イーロン・マスクも、トランプも、本音をいうと積極的に調べたり語ったりしたい相手ではない。そもそも面白くないからね。
それでも、かれらが調べなければならないほどの「重要人物」であることは、残念ながら事実である。
彼らがバカな発言をし、バカな行動をするたびに、世界は少しずつ不安定になり、混沌に近づいていく。
この退行がどこまで続くのか、それがおそろしい。
ワシントンポストはこの漫画を掲載できないメディアになった。富豪たちがオリガルヒになったアメリカで、これは検閲と言っていい気がする。
https://anntelnaes.substack.com/p/why-im-quitting-the-washington-post
Apple TV無料開放の日なので、気になっていた長編アニメーション映画「ウルフウォーカー」(2020年、アイルランド、ルクセンブルク、フランス)」を鑑賞した。引き込まれる。フォルムを強調したカトゥーン風の絵柄が魅力的。
タイトルの「ウルフウォーカー」はアイルランドの伝承の人狼を指す言葉。シナリオに「もののけ姫」の影響を若干感じる。イングランドとアイルランドの歴史の苛烈さがよく織り込まれている。アイルランドからイングランドへの、自然から文明への、女性から男性への、子どもから大人への異議申し立てが物語の骨格を作っている。
https://www.apple.com/tv-pr/originals/wolfwalkers/
思うことだけど、「自己責任論」の傷跡は深い。雨宮処凛氏も自己責任論に潰されたかけた一人だ。
この方の右翼パンクバンド時代を描いた「新しい神様」という映画を観たことがある。とても痛々しかった。しかし「抗議する」姿勢は理解した。
いまの雨宮処凛氏は左派言論人として、一貫して貧しい人々に目線を向けている。
私たちは自己責任論を反省し、自己責任論の新種の台頭に警戒する必要がある。
1月5日 13:08まで全文閲読可能
「正社員だけ救う」左翼へ絶望、オウムに羨望 雨宮処凛の1995年:朝日新聞デジタル https://digital.asahi.com/articles/ASSDV4Q7JSDVUCVL001M.html?ptoken=01JGQR0SZJM3MJJRC0G0E0P56V
POLITICO報道。
"イーロン・マスクは、2月23日に行われるドイツの予備選挙を前に、極右政党「ドイツのための選択肢(AfD)」の首相候補アリス・ワイデルとのライブ・ディスカッションを計画している。"
"AfDのワイデル党首のスポークスマンであるダニエル・タップ氏は、Xに関する話し合いは「非常に近いうちに行われる」と述べた。 時期は未定だが、「間違いなく」選挙前に行われるだろう、と彼は付け加えた。"
"マスクがAfDを支持したことで、トランプが保守派が主導する可能性が高いドイツの次期政権とどのように協力するのかが疑問視されている。 トランプは大統領就任1期目に、ドイツと当時のアンゲラ・メルケル首相に特別な反感を示した。"
https://www.politico.eu/article/elon-musk-discussion-german-far-right-leader-alice-weidel-x/
お題:「社会規範〜技術〜経済」のレイヤーで考える
社会規範:ニヒリズムの席巻
新自由主義が先進国に浸透して数十年。商業道徳は崩壊し「社会正義など存在しない。数字がすべて」のニヒリズムが世界を覆う。
技術:指数関数的な変革が終わる
それでもムーアの法則によるデジタルデバイスの指数関数的な性能向上が人々に希望を与えていた。だがもはやムーアの法則は終焉。デジタルデバイスの進化は減速している。
経済:デジタル寡占
いまやインターネットは世界人口の過半数に行き渡り、デジタル市場の拡大にも限界が見えてきた。そんな中、デジタル産業の主導権は一握りのビッグテック企業が寡占している。
考えられる結論は?
