奈倉 (…)ロシアではリモーノフとかプリレーピンとか「思想的に問題だらけだけどそういう作家もいていい」と言われていた作家がいて、でも社会が悪くなると彼らがウリツカヤとかの「真面目な」作家を糾弾・排除して、それが政治利用されるようになった。そういうのを見てきたから深く考えざるをえないんです。でもほんとうは読書って、作中の人物と喧嘩しながら読むのもありなはずですし、作風や思想を理由に排除しあうようにはなりたくない。だから「今の選書に入りづらい本」を選びたい気持ちも残るんです。
藤井 アメリカではアスペン・ワーズ文学賞という賞が二〇一八年にできて、これは基本的には人権問題なんかを中心としたフィクションに贈られる賞なんです。これが象徴的なように思いますが、小説と人権がかなり近いものとして、少なくともここ五、六年は論じられている。それは読者の感覚にも近いのだと思います。ウエルベックを選べないという奈倉さんの話を聞いて、そういったことも関係していると思いましたね。
ーー文藝・2024秋号の鼎談「見えない大きな暴力を書きとめる」より
話の通じなさの解像度が上がった。
上がったけど解決したわけではない。違うということがわかったね、という話。今回も楽しかった
https://open.spotify.com/episode/5dLeIZWMpBW46iaL2F3sbg?si=svJTZ9sbRviFgCnNCEdOGw
アテンションエコノミーの行き着く先を見たみたいな選挙だったなと思ったらNHKも同じこと言ってた 注目度を換金する仕組み自体を規制した方がよさげ
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240705/k10014501311000.html
本、漫画を読みます。お家が好きなインドア派。趣味散歩。二次創作も嗜みます