#映画感想
【ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ】
何だかんだ言って、本作もマーゴット・ロビー演じるハーレイの御蔭orせいで「ハーレイのキャラ立たせんのに『ジョーカーの恋人』って設定は邪魔やん」って事に客も制作陣も気付いてしまって以降の作品だと思う。
なので、ハーレイに支配されればされる程、アーサーは「成行きでジョーカーになってしまった男」が「自分をジョーカーだと思い込んでしまった男」へと変っていく。
意図的か知らず知らずかは別にしてハーレイがジョーカーを洗脳してしまうという、コミックでのハーレイのオリジンを逆転させてしまった訳である。
あと、ネタバレだけど、最後に、ある人物が自分を口裂け男に変えているのでは? という音や動作。そして、ハーレイがアーサーに言った「妊娠している」が嘘ではなく、アーサーと自分の子を「自分の理想のジョーカー」に育てるつもりだとしたら……?
これ、マジで、コミックのあの展開かも……「ジョーカーは『犯罪者』『道化』『コメディアン』の3人が居た」。
もし、この映画の元ネタの1つがコミックの「スリー・ジョーカーズ」だとしたら……コミックで1人だけ生き残ったのは「コメディアン」としてのジョーカーだったが……この映画では……?