ある容疑者の見逃してしまったせいで、事態は思わぬ方向に……。
ええ、倫理的には山程問題が有る経緯ですが、「この野郎、酷い目に遭わんかなぁ……」と思ってた奴が、案の定、酷い目に遭う話ですので、安心して観れます。
#映画感想
【犯罪都市 PUNISHMENT】
近くの席に居た別のお客さんが 「水戸黄門みたいな感じで安心して観れる」と話てたが……いや、暴力的な水戸黄門も有ったもので……。
チンケな悪を、より格上の狂った悪がブッ殺し、主人公がそれをブチのめす。
そのパターンで4作も作られてるが、観てて飽きない。
#映画感想
【シュリ:4Kデジタル・リマスター版】
1999年の作品なので、韓国の男性俳優の中でも「渋い顔のおっちゃん」枠の人達が若い若い。
ソン・ガンホやチェ・ミンシクが完全に20〜30代の肌。
まぁ、演出やカメラワークに古い点は有るが、同時に「あの時代によく思い付いたな」という場面も有る。
しかし、最後の方の台詞「分断という現実が、彼女をヒドラにしたんだ」ってのは、今からするとMCUに出て来ても、おかしくないな。
下記の予備アカウントです。
基本的に本アカウントと違う事を投稿します。
本アカウントのサーバが調子が悪くなったら、こちらのアカウントを本アカウントにするかも知れません。
https://mstdn.jp/@ChouIsamu
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