この世のつらみがすべてハラミやサラミになる呪文
どうやら書誌情報を管理してる団体みたいなところに登録されたようで、インテルネッツの海に放たれておりました(なんか恥ずかしいからマストドーンでのみ報告)。ただいま絶賛ゲラ修正作業中。予定通り進めば4月下旬、村上春樹の新作が発売されて盛り上がり、少し盛り下がった頃に刊行です。当然のことながらlighthouseでも予約は取りますが、個人的には(無理せず通える範囲に本屋がある場合は)家の近くの本屋で注文して、本屋自身にこの本の存在を認知させてもらいたい気持ちが強いです。んー?なんだなんだー?なんか本屋の本だぞー?読んでみるかー?と本屋自身がなること(そして本屋の意識が変わること)、それがこの本の意図なので。まあ、そんなことよりゲラ修正を終わらせろ、という話なのですが。あと確定申告と、各種文字起こし、『灯台より』関連の原稿赤入れなどなど。せきぐちはめのまえがまっくらになった。
ちなみに大多数がたのしく読める本は字が(少)ない本だよ!『たぶの里』とかね!こういうのをコスパがよいと判断するかどうかはわからんけど!だからコスパという尺度自体が本との相性悪いよね!
ビジネスで成功するためにはSNSでバズることが要件となってしまったため、バズりを狙った企画や宣伝が精査されることなく濫発されるようになり、結果として壊してはいけないものを壊しまくっている、というのが現在進行形の社会の状況なのだろう。
『本屋・アナキズム・革命』
【序文】
とっくの昔に答えは出ている。我々は、はたらかないでたらふく食べれるようになるべきなのだ。不労所得、ということではない。不労無得でよい。あるいは、不労無得がよい。なんも得ずとも、生きていられる。そこを基本条件とすべきなのだ。
もちろん実現は簡単ではない。現状の社会システムが邪魔をする。夢物語だと嘲笑されもするだろう。しかし大谷翔平がメジャーリーグで50-50などという大記録を達成したのも、幼少期になんらかのとてつもない夢を抱いたからにほかならない。まずは大志を抱け。そののちに道筋を考えよう。いったい誰が、二刀流の野球選手がメジャーリーグで前人未到の記録を連発するなどと予測できただろうか。おそらく大谷本人だけがそれを信じていた。そして歩き続けている。
ならば我々にもできるはずだ。不労無得で生きていく。はたらかないで、たらふく食べたい。ホームランなど打てなくてよい。打ちたい者は打てばよい。公園で石を積みつづけたい。無駄。鼻毛の長さを誇るべし。無為。本を読んでもよくわからなかった。無能。しかしそれでも革命は、いつでも始まりを待っている。憧れるのはやめられない。
はたらかないでたらふく食べれるのがいちばんだろうが!答えは出てんだよ!ふんぬ!
本屋lighthouseのナカノヒト。おぺんのおともだち。