学生の質問を大切にしたいので、質問が無かったら次にマイクを回す……、という方法で質問を受けつける時間をつくっている。しかし,60人の授業で2,3個出ればいい状況。質問が出ない時は話が面白くなかった、わからなかったのだと反省する。もっと質問を発生させられる素材と話し方をしなければ……。
学校が早く始まってほしい……。長い休み中によく聞かれる愚痴だ。それだけ子育てが厳しいということ。子どものことを愛していないということではない。国は何が厳しいのか、もっときちんと分析して、支援するべきだろう。お金の問題だけではないはず。例えば子どもが安心して遊べる場所の問題もある。
連休明けから運動会の練習が始まる学校が多い。新型コロナの影響で一時的に秋の運動会が増えたのだが、ここにきて再び春に行う学校が増えてきた。
また、最近は、ほとんどがお弁当無しの半日運動会だ。学校によっては午後から授業を行う学校もある。半日か一日かについては学生は意見が分かれる。
5月の連休明けは、教室が……、子どもたちが、落ち着かなくなっていると感じるかもしれません。学級の危機だ、このまま学級崩壊してしまうのではないか……、と心配になる人もいると思います。これは子どもたちが「荒れてきた」のではありません。「慣れてきた」のです。学級の前身のチャンスです。
子どもたちが言うことを聞いてくれない、保護者からは理不尽な批判が届く、同僚から「仕事ができない奴」と評価されているように感じる、自分は教師にむいていたのか……、と自分を責めることも多い。社会人+教師でいることの厳しさを感じる時期だ。この時期の自分への評価は甘くてよいのではないか。
子どもや若者たちには、どう生きるのかの提案していきたい。最新書籍「第2の進路指導」では、教師としてどう生きてきたのかを14人の「先生」に取材をして紹介。どの教師も自由と権利を大切にして生きている。未来を生きる子どもや若者たちに教えなければならないのは、自由と権利だということになる。
祖父が亡くなった時に父親が「こういうのは順番だから仕方がない…」とつぶやいていた。そしてその父親が亡くなり、その次になんと私の妹に先立たれた。順番を守れなかった妹。その次に、きちんと順番を守って亡くなった母。順番では、その次は私の番だけど、まだまだ私は長生きさせてもらうつもりだ。
本日、母親の一周忌。母が亡くなってから。もう一年がたつのか……。最後は私が一人で看取ることかできた。90歳を超えて、ひ孫に会わせることができたのが、一番の親孝行になったと思う。むこうでは、父親と、私の妹に出会えたのだろうか。私は、まだまだこちらでがんばるつもり。見守っていてほしい。
学校の「お酒の出る食事会」に参加するのは苦手。上の世代(団塊の世代)の自慢話を聞くのが特に嫌いだった。さらには、管理職のセクハラが許せず途中で帰ったこともあった。
最近は、こういった食事会は出ない人が増えている。気の合った人と会を開く人が増えている。それでいいのかもしれない。
「時代が私の価値観をつくっている」と、しみじみ思う。昭和の時代に生きて、昭和・平成に小学校教師をしていた。昭和・平成で通用していたのに今の時代には通用しない価値観が身体にしみついている。だから「女の子らしく」とか、「がんばればできる」とか、当たり前の表現として口にだしてしまう。
高齢者疑似体験グッズを使って子どもたちに指導したことがある。視覚障害ゴーグル、イヤーマフ、ゼッケン、重り付けベスト、前かがみ姿勢体験ベルト、ひじ・ひざサポーター、重りバンド、アルミ折りたたみ式ステッキ。正直に言うと、本当にこんなに動けなくなるのかなぁ…、と疑問に思っていた。反省。
4月病は、4月からストレスの解消を意識することが大事。入浴やアロマなど自律神経を整えるリラクセーションや軽い運動も効果的。予定を入れすぎず睡眠をしっかりとって休息。アルコールに頼るのではなく、一緒に食事に行ける仲間とのコミュニケーションが大切だ。何よりも規則正しい生活を心がけよう。
5月病が4月病として一か月早まってしまうのは、日本の職場や学校に問題はないか真摯に向き合ってみることが大切。病気になるのは、なったやつが悪い、自己責任だ...と決めつける前に......、確かにコミュニケーション力の弱さはあるにしても、今どきの若者たちの思いを真剣に聞くことがあっても良い。
「5月病ならぬ4月病」になる若者が増えている。社会に出てからの一ヶ月だけでなく、高校や大学に入学してからの一ヶ月、朝が起きれない、体がだるい、眠れない、時には微熱が続く...、などの体調不良が出て、メンタルな面でも、やる気が出ない、外に出たくない、人と会いたくない...等々の症状も出る。
薬を、朝は8種類、夕は4種類飲んでいる。50代の時に、心筋梗塞を起こしてから、関係した薬をずっと飲み続けている。先日その中の1種類がきれた。その薬を追加するのに3日かかってしまった。すると、あっという間に悪い症状が出てきてしまい、元気なのは薬のおかげだ……、ということを思い知らされた。
毎日、身体のどこかが痛い。今は歯が痛い。歯医者は毎月1回、他にも1~2カ月ごとに2種類の病院に通っている。歳をとるとはこういうことだと自分に言いきかせ、定期健診や痛みと上手につき合わなければならない。痛みは、健康でいたいという身体からの要求だととらえて、上手に応答しなければならない。
布団の中……、足元で何かが動く感じ。今月お別れした黒猫ヨシムネが布団の中に入ってきた時の感じだ。そっと足元をのぞいてみる。そのとたんふくらはぎが、つってしまった。仕事から帰ってきた時も、ドアを開けた時にいつも足元で待っている感じはまだ残っている。19年間一緒にいたからね。
子どもが発言している時に教師はどこを見ているのか、という問題。発言している子を見ているに決まっていると思うのですが実は違います。発言している子どもを見ながら、それを聞いているその他の子どもたちをノールックで見ていなければなりません。集団がどう反応しているのかも大切だったりします。
全体に話をする時の「立ち位置」は大切だ。常に全体を見渡せる場所で話すことが大切。しかし時には、意図的に子どもたちの後ろに回って話すこともある。
常に黒板の前でボソボソと話すのではなく、目的によって、立ち位置を工夫してみることが大切なことを先日の講義で話した。
「声を張りなさい」と、よく学生に指示する。若者たちは、声を前に飛ばして会場全体に響くような声を出すことが苦手だ。これはおそらく「声を張る」ということがよくわからないからだと思う。そこで「声の音階をミからソにあげなさい」と指示してみた。するとよく通る声を出すことができた。
大学で教師や保育士を目指す学生に教えてます。/見ばえのよい授業ができる「名人教師」ではなく、個性あふれる「名物教師」になろう!