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【甘い人生 4Kレストア版】
少し前に、某Xで下記のような投稿を見掛けたんだが、この映画は、逆に食事シーンの使い方が巧い。
「大富豪が部下と飯を食う」シーンでも、例えば「これから仕事で上海に行くという事を、そのシーンで主人公に告げる≒おそらくは、その大富豪は中国企業との取引をやってるのでハレの食事は高級中華料理=中華料理の高級素材と言えば……」という理屈で、その食事シーンでは鮑料理が重要な役目を果たし、そして、食事中のなにげない言動から、最終的に「ムカツく中ボス」になるキャラを観客に「こいつ死ねばいいのに」と思わせるように誘導している。
こんな感じで、食事シーンというのは「そいつがどういう奴か??」「作者が『こいつ死ねばいいのに』『何か、こいつ怪しくね??』と思って欲しいキャラは誰か」を台詞で説明せずに描くのに適してるのだ。
その他、小道具の使い方も巧い(主人公の上司の愛人が、主人公の上司からプレゼントされたある日用品と同じ……ただしデザインが違うモノを、わざわざ買おうとする≒もう心が離れてる)ので非常に創作の参考になる。
x.com/zaikabou/status/18482124

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