[#1]ゴーストフィクサーズ - 田中靖規 | 少年ジャンプ+ [ https://shonenjumpplus.com/episode/9324103658562874562 ]
『サマータイムレンダ』の作者による新連載。そのままSCP的な題材でキャラも良くて85ページでも短いと思うぐらい。最高。
追加の考察など
ちなみに最後、テナントビル工事のお知らせで地下2階建てになる(現状は地下室なしの地上2階建てのみなので新たに地下を掘る)というのが、つまり「今の地層を掘り尽くしたので一旦移転先で掘りつつ、テナント工事が完了したら戻ってきて更に深く掘る」という意味と理解しました。パティシエの目的は更に深い地層を使うことでケーキがどう変化するかを確認することであって、ケーキ内に色々混入してしまうのは不可抗力で意図したものではない、と解釈したけどこのへんは人によって受け取り方が違うと思う(ケーキは副産物でメインは出土品という考え方もありそう)
しかし意外とこのギミックに気付いていない人が多い。いや、気付いているけどそこに面白さを感じなくて「もっと何かあるのでは?」と悩んでるだけなのかも知れない。「分からない」と書いている人がどこまで分かってるのかこちらには分からないので……。
以下ネタバレ感想というか解説
ヘクセン(Hexen)はドイツ語で「魔女」の意味。つまりこのケーキ屋さんは、掘った地層を魔法でケーキに変えていて、あらかた掘り尽くしたので店を移転して新しい地層を掘り出した、ということ。どこを掘るかでケーキの味が変わるしいろいろ混ざってくる。最後の一コマが地面の下を写していて、その前のコマではスマホ画面で地形が分かるように描写されている(よく見ると川に削られた土地であることが分かり、地層が露出しているであろうことが予想される)。仕掛けに気付いて読み直すとあちこちにヒントが散りばめられていて面白い。
妻の感想は「どういうこと?」だったので、伝わらない人がいるかもしれない。解説読んでやっと分かったという人とはちょっと感動を共有できないかも知れない。すごくピーキーな作品だと思う。
室外機室さんの作品はこれまでもこういう「日常に突如入り込んでくる非日常」がテーマだったけど、今回はまた新しい仕掛けになっていて楽しかった。次回作も期待してます。
コミティア147で買って最後のページ見た瞬間に変な声が出た「パティスリー・ヘクセン」(室外機室 / ちょめ)がとなりのヤングジャンプに載ってる!読んで! https://tonarinoyj.jp/episode/2550689798287081413
'The Boy and the Heron' | Scene at The Academy https://www.youtube.com/watch?si=eiCNtqKqtwQCcpRr&v=HfQvAKlCqtU&feature=youtu.be
アカデミー賞に関連して公開された、『君たちはどう生きるか』の曲についての久石譲のインタビュー。なかなか本質に触れていて面白いので映画を観た人は是非。
PTAのあり方は変わるべきだと思うけれど、無くしてしまうと有事に徒党を組めないので安易に廃止すべきではないという話 https://togetter.com/li/2324919
うちは超優秀なPTA会長(子供が多くて周辺の学校のPTA会長をもう10年以上歴任してる)のおかげで規模縮小して参加自由、会費なくしてカンパ制に移行して、そのぶんやる気ある人を中心に積極的にぶん回す方式に変更して成功してるけど、それは地域的に専業主婦が多く金銭的にも余裕のある家庭が多いところだから成立するところがある。ちょっと前に変にやる気のある無能がPTA会長になったときは酷かったので、今の会長がいなくなって今後何かあると問題に繋がりやすそうだけど時代の流れには逆らえず。ただ無くしてしまうと地域的な発言力が消えて何もできなくなるのでPTA自体は存続させることが大事だと思う。
「新幹線大爆破」リブート決定、監督・樋口真嗣×主演・草なぎ剛のNetflix映画に https://natalie.mu/eiga/news/562904
これはちょっと楽しみ。オリジナルが傑作中の傑作だけど、むしろ現代的なアレンジがあるとどう変わるのか観てみたくはある。オリジナルで国鉄はロケ拒否したけどJRはどうなんだろう、題材的にはかなりデリケートではあるけど。テロリズムは現代でも現実的な危機なのでどう料理するのかというところ。
トリアー作品
ラース・フォン・トリアーは初期の「エレメント・オブ・クライム」とか「キングダム」あたりでは計算ずくでキメキメな映像を撮ることで定評のある監督だったけど、一方で「エピデミック」のアドリブ重視な映像にも面白さがあった。それらの要素が実母の死をきっかけとして昇華されたのが「奇跡の海」以降の「黄金の心三部作」で、映像はハンディカムのみになって登場人物の間をたゆたうようになり、物語もよりプライベートなものとなって、観客の内面をより深くえぐるように変化した。「奇跡の海」は大学の映像の教授がオススメしてたので観たけど、大学になるとこういうのを平気で勧めてくるんだと驚いた記憶がある。なお最近のトリアーはちょっと吹っ切れてエンタメに走る余裕が見える(あれだけ否定していたBGMを普通にかけたりする)のでむしろ安心する。
2/25 コミティア147のご案内です。新刊は、3月に正式オープンする旧尾崎テオドラ邸の図解本です! #COMITIA147
詳細→ https://yoshidaseiji.fanbox.cc/posts/7496633
劇場版ハイキュー、昨日(公開初日)の成績だけでゴールデンカムイの初週合計を越え、ガンダムSEEDの初日の倍以上でSLAMDUNKのちょっと上、呪術廻戦の成績に迫る勢い。特典商法なので今後の推移に要注意だけど、100億超えの大ヒットは間違いないのでは。
実際ハイキューはこの決戦を描くために続けてきたアニメシリーズで、劇場版にして大成功ですね。昨日観に行った家族も大満足してたから、とりあえずファンは確実に満足できそう。ただこれまでの経緯をよく知らない一般層にどれだけ受けるか。僕は割と、知らない人が観てもそれなりに楽しめるんじゃないかと思うんだけどどうなんだろう。
H3ロケット試験機2号機打上げライブ中継
https://www.youtube.com/live/VtsUTvZRcJM?si=RjhMeA80uZljG8Jv
はじまた。あと50分ほど、9時22分過ぎに打ち上げ予定。
イラストレータ、背景グラフィッカ、ちなヤク
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