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藤本和子「イリノイ遠景近景」

この中の「金山の天使島」「サリーあるいはユップ」はどちらもそれぞれ2時間半くらいの映画を観ているくらい濃い。どうやって何度聴くとこのように書けるのだろう。翻訳の作業に近いのでは?と思ってしまう。戦争、移民それらに関連した死や、生き延びるすべ、悲しみについて読む者をハッとさせそのあとに続く「ベルリン記」を読めば、さらに深く理解でき沁みてくるような、文庫の収録順も素晴らしい。

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