#読書 ジェシカ・ノーデル著・高橋璃子訳『無意識のバイアスを克服する』(河出書房新社,2023)読了。難しいかなーと身構えたけど、内容はかなり重い部分も多いものの文章は読み易くてどんどん読めた。
読んでいると悲しみと憤りが沸き上がり渦巻き、バイアスを無くしていくことの果てしなさと、バイアスの有害性を認識している気配すらなかなか感じられないこの国のことを思って気が遠くなるのだけど、それ以上に元気/勇気づけられる本だった。活を入れられる感じ。
個人的にすごく思ったのは、自分自身が持ってしまっているバイアスを減らしていきたい!!ということ。というのも、きっと他人に対しても、自分が無意識のうちに持つバイアスのせいで仲良くなれるはずの人と繋がれなかったことがこれまでたくさんあったのだろうし、自分に対しても無意識のうちに可能性を狭めてしまっていたことがあったのだろうなと思ったから。もちろん自分が変わることによって少しでも社会を変えていきたいし、自分が変わるためにも社会にも変わっていってほしいわけですが。
ふいに道元が出てきたのはびっくりした。