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昨晩はメディキュットでふくらはぎの血行を促進しつつ「きつねとたぬきのいいなづけ3」を読み終えてから寝た。
3巻後半からの民俗学的展開にゾクっとした。高尾山ということはあの神様は天狗なんだな。おばあがナツネの頭をのぞいた時の表現が漫画ならではの手法であるんだけどそれにしてもいまふうだな〜と思った。同人作家たちがデジタル原稿の進捗を上げるやつを思い出した。

「長いお別れ」読み終わった。様式美!最後のオチみたいなところの会話とか言いまわし全てが最高に村上春樹だった。全体的にも男性登場人物たちは皆作者の中にある理想の男の分身であり女性登場人物たちは知的でいて尻軽なところもそう。こんなにマネてていいのか!と逆にすがすがしいくらい同じで好きなんですねわかりましたってなった。アメリカをアメリカ以外の目線からオシャレに書くみたいなキザさ?とか。アメリカで春樹が人気なのはこういう古典を受け継いでいるからなんだなとオールドファッションというのかよくわからないけどアメリカ人の律儀さを思った。

昼、強烈な眠気からのいま起床で舌の先に口内炎とまた熱が出そうな風邪の感じがある。なんかここにきて体調の悪さが噴出しているが出るなら出ろという感じ。

昨日からブックオフで買ってきた、花風社「続自閉っ子こういう風にできてます!」テンプルグランディン「自閉症感覚」柿内正午「プルーストを読む生活」を一気に読めるものはそう読みあとは交互に読みながら、あいまにコンビニで買った&premiumのinteriorの合本を目の保養に眺める。「プルースト〜」はまさかブックオフにあるなんてびっくりして値段も見ずに買ってしまった。ありがとう、売った人!欲しい人の手に無事渡りましたよ。あと読書の日記の一冊目もお願いしますどこかの本屋&新古書店!私が探してるよ〜出てこい。棚にあったらスッて抜くイメトレ&素振りして待ってます!!アマゾンだと倍くらいになってるんだけどあるにはある。もうちょっと定価に近い値段でプリーズ。

インテリア雑誌というのが本当に小学生の頃から好きでしょうがない。読むとこんな素敵なとこがどこかに実在しているということに生きる希望のようなものが湧いてくるのだがなんでかな。部屋の写真に対してその説明とかが小さく細く文字が並んでる雑誌全体のレイアウトとかがため息が出るほど好きすぎる。

「読書の日記」を昨日読み切ってから寝た。DN2と背表紙にあるので2冊目だったんだな、次は1冊目を買おうと思う。
お次はチャンドラーの「長いお別れ」清水訳で。さわりだけ読んで寝て、会社の行き帰りとお昼休憩時に読んでいる。亡きテリー・レノックスの為にコーヒーと煙草を用意するとこやばいかっこ良さこのキザさ、村上春樹が好きそう!わかる!って思った。クセになる格好つけ方なので、これを好きな人がたくさんをいるのわかるな〜って納得。読みながら片岡義男を思い出した。言いまわしはかっこいいんだけど私はもっと物騒で詩みたいな感じのBテランとかコーマックマッカーシーとかが好きだな。続きを読む。

日曜は上野と神楽坂の本屋めぐりした。その間の移動やら休憩に入った店やらで「富士日記を読む」と「ブックオフ大学ぶらぶら学部」を読み終える。ブックオフ私も気づくと4時間くらいいてへとへとになってそばにあるマックとかで甘いもの食べたり飲んだりすることあって私だけじゃなかったんだ〜って笑った 

女の子と女の人が強くて賢いやつは読んでて嬉しくなる。中学生くらいが読んでほしい気がする。

「心を病んだらいけないの? うつ病社会の処方箋」斉藤環 与那覇潤

図書館で借りて読む。買おうかと思っていて忘れてた本。
ジブリはけなげさ搾取。一見ヒューマニズムやエコロジーにも見えるが勤労=人生修行=人間の条件みたいな価値観であり、楽しいことを仕事にというインフルエンサー系と辛くても人生修行だとするジブリアニメ系はあきらめさせない装置として囚われているという構図はどちらも同じというのがジブリが好きと思う私にも腑に落ちる。

