展示テキスト“何世紀にもわたる人種的暴力と植民地主義に対し”、のナラティブに帝国主義が指摘される面を持つ社会改革運動としての民藝運動が取り込まれると私がパンクしましたダッシュ40分映像作品はあきらめて見た、しあすたー・げいつ展覚書き
文化村シネマでキリル・セレブレンニコフの『チャイコフスキーの妻』予告編がばんばんかかるのだが、作風からして幻視の中で悪妻アントニーナがチャイコフスキーの乳首をもいだりするのかなあ…とか考えてしまう。フィクションの悪影響(&記憶をお上品に修正していた)であります。
セレブレンニコフの名前はアンドレイ・クルコフ『侵略日記』に“善良なロシア人”のひとりとして出てくるのだった
今日はストレンジ・ウェイ・オブ・ライフ(作中の服&インテリアのスタイリングと壁の絵を見るのに忙しすぎた)に当てられてつい買った赤いバンダナを巻いています。先の週末ベロッキオの『夜の外側』(340分)に時間を蕩尽したついでに赤くてアカい服着ていればよかったかも。アカといえば、フィルム・ノワールを編集したファウンド・フッテージ映画『RAGTAG』を見終わった後、やれやれ概要に書いてあるような作中に示されたテーマは大体見ながら拾えたぞ、、とふんふん安心していたら「赤い恐怖」が丸々ぽっかり拾えていなくて少々ショックを受けたのでした。
https://cineuropa.org/en/video/429851/rdid/429284/
夏休みの前半は、赤ちゃん(やっぱり私が生んでいない)に授乳(私が産出していない母乳、または工業製品のミルクを)したり、泣くのを膝の上に乗せてゆすったりしながら、プレシアド『テスト・ジャンキー』を読んでいました。暑さで頭がくらくらしているせいかなわりと読みやすかったかも…?
ジャック・ハルバースタムの『失敗のクィアアート』「第五章 同性愛とファシズム」、がまさにドンピシャのためウオォとなりながら読んでます。第一章からずっと楽しい
8月ディーゼルギャラリーで、トム・オブ・フィンランドの自由な美しいゲイたちの前で感染する幸福の空気にうきうきしつつもレザーの黒い輝きの中にファシスト的な美を眼はうろうろ探し、一方でノスタルジーは線の取り方デフォルメと塗りにSNKの看板イラストレーター森気楼の参照(絵のギース・ハワードが死ぬ程セクシーだった理由だ)に向かい、気がついたらVRツアー「TOM House the VR Experience」VRゴーグルの盗難防止ケーブルにぐるぐる巻きになりギャラリースタッフの人に解いてもらって恥いるなど…
倉俣史朗の透明アクリルでできた『プラスチックの家具 洋服ダンス』(1968)の前で、フィリップ・ジョンソンの『ガラスの家』の前に立つアンディ・ウォーホル(1960)、講師の先生「この写真いいでしょ!!!」が、プロジェクターで映し出された時もウケたし(クローゼットの認識論)、『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』(2016)、ベン・アフレック演じるブルース・ウェインが湖畔のスケスケでゴージャスな家の中に居る遠景ショット、で映画館で腹が捩れるほどひとりで笑っていたことも思い出す。
なんで私が笑っているか分かるけど分からないでしょ?
https://filmandfurniture.com/2016/03/batmans-taste-in-modernist-furniture-revealed-in-google-maps-tour-of-bruce-waynes-house-from-batman-v-superman/
「ワイヤレススピーカーを内蔵した人工石が部屋の真ん中に置かれ、フィリップ・パレーノ執筆、俳優村上純子の声(日本語版)による、オートマトンについてのテキストを語ります。」
http://www.watarium.co.jp/exhibition/1910pareno/index.html
このテキスト。現在開催中12月までの会期中に箱根ポーラ美術館に辿り着けますように
2019年ワタリウム美術館のフィリップ・パレーノ展の作品解説の紙が出てきた(しゃべる石 2018年)、な…なにも覚えていない…
収容所のあの奇妙な言葉「回教徒(Muselmann)」について書かれた文章と思ってふがふが読んでいると、第3章「燔祭としての原爆」で一挙にどこか遠い場所ではなく長崎の浦上地区に炸裂する天の光、犠牲/パッションに焼かれる燃え上がる文章へ変化する、ネットで無料で読めるPDFは『犠牲と身代わり—記憶できないものをめぐって』長田陽一
として書籍化されていたのかー
『燔祭/ホロコーストと応答可能性』
https://koka.repo.nii.ac.jp/records/146
『RICHLAND』、アメリカの「ハンフォード・サイト」核燃料生産を礎にする共同体から眼を離れず意見の異なる人々を映画の中に描くことを穏やかに達成するドキュメンタリー…多層のレイヤーとファットマンが炸裂した過去の地点から現在の足元まで押し寄せる多数の水脈を処理出来ず観てからほっといたのを、歴史の経験の否応ない違いを露わにした長崎市平和祈念式典の各国大使出席拒否のニュース&沸き立つSNSを受けて、さすがにな〜〜パンフレットを読みました
https://richland-movie.com/#
この特集上映、気は惹かれるけれど、メインタイトル作は避け……るかな。と、掲載の文字をろくに読んでいませんでしたが、併映3作の長編『ネプチューン・フロスト』が下記の景気の良さで、モリモリ釣られました。
>電子廃棄物キャンプの独裁者に立ち向かう奴隷労働者たちを描くSFパンク・ミュージカル。
>クィア・アフロフューチャリスト・Sci-Fiパンクミュージカル!
デボラ・ストラットマン監督作品もあるじゃないか。ぐ…
8/3〜8/16「人機の情動 /MAN MACHINE EMOTION 」
https://www.imageforum.co.jp/theatre/movies/7639/
他の場所に行く気があまりありません