尾脇秀和『女の氏名誕生』ちくま新書(2024)、読了。感想文を書きました。
すごく面白かったんだけど、引っかかるところもあった。
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佐光紀子『「家事のしすぎ」が日本を滅ぼす』光文社新書(2017)、読了。“「ちゃんと家事」プレッシャー”は、「誰のため」なのかと考えさせられた。
もう少し長い感想↓
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阪井裕一郎『結婚の社会学』ちくま新書(2024)を読んだ。面白かったー! 家族の「かたち」を問わず、家族の「働き」に注目する、という視点は、希望ある未来を作る鍵になるんじゃないかなと思った。少なくとも自分にとってはそう。覚えとこ。
終章に出てきた平成16年度・17年度のある調査結果はかなりショックだった。今は変わっているといいな…

感想文を書きました。
慣れない分野の本を読むのは時間がかかるけど、すごく勉強になった。
読書感想文『財政と民主主義』|katoyutaca.hatenablog.com/entr

姫岡とし子 著『ジェンダー史10講』岩波新書(2024)、読了。
いかに近代以後の社会においてジェンダー(規範、秩序)が隅々まで作用してきたのかが感じられる。それは当然、「歴史」の見方・述べられ方にも。女性史・ジェンダー史の歩み、及び、どんな切り口があってどんな成果が得られているのかを知ることができた。
もう少し長い感想↓
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久しぶりのブログ。
読書感想文『古代の女性官僚―女官の出世・結婚・引退』
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 岡野八代著『ケアの倫理―フェミニズムの政治思想』岩波新書(2024)読了。面白かった!
実を言うと買ったのは岩波新書のフェア目当てだったのだが、読んで本当に良かった。私には少々難しかったし、馴染みのない…どころか、「ケアの倫理」という言葉を今回初めて聞いたくらいだったので、ふわっとした理解ではあるのだけれど、視野を力ずくで広げられたような感覚。自分の考え方も見直させられるし、政治や社会に(改めて)腹も立ってくるけど、私はこういう、新たに世界の見え方を増やしてくれる本が好きだ。

ダニー・ネフセタイ著/永尾俊彦構成『イスラエル軍元兵士が語る非戦論』集英社新書(2023)
日本人のために書かれた本だと、日本人の一人として私は強く感じた。

『ストレス脳』(アンデシュ・ハンセン著、久山葉子訳、新潮新書)、読了。私のことをよく知っている人に以前お薦めされてた本で、ちょっと前に「どうもストレスが溜まってるなぁ~」という日が何日か続いたので読んでみた。結果、私にはすごく良かった。効いた。笑

 ジェシカ・ノーデル著・高橋璃子訳『無意識のバイアスを克服する』(河出書房新社,2023)読了。難しいかなーと身構えたけど、内容はかなり重い部分も多いものの文章は読み易くてどんどん読めた。
読んでいると悲しみと憤りが沸き上がり渦巻き、バイアスを無くしていくことの果てしなさと、バイアスの有害性を認識している気配すらなかなか感じられないこの国のことを思って気が遠くなるのだけど、それ以上に元気/勇気づけられる本だった。活を入れられる感じ。
個人的にすごく思ったのは、自分自身が持ってしまっているバイアスを減らしていきたい!!ということ。というのも、きっと他人に対しても、自分が無意識のうちに持つバイアスのせいで仲良くなれるはずの人と繋がれなかったことがこれまでたくさんあったのだろうし、自分に対しても無意識のうちに可能性を狭めてしまっていたことがあったのだろうなと思ったから。もちろん自分が変わることによって少しでも社会を変えていきたいし、自分が変わるためにも社会にも変わっていってほしいわけですが。
ふいに道元が出てきたのはびっくりした。

 『埋没した世界』(明石書店,2023)読了。境遇とか経験とか人生観とか、自分とは大きく異なるにもかかわらず、かつてないほどに共感するポイントが(数の面でも深さの面でも)あって、また同時に、自分にはない発想や感覚についての話でも、かつてないほどに腹に落ちる説明がなされていて、とにかく読めて良かった。あと、いちいち「自分の場合はどうかな…」と考えてしまうので読むのに時間がかかった

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