AIが人間に近づくではなく人間がAIに近づく。自分の行為の意を考えず統計上やったら褒められそうなことを繰り返し続けるのがいちばん効率のいいライフハックだと機能する自己啓発本的な優秀な人間の賛美をしているのはAIによる失業より深刻であり、人を洗脳するにはいまだに人力じゃないと無理だというのに深く頷く。
オープンダイアローグやハームリダクションに興味があったので参考文献がありがたい。「中動態の世界」は難しいなぁと思って積読になってるから引っ張り出してこよう

「しょぼい生活革命」内田樹×えらいてんちょう 晶文社

自分が考えつかないような思考回路の人たちが話している様を読みのは楽しい。
無関心な礼儀正しさの大切さ。複雑な現実は簡単には説明できないのに話を簡単にできる人間にしか発言機会を与えない様子はビジネスモデルがネズミ講なのだというところは上手いこと言うなあと思った。

昨日食あたりの腹痛と嘔吐が治まってから横になって本屋を読んだ。何も考えなくていい日記本にした。
「オーストリア滞在記」中谷美紀
私はTVではこの人と柴咲コウを見分けられないんだけど、大変な美食家なんですねえということを知った。継娘のためにも美しいドイツ語習得を目指してオンライン受講している真面目ぶりにも好感。

「イエス伝」おもしろいな〜。新約聖書引っ張り出してきて該当箇所周辺を読み返しながら読むともっとおもしろい。こういう関連のを読むたび旧約とコーランもほしいなあと思ってしまう 

藤本和子「イリノイ遠景近景」

この中の「金山の天使島」「サリーあるいはユップ」はどちらもそれぞれ2時間半くらいの映画を観ているくらい濃い。どうやって何度聴くとこのように書けるのだろう。翻訳の作業に近いのでは?と思ってしまう。戦争、移民それらに関連した死や、生き延びるすべ、悲しみについて読む者をハッとさせそのあとに続く「ベルリン記」を読めば、さらに深く理解でき沁みてくるような、文庫の収録順も素晴らしい。

村田沙耶香「地球星人」
私からすると結末の内容に衝撃を受けるというよりも、そうなる道すじが優しく理路整然として筋が通った話なので、安心して心を預けて読むことができる。地球星人、適応した人や社会から捨てられたら生きていけないという漠然とした恐怖。それなのに何があっても生き延びるのだと思っていることが、健気で泣けてくる。工場に適応して生きている人たちに関して感じていることが自分と似ていたのですんなり共感する。清潔な結婚、コンビニ人間、生命式を読んでからこれを読んだので、著者の中で手を替え品を替えずっと書いていきたい内容なのだろうと思う
 

「ザリガニの鳴くところ」と「目の見えない白鳥さんとアートを見にいく」を読み終える。
私は自分がたったいま正気かどうかを確認したい為に、読んだり書いたり他人と話したりして、自分が存在してるかを確認して安心したい。
人生は荒野だけど荒野は、孤独は、悪くないと思っている 

谷川俊太郎の詩が好きなので、「生きる」の獣が神々しくかつ人懐こい感じもあり嬉しかった。 

「みんなが手話で話した島」はイギリスから移って来た人たち、というのがこないだ観た「聖なる証」のラストをふと思い出させた。

続いて、藤本和子「イリノイ遠景近景」を読み始める。
美味しいものを食べるみたいに読む。読むと頭の中に広がる人や景色やをすみずみまで見渡したくなる。つきはなすような、そっけないようでいて優しい。ここに相手と向き合おうとする誠実な人がいるんだ、とこの人の本を読む時いつも安心する

サラ・スピンカーの短編集「いずれすべては海の中に」をもったいなくてゆっくり読んでたけど読み終えた。なかでもいちばん好きなのは「そして(Nマイナス1)人しかいなくなった」こういう同じ人大集合みたいなマルチバースの話もっと読みたい

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