Twitterがイーロン・マスクの支配下に入ってから、米国の人たちはずいぶん脱Twitterを進めていて、自分たちのネットワークを構築するのに使いやすいSNSをいろいろと使うようになっているみたいだが(大手以外にも本当にたくさんのSNSがある。日本語圏では知られてないけど)、そんなふうに「SNSを選べる」立場にある人たちとは別の世界に住んでいる人たちがいて、そういう人たちが外部に通じる窓としてTwitterを使っている。例えばガザ地区の英語話者たち。イスラエル軍の爆撃が始まると即座にGaza Under Attackのハッシュタグが流れてきて、それで現地の情報がわかる、というのが、Twitterのハッシュタグができて以来、常態となった。それと同時に、ガザ地区の封鎖はますますアレなことになって、「現地からBBC記者が伝える」ということもほとんどなくなっていて、AJEも支局がイスラエルに爆撃されているし、Twitterがまさに唯一の情報源、っていう。
#August1stTweetOutDay 、正解にはアメリカの民主党主導ではなくて
・民主党支持のレイア姫コスプレアイコンの女性がblue vote(民主党支持者)にボイコットを呼び掛け
・マーク・ハミルがツイートを「全員でやろう」と拡散し
・レイア姫コスプレアイコンの女性もマーク・ハミルに乗り(そりゃ乗るだろう)
・ムーブメントになり
・日本の反トランスジェンダーアカウントが「民主党に利用される」と言い出す
です。
私が追った限りではもう民主党関係ないみたいなので遠慮なく乗っかっていいと思うよ
ニモーナのゴールデンロインくん、ここが好き🏳️🌈そして悲しい🥺
①いかにもヒーロー然としたビジュアルで登場。なるほど、これがマイノリティ主人公に対抗するディズニー王子様やな?と思いきや、めっちゃいい子。
②でも専守防衛みたいな教育を受けまくっているため、反射的に恋人の腕を切り落としてしまう悲しい。(でもメカの腕って最高だよね)
③ニモーナが変身したバリスターを行動だけで偽物だと見破る。愛が深い。先にコクったの君でしょ、知ってる。
④哀愁が漂うほど冷静で物静かと思いきや、心の中では「腕を!!切り落としたんだぞ!??ねーだろ!!!教育やばすぎ!!!」ってちゃんと動揺してる。
⑤でもマスキュリン教育を受けてるから気持ちを全然表に出せない悲しい。
⑥ニモーナに嫉妬するの可愛い。自分の魅力をわかってるつもりでわかってないタイプ。単にイケメンで優等生だからでしょ?と思ってるけどバリスターはお前のよさちゃんと分かってるよ、安心しな。
というわけで二人に幸せあれ。
サラ・ピンスカーの『いずれすべては海の中に』。図書館に返却してからも本当に素敵だったなあ……と幾度も反芻している。つくづくSF小説いいなと思った。三体もプロジェクト・ヘイル・メアリーもまだ読んでない私ですが、今は短編の方が気持ちに合うのかもしれない。
もう一回借りたいと思う本を買うのが近年の書籍購買作法になっているんですが、なんか段々ちょっと儀式っぽくなってきてて、ファン・ジョンウンの『ディディの傘』に収録されてる本棚に取っておく本を選ぶやり方のあの感じを思い出す。
絶対に好きに決まってると確信して借りた本を読了して心を奪われてる。記憶のアーカイブとしての料理本。
著者は日本人とレバノン人の共通項として『福祉民族』という表現を用いている。「日本は福祉国家ではなく、福祉民族だ」とル・モンド紙の論説にあったそうで。
「国家は自らの責任を放棄している。国がそれでもどうにか機能しているのは、人々が助け合い、なんとかやりくりして解決策を見つけているからだ」
「都市計画に対する国家の無関心、公共空間の不在、選挙の進め方、社会を覆っているタブー、政府が国民を尊重していないこと、多くのカタストロフが続いたために、あらゆるものはいずれなくなるという意識が強くあり、それが国民の一種の諦念にもつながり、結果として指導者に都合の良い状況を生んでいること」
レバノン料理は自分にとってライトだけれど現地の人に言うと否定され、和食はライトと言われるが日本に帰るたび太るというくだりは、その分析の言語化具合がおもしろい。
「外部から食文化に出会う者は、敬意を持って、一種理想的なやり方でその料理に接するのに対し、その食文化の内部にいる人は、食べ過ぎたり、偏った食事をしたり、飲み過ぎたりなど、逸脱しても許されるとみなしているのだ」