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そもそも一般上映のスケジュール全然出てないから北米公開も10月とかなのかな

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ANORAパルムドール受賞したし、早めに日本公開されるかな……

『トラペジウム』アイドルとして成功するために必要なやる気と実力と運のバランスの絶妙さが、元アイドルによる原作という前提がなければ難しい感じがあったし、運による細い勝ち筋にすがるしかなかった主人公の切実さと、その一方でその背景がほとんど語られないのが良かったな。

『劇場版 ウマ娘 プリティーダービー 新時代の扉』アニメーションの歪みと省略の美しさを十全に見せてくれて本当にありがとうという感じだった。 

崩しによる速さの表現とか、感情に伴ってきゃらのフォルムがぐにゃぐにゃ変わる感じとか、サイコサスペンスぽい過剰めなレイアウトをシンプルな描線をきれいな背景でおしゃれに見せる感じとか、とにかくアニメーション表現として好みなところが多くて良かった。メンターとしてのフジキセキとアグネスタキオンを重ねた筋書きもうまく脚色してますね…という感想。

7、8年ぶりに文フリ行ったら人の多さと文学の圧に完全にやられ一瞬で具合悪くなってその後ピクニックアットハンギングロック見に行ったのに爆睡してしまったし、トラペジウムも見る予定だったけど大人しく帰宅した

『胸騒ぎ』デンマーク人の一家が旅行先のイタリアで知り合ったオランダ人一家の自宅に招待される。週末を過ごすうちに違和感が積み重なっていき、という話。中盤までのオランダ人一家の絶妙な嫌な感じが積み上がっていく感じはすごく良い。 

子供もいてイタリアにバケーションに行く経済的な余裕もあってベジタリアンにも理解を示すこの一家は自分たちと同質性が高いはずだという先入観だったり、デンマーク人家族の夫の事なかれ主義感だったり、まぁこっちに全く落ち度が無いわけではないしみたいな引け目によって逃げるチャンスを何度も逃し、引き返せない状況になってしまう、いわゆるゆでガエル的状況までに持っていくまでがすごく丁寧だし、冷え冷えとしたショットもかっこいい。
なんだけど、終盤でことが決定的になってしまってからが結構ご都合ぽいというかちょっと雑な感じがして少し心が冷めてしまった。まぁもう事態は決してるし、これ以上こねくり回しても仕方ないでしょってことなのかもしれないけど…。

『辰巳』遠藤雄弥は昔の柳葉敏郎みたいでかっこよかったけど2024年にこんな化石みたいな男のロマンチシズムをそのままお出しされてもなあという感じだった

『恋するプリテンダー』still woozyとかwet legとかもこもこした音のインディー・ポップが多めに使われてるのはフレッシュさあってよかった

『リンダはチキンがたべたい!』こういうふんわりとしたデザインのアニメーションじゃなかったらかなり深刻な気持ちになったと思うので、そういう意味でアニメーションでしかできないバランスと表現で良かった。しかし最近のフランスの映画を見ると、警察というものへの信頼が韓国以上になさそうで、大変そうだなという気持ちになる。

『恋するプリテンダー』現代の恋愛が難しすぎるため、ここまで周りがお膳立てしないと好意を明確にできないというところであったり、一周回って保守的(から騒ぎが元ネタだからそれはそうではあるんだけど)な感じがあった。 

恋愛むずい!周りに迷惑かけても馬鹿になるしかない!というのは良いと思うんだけど、それにしてはオーストラリア人の描写がアレだったり、シドニー・スウィーニーの姉のパートナーが東洋スピかぶれだったりと、本筋にそこまで関係ないところのノイズが結構多いのが気になってしまった。

『悪は存在しない』やっと見た。変なカメラワーク多いのと、間の味がいいので見てて楽しかったけど、後半ある人物の言動に対して何回か笑いが起きていて、渋谷の映画館でこの映画見てこういう人を笑うのはだいぶ悪いスノビズムなのでは…?いや、うーむ…というなんとも言えない気持ちになった。

リプリーのep.3、ぐだぐだ素人犯罪大好き人間として最高の回だった

しかし14歳の栞→異人たち→ゴッドランドときてなんで最後に陰陽師0を見てしまったんだろうな。陰陽師0、冒頭の一瞬昔の喋り方してたのに「当時の言葉ではわかりにくいのでここからは現代の喋り方で…」みたいなナレーション挟んで喋り方変わったのまじかよとなった。

『14歳の栞』再上映バージョンでようやっと見たけど、冒頭の動物の群れの映像と、「そのままを写した」みたいなテロップでうーんとなってしまったな

『RHEINGOLD ラインゴールド』続き 

これは私見ですが、ラッパーの中でも特にストリート系のギャングスタラッパーに求められるのは、そのリアルなストーリーだけでなくそれを如何に語るかというナラティブも必要不可欠で、この作品はその2つを得るまでの成長譚であるのかなと思います。
とはいえ、なかなかその軸は見えてこないので若干中だるみする部分もあるのですが、中盤からカターが頼ることになるアムスのクルド系マフィアの描写が秀逸で、特にとある場面で出てくる死体処理の手早さが怖くてとても良かったです。

『RHEINGOLD ラインゴールド』ドイツで活動するクルド人ラッパー・プロデューサーのカターの半生を描いた伝記映画。ファティ・アキン監督。 

ラッパーの立身出世を描いた話って、苦境に立たされている人物がヒップホップという手段に出会って自身の境遇と戦いながら音楽活動に打ち込み名声を得ていくという流れのものが多い印象だけれども、本作はその型とはちょっと違いました。
カターの両親が著名な音楽家ということもあって、子どものときにピアノを習っていたりと生活の中で音楽との関わりは多いんだけれども、作中ではちゃんとした曲作りのエピソードは2つくらいしかありません。というのもカターはどちらかといえばミュージシャンよりもDr. dreのようなプロデューサーを目指していて、また音楽をメイクマニーの手段として見ている節もあるんですよね。なので、曲作りの描写が少ない分、レーベルを立ち上げてプロデューサーとして成功しようとするカターがその資金を得ようとして徐々に首をしめられている様子がメインとなっているわけです。

サンデーで読んでたやつどんどん終わる

ゴーストバスターズ自体にも不安要素が多いし今見たら絶対楽しめないなと思ったので帰宅した

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デデデデがつまんなすぎてこの後予約してるゴーストバスターズ見るのやめて帰宅しようか考えるくらいテンションが下がった

『12日の殺人』フランスの田舎で若い女性が生きたまま火をつけられ殺されるという事件が起き、昇進したばかりの刑事とベテラン刑事のコンビが捜査にあたるが空振りが続くというあらすじ 

殺し方が残忍なので怨恨の線で捜査するんだけど、痴情のもつれがありそうな周囲の男性が全員被害者と肉体関係があり、かつその関係性も刑事側(と見ている人間)が思い浮かべるストーリーとは異なるので、刑事たちが常識を破壊されて徐々に壊れていくのがよかった。
常識では解決できない事件という観点ではドミニク・モル監督の前作『悪なき殺人』と共通する部分であり、事件にまつわるわかりやすいストーリーの否定という部分では『落下の解剖学』との共鳴を感じた。
『落下の解剖学』が犬の映画である一方で『12日の殺人』は猫が象徴的なモチーフとして使われているし。この2作品が続けてセザール賞を受賞しているというのはフランスの今の社会の反映なんですかね。

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