@yoshiomiyake フランスで起きている運動の本当の重要性をはっきり説明して、ありがとうございます。
フランスで国民と支配エリート層の階級闘争がしばらく落着いてましたが、年金改悪は黄色いベスト活動やコロナ禍の不満溜まりを爆発させたみたいです。マクロン大統領は国を支える労働者の声に耳を貸さないと見られて、100%責任を持ってます。
引用の方、日本に20年以上在住のフランス人の方のようです。
それにしても、外国語(日本語)でも「階級闘争 lutte des classes」がごく自然に出てくる所が、やはりフランスの方ですねー。
ご指摘の通り、マクロンの新自由主義政策によってただでさえ悪化していた格差と貧困、コロナ禍そしてウクライナ戦争での止まらないインフレ、そして止めに「掟破り」の年金改悪と来ました。
世論調査では7割が「改悪」反対、デモ・スト支持。マクロンの強権発動反対は8割。政治的には8割はほぼ「絶対多数」です。
23日のデモでは全国で350万人、パリでは80万人が参加。80の大学・400の高校がスト、50万人の高校生・大学生が街頭に溢れ出ました。スト参加率は6割です。(これ日本で言えば、全国で700万人、東京で160万人、100万人の高校生・大学生が街頭へ、となる)。
この数、1968年の5月革命以来、ともされる。
フランスのデモでは行進しながら「インターナショナル」を右派組合も歌う。フランス全土で350万人が「インターナショナル」を歌ったとなるとさぞ壮観だっただろう。
「インターナショナル」元来はパリコミューンに参加した人が作詞。
さて、治安権力と民衆の激突の構図が浮かび上がった今、マクロンはどう対処する?
QT: https://fedibird.com/@Nexus5/110082741454932905 [参照]
@yoshiomiyake 現状況をまとめてありがとうございます。正直、日本語で「階級闘争」の表現を使うのは初めて、調べたりもしました😅
350万人のデモ隊が全員インターナショナルを歌ったとは思えません。労働組合の行列は歌った、きっと。フランス国民は昨年89人の極右議員を議会に送り込んだことを忘れてはいけません。この人たちはインターナショナルを歌わないだろう。
現在、警察の弾圧に心配されています。警察は国民とマクロンとの間の最後の砦と見られています。
「ル・モンド」によるパリ第一学生の声
「政府が力の公使で街頭の民主的な意思表示を無視するなら、若者にとってどんな未来が待っているのか?」
「気候変動の上にこんなことま 若者が背負い込むのはあまりにもひどい」
この二つ、やはりフランスに特徴的。
まず「街頭の民主的な意思表示」。
英米、とりわけ日本では選挙の日以外には民衆に政治的参加は認められず、議会での多数決を「民主主義」と思い込む節がある。
街頭の民主主義、これは必ずしも仏だけに限らず、イタリア、スペイン、ギリシアなどアナーキズム的伝統が強い国では普通の発想ではある。
もう一つは年金改悪を大学生が「自分たちへの攻撃」と受け取ること。これは「シルバー・デモクラシー」などといった電通用語が浸透している日本と対照的。もしフランスで政府関係者が「50歳以上は死んでほしい」と発言したら間違いなく「革命」になるだろう。
歴史的に言えばフランス革命時の議会にはまだ政党はなかった。フイアン派、ジャコバン派という名称も大雑把なグループ。
であるから、パリの各コミューンの民衆のその都度の意思表示が議会へかなり直接入力された。
このシステムに恐怖し、「人民主権粉砕」を旗印に周囲の王朝が英国主導で結成したのが「対仏大同盟」。