『いつも彼らはどこかに』感想日記 

「断食蝸牛」は身の毛がよだつほどの描写だった。触角に寄生しイモムシのような見た目になり、光の走行性をもち木の上へ登り、鳥へ食べられるという寄生虫は本当にいることを知っていた。ゾワゾワして居ても立っても居られなかった。おぞましい。
作中の自分が台無しにしてしまうのに為すすべ無く、敵視している下働きの女性よりも彼のため蝸牛のために何もすることができない。絶望感とグロテスクさがものすごくて一番印象に残っている。
「ビーバーの小枝」は爽やかな自然描写と穏やかな人間という感じで読んでいて心地よかった。

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ミニドラSOS 感想日記 

ドラミちゃんがかわいい!ミニドラがかわいい!ミニドラは小さくてドラえもんと違って話せないから拾ってきた小動物感があってかわいい。それをこどもたちが遊んであげるみたいな感じが冒険になる。
やはりドラえもんは子供たちの拙いところや幼い価値観を諫めてくれる保護者の感覚があって安定しているのだなと改めて思った。ミニドラは幼く無秩序で無邪気であり、のびすけさんたちのほうが保護しなければならない立場でまた違ったお話でかわいかった。
あとミニドラは人間の心がわからないから……。生命の危機で泣き叫んでいてもわからないんですよね。ドラえもんとドラミちゃんの人間の情緒への理解度や共感のアプローチって本当によくできている。成熟してるんだなって思った。

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