雑感:
「経済成長は七難隠す」という物の言い方があるが、デジタル分野は技術も市場も成長しており、相対的に希望がある分野に見えていた。そのボーナス期もおしまいだ。私たちには新しい考え方、新しい希望が必要だ。
私の意見は、「技術や経済に優越する社会正義を取り戻すことから始めるのがいいアイデアではないか」というものです。技術と経済「だけ」では、私たちが抱えている問題群は解決できません。
ポルトガルの詩人と画家が作った絵本『戦争は、』のメイキング動画。
https://www.youtube.com/watch?v=OgHUbGb9LT4&feature=youtu.be
動画から、私人の言葉を。
戦争は、日常をずたずたにする
戦争は、自分がどこで恐れられ、歓迎されるのかを よくわかっている
戦争は、ありとあらゆる恐怖が集まって 残忍な姿に化けたものだ
戦争は、憎しみ 野心 恨みを糧とする
戦争の本は 明るいだけでも 悲しいだけでもだめだ
不穏な本がいい
人を心配させ 注意をうながし 警戒させ 創造的であるべきだ
戦争が何千年にわたり 人類の愚行であり続けていると 知る2人の作家が作った本だ
戦争に奪わせないように 我々の声を 自由を 生命を
版元の岩波書店のページ
https://www.iwanami.co.jp/book/b643142.html
朝日新聞の紹介記事
https://www.asahi.com/sp/articles/DA3S15948124.html
翻訳者の木下眞穂による記事
物語を語らぬ絵本[『図書』2024年8月号より]
https://tanemaki.iwanami.co.jp/posts/8202
"(絵本の文を書いた) ジョゼ・ジョルジェ・レトリアは、(独裁政権時代のポルトガルで)シンガーソングライターとして、ジョゼ・アフォンソをはじめとする音楽家たちと連帯して反政府と反戦争を訴える音楽活動を、秘密警察の圧力に屈することなく続けた。"
人権について誰もが知っておくべき5つの重要な事実
https://www.unic.or.jp/news_press/features_backgrounders/51396/
あなたが知らなかったこと、誤解していたことが書かれているかもしれません。
私の最近のSNSの使い方。
Fedibird -- 「記録にとどめたい投稿」を選んで流しています。(Fediverseは原理的に「投稿を完全には消せない」作りなので)
@AkioHoshi
Bluesky -- 考えている途中段階の内容を気軽に投稿しています。読んでくれた方々の反応が盛んで、かつ自然なため。
@akiohoshi.bsky.social
X/Twitter -- ときどき情報をシェア。元々はここがメインだったが、最近はアルゴリズムによる強調が強すぎ、考えながら書く使い方には合わない。バズるとトロール軍団が襲ってくるのは閉口する。
@AkioHoshi
Threads -- あまり使っていません。アルゴリズムの強調が強い。Fediverseにシェアしているので、内容を選んで投稿しています。
@akiohoshi@threads.net
Facebook -- たまに投稿しています。仕事つながりの人が多いので。ここもアルゴリズムの強調が強い。
https://www.facebook.com/login/?next=https://www.facebook.com/AkioHoshi/
mixi2 -- どういう使い方ができるか様子見です。アルゴリズムの強調が(いまのところ)なく、絵文字などのリアクションで感情的なつながりを強調するSNS。
@AkioHoshi
「しかし、公正な税制なしに、どうやって福祉国家を作り、セーフティーネットのコストをまかなえるのでしょうか。」
https://courrier.jp/news/archives/199350/
「お金を刷るほうが、新しい税制、新しい労働法、新しい企業統治について合意を形成していくより楽ですからね。
ただ、この方法には限界があります。この10年間で金融機関が何行も救済されましたが、それで格差拡大の問題や気候変動の問題は解決したでしょうか。答えはノーですよね。むしろ、お金持ちがさらにお金持ちになり、二酸化炭素を大量排出する産業への投資も増えました。
たしかに金融政策のおかげで金融システムの崩壊を防げた側面はありますが、金融崩壊を防ぐというのは目標としてはあまりにも低すぎるのです」
ITジャーナリストです。
仕事リスト:https://note.com/akiohoshi/n/nebac412b6c12